どんな趣味でもそうだけど、趣味は人生を豊かにする。
2010年からサイクリングにハマったけど、それまではサッカーとフットサルだった。
「自転車って子供のオモチャじゃないのかねぇ……。ペダルを回して走るなんて、学生までだと思うなぁ。大人になったら移動手段は車の一択でしょ。汗水たらして走ることが、楽しいとは思えない」
これが、サイクリングに出会う前の嘘偽りのない正直な気持ちだった。
サイクリングにどっぷりとハマってしまった今は、そのすばらしさがよくわかるのだが、それを上手に言い表した動画をGlobal Cycling Network が作ってくれていた。
120%同意してしまったので、ぜひ翻訳してご紹介したい。
5 Ways That Cycling Can Improve Your Life
サイクリングは健康寿命を伸ばしてくれる
考えて見れば当然のことで、サイクリングをすると自ずとカロリー消費が増えるし、「痩せよう」という意識が芽生え、健康的な食生活を送るようになる。
体中の筋肉をバランスよく使うし、体幹筋力も鍛えられるのもプラス。さらに、極めて快眠を得られるようになる。趣味に没頭すればするほど、健康になってしまうという素晴らしいスパイラルである。
「自転車 ダイエット」でAmazon検索すると、案の定マッチする書籍はチラホラ見つかるね。
友だちが増える
最初はソロで乗り始めるものだし、マイペースで楽しめるのがサイクリングの良いところ。でも、仲間とともに走る楽しさは一人では味わえない特別な体験だ。
たぶん、サイクリングって食事に似てて、美味しいものを一人で食べても当然美味しいんだけど、誰かと一緒に食べるとさらに美味しく感じるだろう。サイクリングもそれと同じ。キツい坂は楽になり、ただの景色も美しく見える。
あと、仲間がいると経験や知識をシェアできるので、スキル上達も早くなり、よいことづくめ。
メンタルヘルスの向上
とある研究所が行なった実験によると、参加者に30分間エアロバイクを漕がせて、その後に記憶力、理論&計画性を図るテストを実施した。その結果、自転車はすべての項目においてプラスの影響を見せたのだ。
さらに、自転車にはプレッシャーを下げ、集中力を高める効果もあるとのこと。
まあ、こういう科学実験の結果を聞くまでもなく、日常生活から離れ、普段は見ない景色を楽しみ、適度な有酸素運動をすることは大いにストレス解消になるね。
お金が節約できる
お金を節約したいって目的でサイクリングを始める人は少数派だと思う。でも、節約がひとつのキッカケになる事はある。
たとえば、車の月極の駐車料金は東京以外の関東でも12,000~15,000円はする。都内に限って言えば、場所にもよるが30,000円はザラ。
都心に近づけば40,000~50,000円も珍しくはない。車を手放す人が、その代替方法として自転車を選ぶことは多い。
Global Cycling Network によると、車を手放すことで、年間6,000ドル(60万円ちょい)のコストカットができるそうな。
駐車場、ガソリン、任意保険、税金、整備、(オイル、タイヤ、ワイパー等の)消耗品……と考えておくと、なるほど、60万円という金額も「たしかに…」と思えてしまう。
あとは電車とバス代の節約。一回あたりの値段は数百円でしかないが、ちりも積もれば山となる。使い方にもよるけど、自転車で移動することが習慣になると、年間で数万円は楽に節約できる。
「節約」で書籍をAmazonで探すと、これでもかって数の書籍が見つかる。節約生活に自転車を組み合わせれば、けっこうな貯金ができると思う。(その分、パーツ代になってしまうという罠もありますが…)
人生という単位で考えると、家のローンや教育資金、引退後の貯蓄に充てていくことだってできるし、そうでなくても、節約したお金で新しいバイクを購入することもできる。
見たこともない景色を見せてくれる
個人的に「その通り!」と膝を打ったのがコレ。サイクリングをやっててよかったな~とつくづく思うのは、自転車に乗っていなかったら訪れることはなかったであろう街や景色に出会えたとき。
ツールド妻有(新潟)の越後、三浦半島(神奈川県)とその最南端の城ヶ島、美ヶ原(長野県)でのヒルクライム、キャベツ畑が印象的だった嬬恋(群馬県)、秩父(埼玉県)のいくつもの峠、サイクリングをしていなければ、たぶん行くことはなかったであろう場所だ。
霞ヶ浦もこないだオクサマと周遊してきたけど、サイクリングが趣味じゃなかったらぜったいに死ぬまで訪れない場所だったと思う。あと、行方市は「ゆくえ」ではなく、「なめがた」と呼ぶことも知った。
※「なめかた」だと思ってたら、コメント経由で「濁音」であるとご指摘いただいた。ありがとうございます。
サイクリングは『日常生活の延長線上にある、ちょっとした冒険』だ。これこそがサイクリングの醍醐味だと思う。だからサイクリングはやめられない。
自転車で出かければ、そこはもう日帰り旅行先なのだ。たとえ隣町であろうと、観光資源のない地方都市であっても、なにかしら発見と面白さは見つかるものなんだよね。
以上、Global Cycling Network が紹介していた「サイクリングが人生を豊かにする5つの理由」でした。
コメント
コメント一覧 (3)
原付という素晴らしい乗り物から、移動手段としての二輪車へ。帰省の際に、300キロを下道8時間とか走ったものです。多分10リッターぐらいしか使わなかった。
昨年からの自転車は、確かに体力もついてきたと思うし、痩せたとも思うし、それなりの節約もできたと思う。
相変わらず、ほとんど一人で走ってはいるけれど、それは、特には困らないが。
色々な発見は確かにありますね。
すごいですね~。
私も再チャレンジしようかな~。って思いました。
自転車でネットワークが広がるってとっても実感できます。
それって大切ですよね。
私も先日初めてビギナーライドで集団走行体験しましたが、
向かい風が全く気にならなくて、とても快適に走ることが出来ました。
これが、集団走行の素晴らしさなのですね~。
ところで行方市は「なめかた」ではなくて「なめがた」と
濁りますよ~。
ではまた~
集団で走ると、辛いことが楽しいことに変換されるよな気がします。風や坂を「ひゃ~~~」とか言いながらキャッキャウフフしているうちに終わるので(*^^*)
行方(なめがた)なんですね!!!!
どっちでも変換してしまうけど、濁るのか…ご指摘ありがとうございます。覚えておきます。
m(_ _)m