みなさまは、安全のため、マナーを守るため、ロードバイクで走っているときに、「これはしない」と決めていることがあるだろうか?
Global Cycling Network で「ロードバイクで走っているとき、しないほうがよい10のこと」という、役に立つ動画があったので、翻訳して紹介しよう。
Top 10 Things Not To Do On A Bike
1.おしゃべりし過ぎない
ロードバイクを運転しながら、隣の人とおしゃべりをするのは楽しいものだ。景色を愛でたり、パーツのことを語り合ったり、お昼に何を食べるか相談したり。ただ、あまりにもおしゃべりが過ぎるのはよろしくない。
とくにヒルクライム中は、相手のことを慮って、なるべく無言でいるのが良い。キツイ登りでは、しゃべる余裕のない人もいる(自分がそうです)。せめて、どの程度の負荷を相手は感じているのか、話す余力があるかどうかは確認してから話しかけよう。
動画の途中で、コンタドールと走りながら取材するシーン(40秒~)があるが、グランツール勝者と走るときは、しゃべることはおろか、途中でちぎられる(笑)。
2.トップチューブバッグを使う
動画を見た瞬間、「え?これってGCN的にはイケてないんだ」って少し驚いた。じつは自分はとピークのトップチューブバッグを持ってて、ロングライドでのみ使う。鍵とか、スマホ用外付けバッテリーとか、補給食を入れておくのにちょうどいい場所だから。
ただし、トップチューブを背負ったロードバイクは、シルエット的にイケていないのは確か。よって、普段は使っていない。よく考えてみれば、バックポケット、サドルバッグでロングライドでも事足りてしまうことが多いのだ。
初心者のころは、「万が一のことを考えて…あれもこれも持っていこう…」ってなって、やたら荷物が増える傾向があった。
※トップチューブバッグを冷ややかな目で見る仲間たち…
でも、個人的には、トップチューブバッグはロングライドでは重宝するとは思う。
3.電話に応答しない
ロードバイクを走らせながらの電話は慎もう。マナー違反というより、そもそもNG行為だ。会話はもちろん、自撮りも危ない。
facebookに投稿したくなる気持ちはわからないでもないが、それが元で事故りでもしようものなら、すごくみっともない投稿をしなければならなくなるからね(笑)。
4.不必要にガッツポーズをしない
「そんなことする人、おらんやろ」と動画を観ながら思ったが、海外にはいらっしゃるのかもしれない。レースで勝利してもいないのに、ステージレースを制したかのような万歳ポーズはみっともないとのことだ。確かに自分もそう思う。
※こんなことする人、見たこと無いけどね(笑)。
5.ガラスに反射する己の姿にほれぼれする
街中のガラスに反射する自分の姿を見て、「ヤダ、俺(私)カッコいい…我ながら惚れ惚れしちゃう…(´・д・`)ウットリ」って見惚れたこと、あるよね? これ、ほぼ全員のローディがやったことがあるはず。(自分はあります)
この行為自体はほほえましいんだけど、よく考えたら、完全な前方不注意。かなり危ないので、いくら皆さんがハンサムボーイ(ビューティフルレディ)であっても、まじまじとチェックするのはよしておこう。
このせいで立ちごけしたら……かっこ悪すぎて2日は引きずると思う(笑)。
6.下りながらウェアを着ようとする
プロのレースを観戦していると、下りながらウィンドブレーカーを着ていることがある。手放し運転をしながら、さっそうと羽織る姿がカッコいいが、これはかなりの練習を積んでいるからできることであり、素人はマネしないほうがよい。
下りで体が冷えそうでれば、安全な場所に一時停止してから着用しよう。レースではないのだから、ほんの数秒のロスを気にすることはない。
※横着はせず、一時停車して着用しましょう
個人的な心掛けとしては、ダウンヒル中は片手運転しない、だ。具体的には、補給も給水もせず、ハンドサインではなく、なるべく声でコミュニケーションをとる。落車しない&させないことが、下り中の最優先事項だと思っているから。
7.言い訳をする
レースに出場した後に、仲間と「結果はどうだった?」と話すことがあるが、勝てなかった理由を延々としゃべりまくるのはあまり格好のよろしいものではない。というか、みっともない。
他人が負けた理由や、巻き込まれた理由など、はっきり言って他人はどうでもよいことなので、“勝てなかった言い訳”はほどほどにしておこう。
3分54秒のところで、マットさん(右の男性)が、「指で、パクパクとつまむ動作」をしているが、これは「やれやれ、口数(言い訳、愚痴)の多い奴だ」と嘲るためのジェスチャー。
8.ゴミを路上に捨てない
補給食の包み紙やバナナの皮を路上に捨てないようにしよう。完全なるマナー違反である。ゴミはバックポケットやバックパックにいれておき、途中のゴミ箱まで運ぶこと。
ちなみに、いまだかつてローディの方が路上にごみのポイ捨てをしている方を目撃したことはない。(よいことだ)
バナナは運動中の補給にものすごく適しているけれど、ゴミの扱いに困るので、自分は持っていくことはない。持参するのは、もっぱらカロリーメイトだね。箱は家で捨てておき、パッケージだけを持つ。ちょうど背中に収まりがよく、1回分の補給に適した量である。
9.ホイールをハスらせない
前方を走る仲間のリアホイールと、自分のホイールがかぶらないようにしよう。接触すると、後ろのバイクはいとも簡単にコントロールを失い、落車してしまう。
そうでなくても、前を走る人に、「こっちが遅いってことなのかな? もっと速く走れってサインかな?」と、余計なプレッシャーを与えることになる。
抜きたいならば抜き、そうでないなら安全マージンを確保して後ろを走ろう。
10.唾を吐かない
後ろに仲間がいるグループライドならもちろん、そうでなくても他のローディが近くにいるかもしれない。意外に唾とか鼻水は飛散するもので、後ろで霧状になった唾を浴びせられると、「ぎゃーーーーー」ってなる。
想像してみてほしい、赤の他人の唾や鼻水が自分と愛車に振りかけられることを……。ただ、生理現象なのでどうしようもないこともある。そうなったら、いったん横とか最後尾に回って、後ろに誰も居ないことを確認したうえで行おう。
以上、「ロードバイクで走っているとき、しないほうがよい10のこと」でした。自分もマナー違反をしないよう、注意します。
なお、動画の終わりに収録されているメイキングも面白いので、最後まで視聴していただきたい。動画撮影って、大変だなー。
コメント
コメント一覧 (6)
あれ、やりだすとけっこうクセになりますよ。
マジすか(笑)。どういったシチュエーションでされているのか、気になります(^_^)
ゴール間際はカメラマンがいることが多いので、レースでなくても天を仰ぐようなガッツポーズをしたことがあります(爆)
だって
そういう写真を撮って欲しかったんですもの(・_・;
じゃあ、レースで1位になれば良いじゃんと言われると、身も蓋もなく(笑)
そっか、イベントでゴールするときって、\(^o^)/とかガッツポーズしますよね。わりとみなさん、そうしていらっしゃるような・・・。
ということで、許可します!(笑)。
4月からは自分もやっと念願のロード(Ridley Fenix SL)乗りになれるので
上の10か条を守れるよう頑張ります〜
納車前のこのワクワクがたまらない〜
リドレー、おめでとうございます~。納車前のワクワクは、私もよーくわかりますよ(^^)
そろそろ暖かくなる季節なので、納車にはもってこいのタイミングですね!