オクサマのボードウォークにフロントディレイラーを装着して1ヶ月ほどになる。 詳細はこちらの記事をお読みいただくとして、カンタンにまとめると

  • フロントディレイラーにはマイクロシフト
  • 台座は中華製のモノ

を使って組み立てた。

55


かなり関係する記事

オクサマもボードウォーク、ブルホーン化とフロントダブル化のために入院す


フロントディレイラーの動作の負荷に耐えられるか、ずれたりしないかが最大の不安だった。飯能>>物見山>>越生を60キロほど走ってきたときは、何の問題もなくスパスパ変速でき、オクサマも「急坂が登れる!すごい!」と喜んでくれた。

フロントディレイラーがなかったころは、オクサマとのライドは坂をなるべく避け、基本はフラットなルートでしか組み立てられなかったのが、これでアップダウンのある道も走ることができる。

オクサマも「平坦路は飽きてきた。自然の豊かな山間部のほうが景色もいいし、でもそのためにはフロントの変速ができないとキツすぎる」と感じていたそうで、山への抵抗感が薄れている。

37
※物見山に向かう途中

サイクリングを始めたころは頑なに荒川CR以外を走ろうとせず、ヒルクライムに出かける私を「わざわざ苦しみに行くなんてアホじゃないの」という目で送り出していたのが、今はむしろ、「アップダウンがあるほうが、コースとして変化があって楽しい」という心変わりもしているようだ。

ただ、延々と2時間登りが続くほんまモンのヒルクライムにはまだ抵抗があるようで、「短めのアップとダウンが断続的に現れるくらいのコース」が彼女には理想らしい。

1715
※荒川

なにはともあれ、走れるコースが増えたことは良いニュース。さすがに白石峠とか奥多摩湖に連れて行こうとは思わないけど、秩父の峠をなるべく避けたルートとか、宇都宮>>日光の周遊コースとか、飯能>>越生あたりは問題なく走れるようになった。

ちなみに、「平坦しかない霞ヶ浦は積極的に行こうとは思わない」と話している。人間、変わるものである。

しかし、幸せは長くは続かなかった。物見山から帰宅して、ボードウォークを整備しているとき、バーコントローラーを動かしてもフロントディレイラーが左右に動くだけで、変速しないことに気づいた。チェーンがぴくりとも動かない。

07

どうやら台座が微妙にずれてしまったようだ。シフトワイヤーの負荷に耐え切れなかったということか・・・。 馴染みのショップに持ちこみ、診断してもらったところ、「たしかにずれている」と判明。

シートポスト側のベースとなる台座は固定されているのだが、フロントディレイラーとシフトワイヤーを固定しているほうの台座がぐらついている。

指で握ってグッと力をかけるとわずかに動いてしまう。なるほど、シフトワイヤーの動きについて来れていない。 ネジで留めてあるベース部分とアーム部分の接続箇所の固定力が不十分であることが原因と特定。

24-1

動いてほしくないのに動いてしまう理由は、アームの取り付け位置に幅を持たせてあるから。さまざまな形状のフレームで使えるように、親切心で可動域を多めにした設計がアダとなり、ズレやすい宿命を負ってしまったようだ。

しかも、ネジ1本の固定法なので、2本よりは当然固定力は弱い。まあ、構造的に2本のネジを使えないであろうから、仕方なかったのだとは思われる。増し締めすれば解消するかと一瞬希望を持ってしまったが、「すでにネジはしっかり閉まっているのでネジの問題ではない」と判明。

37

ベース部分とアーム部分の固定力をいかにして確保するかという課題を残し、ボードウォークは入院となってしまった。 なお、補足しておくとボードウォークにはほぼフロントディレイラー台座が入り込む余地がなく、装着がすごく難儀するし、そもそも適合する台座がほぼいないそうな。

金澤輪業は、たしか使えそうな台座があったと思う」と大将に教えてもらったが、取り寄せに時間がかかるのでとりあえず「実験のつもりで」仕入れた中華台座でテストしてみたわけ。  

39

びっくりするほど安かったので、仮にこの台座がお釈迦になっても諦めはつくものの、できれば再生してほしい。 「たぶん、直せるような気はします」というありがたいお言葉をもらった。

29


この件に関しては、引き続きレポートを続けます。