Cycling Tips に掲載されていた、「人からサイクリングに誘われなくなってしまう10箇条」という記事がけっこうシェアされていた。

書いている人はAnne-Marije Rookさんという女性。(記事は英語)

10 ways to make sure someone won’t ride with you ever again


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個人的な意見も織り交ぜつつ、翻訳して紹介するね。


1.雰囲気をぶち壊す出で立ちで登場する

のんびりポタリングに、エアロフルカーボンのロードバイク&ディープリムホイール&レーシーなウェアで現れると、アレな雰囲気になってしまう。場の空気を乱さない、あまりにも周囲とかけ離れた格好は慎むべし。

個人的には、どんなバイク、ウェアで走ろうと、その方の自由なのでとやかく言うつもりはない。


でも、たとえば河原でBBQするとき、タキシードで現れられたらオカシイように、あまりにもかけ離れた方だと、「自分が周囲にどう見られるかとか、TPOを意識されないタイプの方なのかしら」とは思うかも(お会いしたことはないが…)。


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※こんなカオスな格好で走ってた自分に、ファッションを語る資格はない…


2.ハーフウィーリング(Half wheeling)をしてくる

隣の人にホイールを被せるように走るのはマナー違反。変にプレッシャーを掛けることになるし、それ以前に落車の危険性がある。とくに後続がハスろうものなら、いともたやすくフロントタイヤが弾かれるのでご注意をば。

前を走りたければ、中途半端なことはせず、前に出てしまいましょう。


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※これは「おしゃべりしながら走っている」図です


3.カジュアルライドにもかかわらず、やたら好戦的な態度

仮にスプリント勝負するにしても、実力が吊り合っており、双方で合意が取れたうえで行おう。もちろん、スピード違反&信号無視はもってのほか。


グループライドは、周囲と息を合わせて、コミュニケーションをとり、ムリ&ムチャをせず、安全運転を心がけるべし。


まあ、体力が有り余った者同士がヒルクライムで、ヨイショヨイショと競うように登って行く姿は、後ろから見ていて「羨ましい…」とは思う(笑)。自分はとてもマネできない。


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4.(求められてもいないのに)アドバイスをしたがる

知識と経験が豊富な人が、色々教えて教えてくださるのは本当にありがたい。しかし、やりすぎると「趣味の押し付け」になってしまい、「うざい…」と煙たがられる。

でも、趣味の会話をしていると、ついつい熱がこもってしまうことがあるのよね。アドバイスをは、あくまで”訊かれたことに対して”行おう。


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※自分も、「デュラエースの良さ」について、熱く語りすぎぬよう注意せねば…(笑)


5.自己ベストタイムをひけらかす&競うあう

自分の周囲はのんびりツーリング仲間がばかりなので、「タイムがどうこう」とおっしゃる方にお目にかかったことはほとんどない。話題が合う人にはよいかもしれないが、そうでない人にとったら関係ない話。

どんなコミュニケーションもそうだけど、相手と自分の共通項と興味をマッチさせつつ行いたいものだ。


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※タイムをどうにもできない自分のような人間は、弟よりも軽いホイールに手を出して、なんとかしようとする(汗)


6.レースについて、ポタリング趣味の人に熱く語る

上のパターンと同じ。ロードレースに興味のない人にはまったく興味がわかない。「同じ趣味の人だから、相手も同じだろう」と思うのは早合点で、ロードバイクに限ったことではない。


たとえば、サッカーが趣味って人同士でも、週末に仲間とボールを蹴るだけの人もいれば、リーグに所属したバリバリの競技志向の人もいるし、観戦オンリーの人もいるし、下手をすると三次元のサッカーよりもゲームに興味があるって人もいる。


自転車も同じである。


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※オクサマの、ロードレースへの関心は完全なゼロ


7.ウェアとかギアを見せびらかす

サイクリングはお金がかかる趣味であり、中にはケタ違いの資金力でプロ顔負けのバイクを複数台持つ方もいらっしゃる。


何を買う、買わないは完全に個人の趣味の世界なので、それについてはとやかく言うべきではないと思う。ただ、自分よりも下のグレードを使っている人を小馬鹿にするような人とは、ちょっと距離をとりたくなるね。


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※愛車を見せ合いっこするのは楽しい(*^^*)



初心者の人に対して、「良いな」って思った接し方は…


予算を抑えたいのなら、105からで十分ですよ。浮いたコストはヘルメットやウェアに回すほうがいいかも。え?なんで私がデュラエースを使っているかって? 体力がないオッサンなのでズルをしているんですよ、勘弁してください。あっはっは


ってかんじに話してくれる人。


逆に、「ロードバイクにSPD?なんで?」とか「クリップオン式のミラー、ダサくね?」って上から目線で他人の持ち物をジャッジする行為は慎みたい。


8.体重の話題をしまくる

サイクリストにとって、体重はある意味”外れのない”共通の話題ではあるが、そのことを話したくない人もいる。女性であればなおさらであろう。

悪気がなくても、たとえ同性同士であっても、「ねえねえ、体重は何キロ?」と根掘り葉掘り聞き出そうとするのは、失礼な行為だ。


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※ちなみにオクサマは46キロだそうだ


9.「コンディションが悪い」ことをことさらに強調する

この記事でもっとも笑ったのがこれ。地獄のミサワ的な人って、国境を超えて存在するんだね(笑)。

昨夜、実質2時間しか寝てないわ~。つれーわー」とか、「コンディションが悪くて、今日はぜんぜん走れないわ~」と吹聴するのは、大人の行為としてはじつに見苦しい。


とくに、言っている本人がグループ内でもっとも実力がある人間だったりすると、嫌味ですらある。


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「今日はリカバリーライドだから~」

「今日は流して走るつもり~」


というヒトコトも、言わないくてよいセリフ。


たとえ本当に寝ていなくても、寝てない自慢はするべきではない。ただ、自分は、イベント前日に遠足が楽しみで眠れない小学生のようにハイになり、本当に寝れなかった経験はある(笑)。


10.仲間にとって、キツすぎるコース設定をしてしまう

気配りできない人は、仲間の体力の上限を慮ることができず、「自分の走りたいコース」を好き勝手に設定してしまう。


ソロでなら自己責任なので個人の自由だが、仲間がいるときは「実力(体力&経験)が低い人を中心」に考えたいものだ。


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※キツイ坂道も、仲間がいると不思議と登れてしまうのもまた事実(^^)



以上、Cycling Tips の「人からサイクリングに誘われなくなってしまう10箇条」でした。

個人的には「もうアノ人とサイクリングしたくない」って思ったことは(ほぼ)ない。きっと自分はサイクリング仲間に恵まれているのだろう。


自分が、「こういうことをする人とは走りたくないかも…」と思うのは、”学ばない人”かしらね。


グループの全員が実行しているのに、ハンドサイン(&声)を出さない、後続がいるのに平気で急停車する、自分さえ走りやすければ良いと危なっかしい挙動をする…という行為は、最初はわからなくて当然なのでなんとも思わない。


でも、知識も経験もあるのに、マナーが身についていない人がまれにいる。そういう方とは、積極的に走りたいと思わないし、こちらからお誘いすることもない。


近々、自分で「サイクリングについつい誘ってしまいたくなるステキなサイクリスト10箇条」を書いてみるつもり。