Dahon(ダホン)のMu P8とボードウォークを購入したのが2010年10月。早いもので5年が過ぎた。


愛車のDahon(ダホン)のMu P8の5年間振り返りレビューは下記を読んでいただくとして、今回はオクサマのボードウォークのインプレッションをまとめてみよう。


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※手前のがボードウォークです。

合わせてお読みください

2010年10月に購入した「Dahon(ダホン)のMu P8」を改めて振り返る


オクサマのボードウォーク(Dahon)をプチ・カスタマイズしてみた 
※2013年9月にコンポなど交換した記事


走行距離

Mu P8は買って早々にサイコンをつけたので正確な累計距離数がわかるのだが、ボードウォークは「まあ、要らないよね」ってなって買わないでおいた。今もサイコンはないままなので、距離は分からない。


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※肌感覚では、年間500キロ、5年で2,500キロくらいだと思う。


Mu P8が19,000キロなのでざっと8分の1の走行距離ということになる。


フレーム&フォーク

汚れてはいるけれど、ヤワになった感はない。もともと乗り心地はクロモリならではのやわらかな感じで、それは今も変わった印象はない。


Mu P8 と乗り比べると、てきめんにわかる。アルミのMuはカチカチに硬く、クロモリのボードウォークはマイルド。ヒンジの劣化は2万キロ近く走ったMu P8 にくらべてまったく問題がなく、増し締めも数えるほどしか無い。というか、最後にやったのはいつだったか記憶に無い。


クロモリのバイクってすごく気楽に扱えるのがGOOD。目立った劣化を見せないし、少々ぶつけてもびくともしないし、輪行するときも気にせずに済む。まさに我が家のゲタバイクなのだ。


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ハンドルバー

ハンドルはずっと同じバータイプを使い続けている。


2015年に入って、身長が低く(150センチを切る)腕の短いオクサマの体格に合わせて両端を切り落とし、ハンドルポストも大胆に短くした。ブルホーン化も考えたが、彼女にはむしろ改悪になってしまうのでやめた。


ドロップ化もありかなと考えてみたことはある。かっこいいデザインで、オクサマも乗り気だった。しかし、STIを単体で買うのは高くつくし、VブレーキとSTIの組み合わせは、(できなくはないが)相性はあまり良くないので、踏み切ってはいない。


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たぶん、ハンドルは今後もストレートのままでいくと思う。折りたたみのことを考えても、ストレートがもっとも使い勝手がいいというのもある。

あわせて読みたい

オクサマ(身長146センチ)のために、ボードウォークのハンドルを大胆に切断


コンポーネント

デフォルトのグリップシフター(7速)で街乗りではほぼ不満はなかったのだが、60キロ、70キロと走行距離を伸ばすに連れて、「ちょっとしんどいなあ」「ギアのつながりがスムーズじゃないのがストレスだなあ」と感じてきて、リアディレイラーを105に、グリップシフターをラピッドファイアに交換した。


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スプロケットは12−25T。もともとMu P8で使っていたものをボードウォークに移植したのだ。


7速>>10速への変化&クロスレシオなギア比のおかげでロングライドが段違いで快適に変身。指の小さいオクサマにはラピッドファイアがちょうどよいシフターらしく、いたく喜んでくれた。このコンポーネントにして2年少々になるが、劣化らしい劣化はなにも感じていない。


スプロケットも同じものを使い続けている。チェーン交換もそのときだったので、一度伸びをチェックしておこう。(走行距離が大したことないので問題ないと思うけど)


感心しているのが、調整をせずとも変速性能がずっと快適である点。シフトアップもシフトダウンも軽いタッチで正確にギアチェンジする。


ワイヤー類

インナーはコンポーネントを交換したときに一新したので、やはり2年以上になる。距離を走るMuはちょいちょい伸び調整をしているんだけど、ボードウォークは本当に調整が狂わないのでラクチン。


ボードウォークが優れているというよりも、2台の走行距離が違いすぎることに起因していると思う。


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ホイール

ホイールは、コンポーネント交換のタイミングで1回交換した。デフォルトのモノは鬼のように重い鉄下駄だったので、軽いのをと考えたが、高速で飛ばさないオクサマにレースモデルは豚に真珠。


そこで、ダホンのスピードに使われているホイールを安く導入した。多少軽くなったけど、まあ安物である。


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が、普段使いのミニベロのホイールは、軽量化よりも耐久性を考えるべきなので、この判断で良かったと思っている。ボードウォークは趣味車というよりも、ロングも行ける日常ミニベロという位置づけにしてある。


タイヤ

デフォのタイヤがなんだったか覚えていないが、たぶん1.5インチ幅だったはず。


ダホンの公式サイトで2016年モデルのボードウォークをチェックしたら、「Kenda, Kwest 20"×1.50」と書かれてあった。


このタイヤ、3年間使って1度もパンクしていない。2013年9月のホイール交換時にシュワルベのKOJAK(1.25インチ幅)にしたんだけど、快適性と耐久性でちょうどいいバランスになってくれた。


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バリバリの軽量モデルで速い!ってことはないけど、かといって鈍重でもなく、日常ユースにはぴったりじゃないだろうか。なお、2年以上使っているKOJAKも1度もパンク経験はない。


つまり、ボードウォークがパンクしたことは、2010年10月の購入以来、一度もないのだ。走行距離が2,500キロというのも理由のひとつだろうけど、ここまでパンクに強いとは思わなかった。いい意味で驚いている。自分のMu P8のパンクなんて、5年間で15回はしていると思う。(いや、もっとかな…)


シートポスト

シートポストは交換していない。買った時のものを使い続けている。軽量化がテーマのミニベロではないので、この辺はどうでもいいかなと思っている。


仮に今後自分のMuを手放す(破棄という意味で)ことがあれば、コンポーネント、ホイール、サドル、シートポストをバラしてボードウォークに移植するつもりなので、今のとここれ以上ボードウォークにカスタマイズを施す予定はない。


サドル

デフォルトのサドルはオクサマにたいへん不評だった。見た目と触った感じはフカフカで、快適に見えるのだが、20キロ以上走ると「おしりが痛い」とよく文句を言ったものだった。ひどいときは、皮膚が傷ついて出血することもあったそうだ。


そのままではマズイと思い、導入したのがBBBの女性用サドル。表面はクッションがあるが、腰があって芯はしっかりしており、これに交換してから、オクサマがおしりの痛みに悩まされる回数は激減したね。


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サドルバッグ

いたって安物のサドルバッグをつかっている。カギと予備チューブを入れているよ。


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チェーンリング

チェーンリングとクランクも買ったときのままで使っている。正直、見た目はイマイチ。いかにも街乗りといった雰囲気だ。


「スポーティなものにしようか?」と提案したが、オクサマは「このままでOK」と言う。歯がむき出しのチェーンリングだとズボンの裾がチェーンオイルで黒くなってしまうので、カバーがある方が都合が良いとのこと。


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それに、チェーンカバーがあったほうがチェーン落ちの可能性が激減するので、日常使いという意味でもここをいじる予定はない。


ペダル

ダホンのフォールディングバイクの多くには、「折りたためるプラスチック製のペダル」が付属されてくるんだが、これの剛性は低くて個人的に苦手だった。踏み込むとたわむ感触があるし、濡れていると滑る。(←むっちゃ危険!)


MuをSPD化する前に使っていたWELLGO製のペダルを移植した。折りたたむ際にペダルが出っ張ってしまうのがマイナスだが、これまでダホンで輪行したり車に積んだときに、ペダルを折りたたみたいって思ったことは一度もない。


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ペダルってカンタンに取り外しができるし、後付のペダルも安いので、交換してしまうことをオススメする。


ブレーキ

Vブレーキはシューを交換したのみで、ブレーキ本体は以前のママ。制動力はしっかりしており、不安を感じたことはない。Muでは音鳴りにずいぶんと悩まされたのだが、ボードウォークでは音鳴りとは無縁だった。


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以上、5年たってもぜんぜん快調に走るオクサマのボードウォークのロングターム・インプレッションでした。

「Muのパーツを全部バラしてボードウォークに移植し、自分はそろそろおニューのミニベロを……ムフフ」というアイデアを思いついてしまい、悶々とする日々が続いている。


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もしも新しくミニベロを買うとしたらなにがいいだろうか……。「25万円以上で買える、オレサマがほしいミニベロはこの4台だ」という記事にも書いたが、もっとも気になるのはタイレルのCSIである。


次に買う(欲しい、ではなく)ミニベロの試行錯誤は、別記事にまとめるとしよう(笑)。