みなさまは、道路に書いてあるひし形のマークの意味をご存知だろうか?
2013年に行われた警視庁のアンケートでは、実に7割のドライバーが「知らない」と回答したそうで、つまり知っている人のほうが少ないことになる。
※画像引用元はウィキペディア
お恥ずかしい話だが、自分もずっと忘れてて、こないだの免許証更新手続きのとき、「そういや、そうだった」と気付かされた。
ひし形のマークは、信号機のない横断歩道や自転車横断帯があることを示している。つまり、「この先に横断している人がいるかもだから、注意してね」という予告である。交通の教則にもちゃんと載っている。
信号機のない横断歩道などの手前に2~3個続けて設けられる標示で、ウィキペディアによれば、「ひし形の対角線寸法は縦5m・横1.5mを標準とするが、広島県では縦4m・横1m、佐賀県では縦4m・横1.2mと小さめである。
外形線の肉厚も30cmが標準だが、佐賀県では15cm、石川県・山梨県・長野県・静岡県・広島県・山口県・熊本県では20cm」と、都道府県によってサイズがやや異なる。(ややこしい……)
あと、このマークには「幅員を狭く見せて、速度を抑制する効果」もあるそうな。なるほど、ちゃんと考えられているのである。
免許更新の教習のときには言われなかったけど、これ、軽車両である自転車も当然意識すべき標示だよね。だって、横断優先権は自転車ではなく、歩行者側にあるから。
自転車はどうしても「周囲からナメられる乗り物」であって、歩行者の方々もわりと平気で自転車の目の前を横切ったりする。
こちらを「どうせ遅い」と思っているのか、それとも「スピードを落としてくれるだろう」と都合よく解釈しているのか(あるいはその両方か)わからないけど、とにかく自転車で走っていると、老若男女好き勝手に横切られる。スピードが出るロードバイクであろうが、お構いなしだね。
よって、車以上に横断帯での減速は必須。
ときどき、ハンドルに肘を乗せて走るママチャリを見るけど、とっさにブレーキがかけられないし、ハンドル操作もできないので極めて危険。ひどい人になると、両肘をハンドルに乗せて、のんびりタバコをふかしながら走ってたりする。
ローディの方々はそんな乗り方はしないだろうけど、ドロップハンドルの水平部分を握って一休みする瞬間はあるじゃないですか。あれも市街地では危ないので、よっぽど安全な状況でないかぎりはブラケットを握っていたほうがいい。
※山道にも菱型マークはあります@嬬恋パノラマライン
自分がバーハンドル部分を握るのは、ひと気のない道でのヒルクライムとか、360度誰もいない状態でのサイクリングロードでのみにしている。
ということで、道路上の菱型のマークを見たら、そのちょっと先を意識して、いつも以上に安全運転を心がけてくだされ。
コメント
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街中ではあったら便利だろうなーってよく感じます。ふつうのドロップでは、怖くて街中では水平部分をなかなか持てないですよねー(;´Д`)