ジロ・デ・イタリアのような長距離を走るレースでは、選手は途中でサコッシュを受け取る。(栄養補給しないとやってられない競技なので)
補給食や飲み物が入った肩掛けカバン(サコシュ)の中にいろいろ詰め込み、走っている選手に手渡す。
Global Cycling Network が2014年のジロ・デ・イタリア会場で「サコッシュの中には何が入っているのか?」という取材をしていたので、「どんなものを受け取っているのかな?」と興味深く見せてもらった。
「プロのロード選手は、レース中のバックポケットにどんな補給食を入れているのか?」という記事でも書いたけど、グランツールを走るトップクラスのプロといえど、「意外にフツーなモノを食べているんだな」と拍子抜けしたことはあったけどね。
日本語翻訳しつつ、お届けしますね。
ちなみに、補給地点は英語で「Feed Zone」といいます。
アージェードゥゼール・ラ・モンディアル(発音が難しい…)
- 電解質入りドリンクボトル:1本
- 水のボトル:1本
- 小さなコーラの缶:1本
- エナジージェル:1個
- エナジーバー:4個(チョコ、ココナツ、フルーツ等)
- (アルミホイルで包まれた)手作りのケーキ:3個
オリカ・グリーンエッジ
- 水のボトル:1本
- パワーバー:1本
- ピーナツバター味のパワーバー:1本
- エナジージェル:数個(アップル、バニラ味)
- ライスケーキ:(甘いやつ、醤油味のハム入り、クラシック味?の3個)
BMC
- 電解質入りドリンク:1本
- 水:1本
- ミニサイズのコーラ:1缶
- パワーバー:2個(ピーナッツバター味、プロテインタイプ)
- エナジージェル2個(炭水化物入りレモンライム味、フルーツ味)
- アルミホイルで包まれたケーキ:2個(蜂蜜系、ジャム系)
ガーミンもチームスカイも似たような内容物だった。ちなみに、チームスカイは手作りの「にんじんケーキ」も携行していたよ。
※勝手に開けとるがな(笑)
ベルキン
- 電解質入りドリンク:2本
- ミニサイズのコーラ:1缶
- パワーバー:数本(マンゴーパッションフルーツ、チョコブラウニー等)
- エナジージェル:3本(オレンジ、レモンライム、カフェイン入のパイナップル味)
- 3分の1に切って、アルミホイルで保護したバナナ:1個(ナイスなアイデアだが、皮はどうするのだろう? まあ、路上に捨てることを許されているでしょうが)
- beet it sports という名前のバー等
- ジャム入りらしきパン:2個
Yellow Fluo
- 電解質入りドリンク:1本
- 水:1本
- ミニサイズのコーラ:1缶
- エナジーバー:2個
- エナジージェル:1本(カフェイン入)
- フルーツケーキ:2個(アプリコット味…?よく聞き取れなかった)
※Yellow Fluo(イエローフルオ)は初めて耳にするチーム名だが、イタリアのチーム。産経サイクリストの記事によれば、すでにチームは解体されている。
※他チームより、明らかに量が少ない
ひとつ面白かったのが、けっこうな割合でミニサイズのコーラを与えるチームが多いということ。350ミリリットルでは多すぎるだろうから、ミニサイズ缶はちょうどよい気分転換にもなるのだろう。
まあ、レース中に受け取ったコーラはぬるいのであまり美味しくはないかもしれないが…(笑)。
コメント
コメント一覧 (3)
普段はまったく飲まないのにロードで走ると飲みたくなる*\(^o^)/*
プロテイン飲むと空腹感によるドカ食いを防げるし、疲労回復も早くなるのでもう手放せません(;´д`)
私もライド中は好きなモノを食べるって決めてます。どら焼きとかシュークリームとか。走っているってことを言い訳にして(笑)
カディエ先生
プロテインは妻から勧められてまして、私も飲むようにしています。たしかに空腹がぐっと減るし、回復も早いですよね。