大金を投下せずともロードバイクをアップグレードする10個のノウハウを、Global Cycling Network(GCN)が紹介していたので、前回に引き続き翻訳してお届けするね。
今回は6~10個めのノウハウについて。
6.バーテープ
バーテープは高価なものを買わなくてもOK。ごくふつうのモノを適度に交換してあげるほうがよい。実際、プロが使っているバーテープは何の変哲もない一般的なバーテープだったりする。
ショック吸収性を高めたい人であれば、二重に巻いてもOK。自分のダホン(Dahon)のMu P8は、パーツが何から何までアルミでガチガチに硬い乗り味なので、二重のバーテープにしているよ。あと、背が高くて、手のひらが大きい人は振動を受けやすいので、バーテープを二重にするのがよいだろう。
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7.カセット
交換しただけで走りが劇的に進化することはない。高価なデュラエースにしたところで、ほんの少しの軽量化にしかならないしね。重要なのは、自分の脚力と乗るシチュエーションにマッチした歯数を選択すること。
完成車であれば、一番大きな歯として「28T」もしくは「32T」があてがわれることが多いが、よほど激坂を登るか、極端に脚力がない人でない限り、32Tのカセットは不要。28Tか25Tがベストバランスだと思う。
歯数を近づけていけば(例:12-28T → 11−23T)、クロスレシオになってスムースなギアチェンジが可能になる代わりに、快適に走れる範囲は狭くなる。逆もまたしかり。
※個人的には、迷ったら「12-25のカセット」がベストバランスだと思う。 (よっぽどの豪脚 or 貧脚の持ち主を除く)
なお、周囲を見回していると、最大の歯数を25Tか28Tにしている人がもっとも多い印象。23Tはほぼお目にかかったことがない。
8.ホイール
ホイールは安くない投資だ。しかし、投資した分かそれ以上のリターンがあるのも事実。ヒルクライムを好む方であれば、硬めで軽いホイールを、平地志向であれば重さを少々犠牲にしてディープリムかセミディープリムにするのも良い。
ちなみに自分の2015年最大の買い物にして、もっとも走りを変えてくれたのがニューホイールだった。カンパニョーロのシャマルミレを清水の舞台から飛び降りる覚悟で買ったのだが、さすがクリンチャーの中でトップレベルと呼ばれる通り、ゾンダのころより格段に速くなった。
9.バイクそのもの
バイクのアップグレードをあれやこれやとやっていると、いつの間にかけっこうな大金をかけてしまっていることに気づく。一つ一つは少額でも、足していくと恐ろしいことになるよね。よって、自分はなるべく考えないようにしている(笑)。
で、ここで考えるべきは、高価なコンポや高級カーボンハンドル等に交換していくくらいなら、少し我慢して新しいバイクを買ってしまうほうが安くつく場合もある。ニューイヤーモデルが発表された後は、前年のモデルが大幅値下げされることは珍しくないし、実際に自分もそのパターンでロードバイクもミニベロも買ったクチなのだ。
10.自分自身
つまるところ、己のカラダを鍛えること以上に優れたアップグレードはない。お金はかからないし、運動になるし、やった分だけ確実に結果が出る。
しかも、バイクに乗ることは楽しい。楽しみながら、体を鍛える(健康になる)ことができるのって、一石二鳥どころか、一石四鳥くらいのお得さがある。
※山に行くと、体力の無さを思い知らされるよね…。
以上、Global Cycling Network(GCN)による「ロードバイクをアップグレードする10個のノウハウ」でした。
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