キャリーミー(CarryMe)をお借りする機会がありまして、その感想を書いてみようと思います。
ミニベロ好きな人にはお馴染み、パシフィック社のミニベロブランドですね。一般的なミニベロは13~20インチのタイヤサイズですが、キャリーミーはなんと「8インチ(20cmちょい)!」という極小。Sサイズピザくらいの大きさです。

存在はずっと前から知っていましたが、さすがに走行には無理のある構造では…という印象を持っていました。と同時に、折りたたむとすごく小さくなるので、「とはいえ、最強の輪行マシンだろうなあ」という気持ちもあったり。
いつか乗ってみたかったキャリーミー。
以下、インプレッションです。
※縦長ロッカーにも入る!

※感動モノの小ささ&細さ
モデルは「エアータイヤ仕様¥98,780」と「ソリッドタイヤ仕様¥103,400」の2種類あって、エアータイヤ仕様が通常モデルです。
ソリッドタイヤ仕様は空気を入れる必要がないノーパンクタイヤですね。災害時とかに安心ですが、乗り心地はかなり固くなります。あと、ソリッドタイヤ仕様の重量は約9.1kgと、500g 重いです。
走っていると、歩行者に二度見されまくります。おっさんが乗っているので、若干、気恥ずかしさがありますね(汗)。
下のように、女性が乗るとめちゃくちゃ似合います。

※公式サイトより引用
家の周囲を5kmほど走りましたが、それだけでほどよく疲れます。
20km 走るのは現実的ではないです。シングルギアですしね。

試しにママチャリで走っている人の後ろに付いてみたら、たしかにちょうど同じスピード。なんだか、久しぶりにこの速度域で走った気がします。
シングルスピードなので、あっという間にトップになってしまいます。スポーティなミニベロに乗り慣れている身としては、もうちょっとスピードが出るといいな…と感じますが、こういうキャラの乗り物なので、これでいいのでしょう。
とはいえ、GCS Yokohamaさんの動画見ると分かる通り、なかなかの軽快感はありますし、走らせていて楽しい気分になります。
サイクリングロード、歩道、1本入った路地や住宅街のほうが安心して走れます。

川沿いの遊歩道を流してみたんですが、景色をゆったり眺められて、「あぁ、キャリーミーはこういう使い方が向いているな」と思いました。

街中のちょっとした坂なら問題なしですが、間違ってもダウンヒルはしないほうがいいでしょう(笑)。


レバーを引いた感覚もしっかりして、下りでも安心して止まりました。
出せる速度域から鑑みて、このブレーキで何の問題もないです。
荒れた道だとお尻が痛い。

きれいなアスファルトだと気持ち良く走れますね。

チャリチャリではなく、ミュィーーン…みたいな機械的な音です。
表現しにくいですが、良い音だなと感じました。
が、実際はもっと軽く感じますね。縦長でコンパクトなので、肩に掛けやすいからでしょう。「輪行が最強レベルでしやすいぞ…旅のお供にしたらあんなことも、こんなこともできるな…」と妄想が膨らみます。

付属のキャスターでスーツケースのようにコロコロと転がせるのもGOODです。
路面がきれいな場所に限りますが、建物内や駅構内でかなり重宝するはず。

ペンくらいの小さなキックスタンドがちゃんと装備されていて、機能はバッチリ。
きちんと自立してくれますし、不安さはまったくなし。動きもスムーズです。
フレームを折らないタイプで、くの字に曲げつつ、立ち上げるようにフォールディングします。キャスターの台座がちょうどよい感じに足となり、自立します。
安定性も高いので、このように玄関先に保管するのもアリですね。

なにしろA4サイズなので、生活スペースを取りません。楽器を置いている…くらいの感覚です。圧迫感もほぼないですね。

規定空気圧の記載はなかったですが、まあそこは良い感じに…ということなんでしょう(笑)。
そういえば…8インチ予備チューブって市販されているのかな…と思って、アマゾンで見たら、ふつうに売ってました(^^)。
観光地等で数キロ走って立ち止まり、散策してからまた走る…を繰り返す、そんなイメージです。
スピードは出ないし、登り坂は押して歩かねばなりませんが、「それでいいじゃないか、だってキャリーミーだもの」と思えます。
キャリーミーって、なんというか…自転車でもミニベロでもなく、【自分の脚の性能を少しだけ拡張してくれる器具】のように感じますね。
観光地で10km 歩くって相当大変で、途中で疲れてしまうのが、キャリーミーがあれば汗もほとんどかかずにさらっと移動できる。500m とか1km とかの細かな移動を繰り返すマシンとしては最高です。
しかも、縦長ロッカーにも入るので、「キャリーミー→電車→歩行→キャリーミー→電車…」と柔軟に切り替えつつ、最適な移動手段を選べられます。
そのままでも十分に小さいので、店先に駐輪しても邪魔にならないし、駐輪場のないカフェのような空間なら、「畳んで足元に置いておく」でもOK。これはめちゃくちゃ安心できます。

※公式サイトより引用
観光地以外でも、「ライブ会場や競技場」への移動手段にもなります。そういう会場って、たいてい駅からちょっと離れた場所にあることが多いですから。足元に保管すれば通行を妨げません。用途は無限に広がりそう。
ただし、輪行や会場内などに持ち込むときは、別売りのキャリーバック(¥7,150)が必要です。専用品なのでぴったり車体が収まるし、持ちやすいストラップがついてます。
使わないときは小さく折り畳めて(H30×W20㎝×D6㎝)、キャリーミー本体に装着できます。しかも、側袋にはメッシュポケットがあるので、わざわざリュックを背負う…などは不要。手ぶらで輪行できるのも、地味に嬉しいポイントです。
すでにロードバイクや多段変速のミニベロを持っている人で、「通常マシンとは別に、気楽なお出かけ用として」なら大いにアリです。

私個人でいうと、ダホンのEEZZ D3(3段変速)を所有しているので、キャリーミー的な用途はほぼカバーできるんですが、唯一敵わないのが「輪行のカンタンさ&旅先の移動手段としての手軽さ」。ここは相当に魅力的…。
EEZZ D3はほぼ10kg と1.4kg しか違わないものの、このわずかな差が駅構内の移動や乗り換え移動ではボディブローのように効いてくるんですよね。8キロ台を実現しているミニベロはかなりレアです。
「ロッカーに入れられる」という圧倒的優位性がじつに素晴らしい。そんじょそこらのミニベロは持ち合わせないメリットです。
私は……もうちょっと悩もうと思います(^^)
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ミニベロ好きな人にはお馴染み、パシフィック社のミニベロブランドですね。一般的なミニベロは13~20インチのタイヤサイズですが、キャリーミーはなんと「8インチ(20cmちょい)!」という極小。Sサイズピザくらいの大きさです。

存在はずっと前から知っていましたが、さすがに走行には無理のある構造では…という印象を持っていました。と同時に、折りたたむとすごく小さくなるので、「とはいえ、最強の輪行マシンだろうなあ」という気持ちもあったり。
いつか乗ってみたかったキャリーミー。
以下、インプレッションです。
目次
- カンタンにキャリーミーのスペックをば
- キャリーミーはめちゃくちゃ可愛い
- キャリーミーはロングライドマシンではない
- キャリーミーの速度域はママチャリとほぼ同じ
- 交通量の多い車道はキャリーミーだとやや怖い
- キャリーミーのハンドルはかなりピーキー
- キャリーミーのブレーキ性能は問題なし
- 段差はもちろん、ザラザラの路面は苦手
- キャリーミーのチェーンの音が独特
- 軽い!運びやすい!
- スタンドが便利
- キャリーミーの組み立てはカンタン&しっかり自立
- 8インチのタイヤの空気はどう入れるの?
- 旅に行きたくなる自転車、それがキャリーミー
- キャリーミーはどんな人にオススメか?
カンタンにキャリーミーのスペックをば
- タイヤサイズ:8インチ
- フレーム:アルミ
- ブレーキ:フロントがリム、リアがドラム
- 重量:8.6kg
- 折りたたんだサイズ:32cm(W) x 25cm(D) x 91cm(H)
※縦長ロッカーにも入る!

※感動モノの小ささ&細さ
モデルは「エアータイヤ仕様¥98,780」と「ソリッドタイヤ仕様¥103,400」の2種類あって、エアータイヤ仕様が通常モデルです。
ソリッドタイヤ仕様は空気を入れる必要がないノーパンクタイヤですね。災害時とかに安心ですが、乗り心地はかなり固くなります。あと、ソリッドタイヤ仕様の重量は約9.1kgと、500g 重いです。
キャリーミーはめちゃくちゃ可愛い
タイヤが小さいので、威圧感ほぼゼロ。とにかくかわいらしい。こんなにキュートなミニベロを他に知りません。走っていると、歩行者に二度見されまくります。おっさんが乗っているので、若干、気恥ずかしさがありますね(汗)。
下のように、女性が乗るとめちゃくちゃ似合います。

※公式サイトより引用
キャリーミーはロングライドマシンではない
20km ほど走ってくるか~と思って走り出して、100m の時点で「5km にしておこう」と思い直しました。やはり8インチだと長距離は厳しいです。家の周囲を5kmほど走りましたが、それだけでほどよく疲れます。
20km 走るのは現実的ではないです。シングルギアですしね。

キャリーミーの速度域はママチャリとほぼ同じ
キャリーミーの速度を表現しているブログなどを読むと、”26インチ3段ギヤのママチャリの軽いギヤに入れた感じの走り”と、書いてあります。実際走ってもそのとおりで、「ママチャリで流しているのと同じくらいだな」と感じました。試しにママチャリで走っている人の後ろに付いてみたら、たしかにちょうど同じスピード。なんだか、久しぶりにこの速度域で走った気がします。
シングルスピードなので、あっという間にトップになってしまいます。スポーティなミニベロに乗り慣れている身としては、もうちょっとスピードが出るといいな…と感じますが、こういうキャラの乗り物なので、これでいいのでしょう。
とはいえ、GCS Yokohamaさんの動画見ると分かる通り、なかなかの軽快感はありますし、走らせていて楽しい気分になります。
交通量の多い車道はキャリーミーだとやや怖い
車の流れに比べて相当遅いので、ちょっと怖い印象でした。EEZZ D3くらい3段ギアがあれば加減速できて恐怖感はなくなるんですけど、ママチャリスピードだとちょっと…かな。サイクリングロード、歩道、1本入った路地や住宅街のほうが安心して走れます。

川沿いの遊歩道を流してみたんですが、景色をゆったり眺められて、「あぁ、キャリーミーはこういう使い方が向いているな」と思いました。
キャリーミーのハンドルはかなりピーキー
ホイールの小ささ&ホイールベースの短さのせいで、下りで特に感じますね。片手を話すと不安定になるので、しっかりハンドルを握っていなければ…と緊張感が増します(笑)。
街中のちょっとした坂なら問題なしですが、間違ってもダウンヒルはしないほうがいいでしょう(笑)。
キャリーミーのブレーキ性能は問題なし
フロントがリム、リアがドラムブレーキです。

レバーを引いた感覚もしっかりして、下りでも安心して止まりました。
出せる速度域から鑑みて、このブレーキで何の問題もないです。
段差はもちろん、ザラザラの路面は苦手
タイヤサイズが小さく、エアボリュームも少ないので、当然ながらガタガタ道には敏感です。荒れた道だとお尻が痛い。

きれいなアスファルトだと気持ち良く走れますね。
キャリーミーのチェーンの音が独特
ふつうのよりも決めの細かい専用品でして、音がなんだかかっこいい。
チャリチャリではなく、ミュィーーン…みたいな機械的な音です。
表現しにくいですが、良い音だなと感じました。
軽い!運びやすい!
8.6kg という車重は、ボトルやサドルバッグを積んだ状態のロードバイクと同じくらい。なので、相当軽いです。が、実際はもっと軽く感じますね。縦長でコンパクトなので、肩に掛けやすいからでしょう。「輪行が最強レベルでしやすいぞ…旅のお供にしたらあんなことも、こんなこともできるな…」と妄想が膨らみます。

付属のキャスターでスーツケースのようにコロコロと転がせるのもGOODです。
路面がきれいな場所に限りますが、建物内や駅構内でかなり重宝するはず。
スタンドが便利
街中移動用の実用車なので、スタンドはマストです。
ペンくらいの小さなキックスタンドがちゃんと装備されていて、機能はバッチリ。
きちんと自立してくれますし、不安さはまったくなし。動きもスムーズです。
キャリーミーの組み立てはカンタン&しっかり自立
動画を数回見れば、すぐわかります。フレームを折らないタイプで、くの字に曲げつつ、立ち上げるようにフォールディングします。キャスターの台座がちょうどよい感じに足となり、自立します。
安定性も高いので、このように玄関先に保管するのもアリですね。

なにしろA4サイズなので、生活スペースを取りません。楽器を置いている…くらいの感覚です。圧迫感もほぼないですね。
8インチのタイヤの空気はどう入れるの?
米式バルブが採用されていて、キャリーミー専用チューブなんでしょうか、バルブがぐにっと曲がった状態で飛び出しているので、そこにグッとフロアポンプのヘッドを差し込むだけ。やりにくさはありません。
規定空気圧の記載はなかったですが、まあそこは良い感じに…ということなんでしょう(笑)。
そういえば…8インチ予備チューブって市販されているのかな…と思って、アマゾンで見たら、ふつうに売ってました(^^)。
旅に行きたくなる自転車、それがキャリーミー
キャリーミーは単体で長時間サイクリングする…よりも、短い移動を繰り返すのにベストな乗り物だと思いました。観光地等で数キロ走って立ち止まり、散策してからまた走る…を繰り返す、そんなイメージです。
スピードは出ないし、登り坂は押して歩かねばなりませんが、「それでいいじゃないか、だってキャリーミーだもの」と思えます。
キャリーミーって、なんというか…自転車でもミニベロでもなく、【自分の脚の性能を少しだけ拡張してくれる器具】のように感じますね。
観光地で10km 歩くって相当大変で、途中で疲れてしまうのが、キャリーミーがあれば汗もほとんどかかずにさらっと移動できる。500m とか1km とかの細かな移動を繰り返すマシンとしては最高です。
しかも、縦長ロッカーにも入るので、「キャリーミー→電車→歩行→キャリーミー→電車…」と柔軟に切り替えつつ、最適な移動手段を選べられます。
そのままでも十分に小さいので、店先に駐輪しても邪魔にならないし、駐輪場のないカフェのような空間なら、「畳んで足元に置いておく」でもOK。これはめちゃくちゃ安心できます。

※公式サイトより引用
観光地以外でも、「ライブ会場や競技場」への移動手段にもなります。そういう会場って、たいてい駅からちょっと離れた場所にあることが多いですから。足元に保管すれば通行を妨げません。用途は無限に広がりそう。
ただし、輪行や会場内などに持ち込むときは、別売りのキャリーバック(¥7,150)が必要です。専用品なのでぴったり車体が収まるし、持ちやすいストラップがついてます。
使わないときは小さく折り畳めて(H30×W20㎝×D6㎝)、キャリーミー本体に装着できます。しかも、側袋にはメッシュポケットがあるので、わざわざリュックを背負う…などは不要。手ぶらで輪行できるのも、地味に嬉しいポイントです。
キャリーミーはどんな人にオススメか?
万人向けではなく、正直、その人の用途によります。「サイクリングをメインに楽しもう、遠くにでかけたい」のなら、オススメしません。16インチ以上のミニベロにしたほうがいいでしょう。すでにロードバイクや多段変速のミニベロを持っている人で、「通常マシンとは別に、気楽なお出かけ用として」なら大いにアリです。

私個人でいうと、ダホンのEEZZ D3(3段変速)を所有しているので、キャリーミー的な用途はほぼカバーできるんですが、唯一敵わないのが「輪行のカンタンさ&旅先の移動手段としての手軽さ」。ここは相当に魅力的…。
EEZZ D3はほぼ10kg と1.4kg しか違わないものの、このわずかな差が駅構内の移動や乗り換え移動ではボディブローのように効いてくるんですよね。8キロ台を実現しているミニベロはかなりレアです。
「ロッカーに入れられる」という圧倒的優位性がじつに素晴らしい。そんじょそこらのミニベロは持ち合わせないメリットです。
私は……もうちょっと悩もうと思います(^^)
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コメント
コメント一覧 (6)
cyclegadget
が
しました
cyclegadget
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しました
cyclegadget
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しました
cyclegadget
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しました
cyclegadget
が
しました
これでグルメ一人旅したい…(*^^*)
cyclegadget
が
しました