BOMA の Refale を2014年の1月に購入して約2年半になる。

基本的に雨天は乗らないし、こまめにメンテナンスもしているけど、やはり目に見えない部分での経年劣化はあるし、分解しないことには掃除できない場所もあるので、オーバーホールに出すことにした。作業をしてくれるのは、馴染みのショップのハクセン鳩ヶ谷。


途中段階の状態を見せてもらったんだけど、愛車のあまりの汚れっぷりに衝撃を受けた。


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なお、BOMA の Refale に決めるまでは紆余曲折があった。LOOKやパナソニックも候補に上がったんだけど、最終的にリファールに決めた顛末はこのへんに書いてある。



ベアリングは要交換&ヘッド内のサビが酷い

ヘッド内のサビがすごかった。垂れた汗がヘッドにどうしても染みこんでしまうそうで、メンテナンスあるあるだそうな。


作業してくれたメカニックのKさんは、「三本ローラーをよくやるでしょう?タオルを乗せて防止しているとは思いますが、影響がゼロではないと思いますよ」と話していた。


実際、中を見せてもらったけど、たしかに酷かった。


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※サビサビやんけ

あと、ベアリングもほぼダメになってて、ヘッドもBBも交換することにした。「使って使えなくはないけど、オーバーホールしたらまた数年は乗ると考えると…交換したほうがよいかも」というアドバイスにしたがって、総取り替えすることにした。


キャリパーブレーキのローラーも錆びてた

なかなか気づきにくい場所だけど、キャリパーを動かすスチール製のローラー部分もサビが見えていた。ここが錆びていると、ブレーキの動作に引っかかりを感じるようになってしまう。


ブレーキとタイヤは命を預ける重要なパーツなので、ケチらない」が信条の自分は、そこのサビもしっかり取り除いていただくことにした。


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※ここの汚れは、キャリパーブレーキをはずさないとなかなかできない


ためしに、掃除前と後のキャリパーブレーキを手で動かしてみたけど、びっくりするほどの差がある。


いくら晴れの日しか乗らないって決めていても、路面の濡れや湿気を拾ってしまうので、どんなロードバイクでもキャリパーブレーキのローラーのサビは避けて通れないらしい。せめて2年に1度はチェックするといいらしいよ。


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※掃除したキャリパーブレーキの動きの滑らかなこと!


ボトルホルダーの取り付けネジも錆びてた

なんと、ボトルケージのネジ穴すらも錆びていた。「ここはあまり錆びる場所ではないんですが…」とKさんは話していたので、やはり三本ローラーの影響があるのかもしれない。


というのも、ヘッドには汗防止のタオルをかぶせる習慣があるが、ボトルケージは何もしていない。しかし、考えてみればボトルケージはちょうど首元の真下にあって、汗がかかりやすい位置だから。


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※「塩の結晶ができてましたよ」とKさんは笑っていた(笑)

三本ローラーをする方は、ボトルケージに付着する汗に気をつけていただきたい。


リアディレイラーのねじ山も潰れていた

サビやベアリングの劣化は想像していたので、「まあ想定の範囲内」と受け止めることができたのだが、衝撃だったのがリアディレイラーのネジがぶっ壊れたまま乗っていたこと。

タップをかけておいたので、復活はしましたよ(*^^*)」というKさんの言葉に声に胸をなでおろしたが、そんなことってあるんすね…。


リアディレイラーって、そうそういじる場所じゃないから、故障の発見が遅れる可能性は十分にあるということが、遅ればせながら分かった。イベント前日とかでなくて、本当によかった。


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プーリーに固着した油汚れが手ごわかった

プーリーの汚れもかなり酷かったそうで、「落とすのにむっさ苦労しました…(Kさん)」とのことだった。リアディレイラーもプーリーも、入り組んだ構造をしているので、なかなか根本的に掃除できなくて、いつも悩む。

で、ついつい目に見える部分しか掃除せず、見えない部分の汚れが積算していくということなのだろう。


プロに解体してもらって、劣化も汚れもまっさらな状態に刷新してもらえるのは、やって思ったけどすごく気持ちいいし、安心できるね。お金はかかってしまうけど、それだけの価値がある。


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※Rotarのチェーンリングの裏側も、なかなか酷い汚れが付着していた


とくに、たくさんバイクに乗る人であればあるほど、傷むスピードは早くなるので、なおさら気にした方がいい。

完了したら、詳細をご報告します!