新潟で開催された120キロのヒルクライムイベント『ツールド妻有』に参加してきた。



そのレポートは2回にわけてお届けしてきたが、そこれは伝えきれなかったことを書く。



イベントを準備ししてくださったツールド妻有実行委員会と、笑顔で盛り上げ、サポートしてくださった地元ボランティアの方々には深く感謝している。



ただ、「もうすればもっとステキなイベントになったんじゃないかしら」と感じることもあったので、感謝の意を表しつつ、僭越ながら述べさせていただきたい。



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ツールド妻有は100点満点中、95点

最初に断っておくと、ほぼ満点に近いのよね。3日間滞在したんだけど、その間ずっと気持ちよく、美味しく、楽しく過ごすことができた。




例えば…


心が折れそうで折れない、絶妙なコース設定

エグい登坂に苦しめられたが、そのぶんダウンヒルは気持ちよかった。120キロもの長さのアップダウンをよくぞ用意してくれたものだと感心。迷いそうになる分かれ道にはスタッフの方がいたり、道路にクッキリと矢印が描かれていた。迷子の心配はゼロだった。


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うますぎてカロリーオーバーになる補給食

120点を差し上げたい。サイクリング中で空腹だったことを差し引いても、すべてが美味しかった。消費したカロリーよりも、それ以上を食べたはずだ。



味もさることながら、オニギリやお漬物、冷や汁、パエリア、豚汁、おソバ等が手作りだったことがうれしかった。文句がないどころか、買って帰りたいと思ったもんね。


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温かいホスピタリティ

地元の方々の声援、運営の方々の人懐こい人柄がジーンときた。赤の他人なのに、温かい声をかけてくれるなぁって滞在中に何度も感じた。地域が一体になって盛り上げようって意気込みが伝わってきた。


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風光明媚な景色&環境

日本人ならほっこりせずにはいられない、山々と田んぼの風景は素晴らしい。イベント当日は小雨~曇り、しかも少し霧がかってやや残念な天候だったんだけど、逆にそれが風情ある雰囲気を醸していた。



晴天下でのサイクリングもいいけど、しっとりした田園風景を愛でながらもまた乙なものだ。


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運営のスムースさ

前日の受付、当日のアナウンス、道中のエイドステーション、トラブルで立ち往生する人のバイク隊のサポートなど、総じてとてもスムーズだったと思う。何かを待たされたことはなかった。



1,000人という大人数を巧みにさばいてくださったのは、これまでの経験値が高いからだと思う。


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※前倒しで予定より早く受付を開放してくれていた。



参加費用が安すぎない?

120キロコースは1万円だったんだけど、これは破格だと思う。いや、安すぎるんじゃないかな。というのも、参加者全員にジャージが配られているんだよね。着心地もいいし、バックポケットもしっかり造られていて、クオリティもしっかりしている。



ジャージが付いて、エイドステーションが充実しまくってて、1万円はコストパフォマンスよすぎる。ちゃんと黒字になっているか、こちらが心配してしまうくらい。まあ、たくさんの企業が協力&協賛しているので大丈夫とは思うが。


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で、ここから本題なんだけど、「こうだったら、もっとよかったのに」って点をいくつか。


感謝の意を表せない

ボランティアの方々に「ありがとう」と伝えられないのが心苦しい。



大会前はものすごい量の食材を買い込んで仕込んで冷蔵庫で保管して当日にテントを設営してそこまで車やトラックで運んでお皿やコップや火を用意して配膳してゴミを回収して残り物を処分して…って、途方もない作業が発生しているのよね。それも1,000人分よ。



参加者はただうまいうまいって食べて、「美味しかったです、ありがとう!じゃあサイナラ」って走り去るだけ。


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そこで考えたのが…


買い物をして、地元に還元したい

地元の食材や食料を購入できる仕組みがほしかった。参加者が感謝を伝えるのにちょうどいい方法がコレだと思うんだよね。



お米や野菜って生の状態でもよいけど、それ以上に買いたかったのが地元の方々手作りのお漬物。キュウリとナスに味噌をつけて提供してくれたんだけど、あの味噌もセットにしてほしいな。



エイドステーションの漬物(or 豆腐)だよっ」、「エイドステーションで食べた魚沼産コシヒカリのオニギリをご家族にも!」って売ってくれたら、そしてお金が地元に還元されるなら、買う人は大勢いると思うんだ。少なくとも、自分だったら家族と両親用に買う。絶品だったもんね。



地元の人々には「毎日食べているし、珍しくもなんともない」かもしれないが、別の土地の人間はそういうのに感激したりするのよね。


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※こうやって炊いたお米が、美味しくないわけがない!




公式サイトでは、映画上映会とかDVD販売はあったが、正直、「買う人っているのかな…?」と首を傾げてしまった(すんません)。



あと、越後妻有オンラインショップはあったが、ツールド妻有に関連はしていない感が強く、またツールド妻有公式サイトの深くにしかリンクされていないので、大半の方は見つけられないであろう。これもイベントと連携させてもいいかなと。


ゴール地点で豚汁をふるまってくれたテントでは、お米の販売をしていたんだけど、さすがにサイクルウェアの状態で2キロの米袋を担ぐわけにもいかない。



それに、疲労困憊で「欲しいけど、今は倒れこんで休みたい・・・」って人ばかり。よって、爆売れしている感じではなかった。なぜなら売るタイミングはそこではないから…。


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理想は、地元に戻った翌々日くらいに、「お疲れ様!筋肉痛は取れましたか?」ってフォローメールが届き、「越後妻有の味を自宅でも!」ってECを案内する…のがベストタイミングだと思うんですが、いかがでしょうか。




関係者のみなさまに感謝したくても、できなかったのが最大の心残り。



改めて、ツールド妻有実行委員会とボランティアの方々にお礼申し上げたい。


ありがとうございました!

\(^o^)/