サイクリストみなさまは、冬場もしっかりトレーニングされていらっしゃるだろうか?

自分は年明けはあまり外を走っておらず、もっぱら三本ローラーで有酸素系の運動をしたり、体幹筋トレをしたりという生活を送っている。


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※三本ローラーが大活躍(これのおかげで体形を維持できている)


こないだ2週間ぶりくらいに体幹トレーニングをしたら、やや身体がなまっていたらしく、翌日腹筋が筋肉痛になってしまった。やはり、サボると筋力が弱ってしまうのだろう。こまめに筋トレも重ね、いつまでもサイクリリングを楽しめる身体でありたいものだ。


Global Cycling Networkで「サイクリスト向けの体幹筋トレメニューを5つ」紹介していたので、翻訳しつつご紹介するよ。


5 Core Exercises For Cyclists – Improve Your Strength On The Bike





スクワット

自転車をこぐために必要なのは脚力。そのために手っ取り早いトレーニングはスクワットだ。まず、スクワットの基礎知識はたいていの方がご存知だとは思うが、まず両足を肩幅(もしくはちょい広め)に広げる。


膝を曲げて腰を下げ、同時に腕を真っ直ぐ前に伸ばす。このとき、重要なのが背筋をまっすぐに伸ばすこと。動作に慣れるまでは、ゆっくりと。慣れてきたら、ペースと回数をアップしていけばよい。


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プランク

体幹トレーニングでまず思い浮かぶのがプランクだろう。やり方はいたってシンプル。肘が90度になるように地面につき、足をまっすぐに伸ばす。


もっとも重要なのは、背中から足にかけてまっすぐにさせること。できれば人に見てもらって、チェックしてもらおう。自分ではまっすぐにしているつもりでも、実際はお尻が上に上がって(or 下がって)しまっていることが多い。


プランクにはバリエーションがあって、片足を数センチ上げてみてもよい。この方がキツいのだが、片足を上げた姿勢で5~10秒静止し、逆足でやってみる。何度か繰り返せば、かなりよいトレーニングになる。


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※「足を広げるのは間違い」とコメントでご指摘いただいた。足は閉じましょう。


プランクで鍛えられる筋肉は、ロードバイク乗車ポジションを維持するために筋肉と同じなので、ロードバイクトレーニングにはもってこい。


ロードバイク乗り始めの頃って、20キロも走らないうちに、ブラケットを握った前傾姿勢をキープするのが辛くなってくるんだけど、体幹トレーニングで鍛えているうちに、100キロでも走れるようになってしまうものだ。


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※自分は脚を広げてしまっているが、正しくは「足を閉じて行う」である。こうならないためにも、ちゃんとした体幹トレーニング関連の書籍で情報を仕入れるのは良いことだと思う。


手足を上げて姿勢を維持

体幹と背筋を同時に鍛えるトレーニングがこれ。膝と両手を地面について、右腕と左足を同時にまっすぐに伸ばす。5~10秒ほど維持し、交互に繰り返す。このときも、手足が一直線になっているかどうかを人にチェックしてもらうといいだろう。


このように体幹を鍛えていくと、ロードバイクを漕いでいるときに身体が揺れても、それを筋肉で押さえつけ、バランスを失わないでいられる。


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グルート(臀部)のストレッチ

サイクリストはかなり臀部の筋肉を酷使する。よって、そこには疲労もたまりやすいし、ストレッチでほぐしてやる必要がある。


片足をクロスするように置き、腕で持って行きつつ、胸をヒザに押し当てるよに寄せていく。この姿勢は20秒ほど続けよう。


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ランジ

片足を大きく前に前に踏み出し、同時に両腕を真上に上げる。踏み出さない方の脚のヒザは地面につかないように。


回数はご自身の脚力と相談して、脚力に自信がないのであれば、浅めに踏み込もう。激しくし過ぎるとヒザを痛めかねないので、そこだけ注意。


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体幹トレーニングって、基本的にぜんぜん楽しくないものだ。


でも、「これもロードバイクに長く、快適に乗るためだ」と思えば、苦にならない。キツイことでも、そこに意味があればけっこうがんばれてしまうものなんだよね。


自分も体幹トレーニングに励むようになって、あきらかにロードバイクで過ごせる時間が長くなり、筋力がアップしているのを実感できた。


ロードバイクを趣味にするなら、体幹は財産。体幹トレーニング関連の書籍を読み、こまめに鍛えておいてぜったいに損はしないですよ。