ロードバイクのすばらしい点をひとつ挙げろと言われたら、「筋肉痛が(ほぼ)ないこと」と即答する。



少なくとも、自分は自転車で筋肉痛を経験した記憶がない。ロングライドやヒルクライムの翌日でも、ぐっすりと寝ればほぼ復活する。



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※美ヶ原のヒルクライム途中で、疲れ果てたときの写真。




おかげで、泊まりででかけても、初日も二日目もライドを楽しめるのだ。マラソンであれば、こうはいかないだろう。サッカーやジョギングなど、硬い地面を蹴ったり、跳んだりするスポーツとは違い、膝や足首にかかる負担が少ないこともメリットだと思う。



ただ、ほぼ回復するとはいえ、疲労感は残るときもある。



つがいけのヒルクライムレースに出場したときや、美ヶ原の激坂を体験した翌日は、「さすがに今日は動きたくない……」という気分だった。



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疲労感を素早く取り去る良い方法はないものかと考えていた折り、ヨッピーさんにお会いする機会があって、「疲労がよく取れるとっておきの入浴法」を教えていただいたのだ。それは、「交互浴」。お湯と冷水を交互に入ることで、疲労物質が抜けやすくなり、翌日の体調が大きく変わるという。



「交互浴」については、オモトピアの記事でさらにくわしくヨッピーさん本人が書いている。



銭湯神ヨッピーが語る!見ると銭湯に行きたくなる最高の入浴法





くわしい話は「ITmediaヘルスケア」の記事にまとめた。

銭湯神 兼 プロ無職! ヨッピーさんに聞く「最高の銭湯の見分け方&おすすめ銭湯ベスト3」



交互浴はプロサッカー選手もよくやるそうで、練習後に氷を浮かべたキンキンに冷えた冷水に浸かるのはわりと知られていること。



ただ、どでかい氷が入っているので、冷たさを通り超えて「痛い」のだそうだ。1分入っているのが限界らしい。 元プロサッカー選手に聞いた話では、腰までしか浸からない選手がほとんどの中、三浦カズ選手は首までしっかりと入るんですって。



そいうところにもプロ意識が現れているということだね。で、そのせいでカズ選手はお湯の温度を相当に上げてしまう。そうしないと、冷えた身体を温め直せないから。



だから、カズ選手が入った後のお湯には、他の選手には熱すぎて入れなかった、なんてこぼれ話もあるそうな。





話を元に戻そう。



ヨッピーさんもこの交互浴の素晴らしさを熱く語ってくれた。それまでも交互浴の存在は知っていたが、「プロアスリート限定の入浴法で、一般人がやるものじゃないんでしょ?」と思い込んでいたのだ。

(上記記事にも書いたが)ヨッピーさんがオススメする都内の銭湯は

である。

※ちなみに1位と3位は同じ名称だが、姉妹施設とかではなく、ただの偶然。




余りにも交互浴を熱心に勧めていただいたので、ものは試しと仕事帰りに「清水湯(表参道)」に行ってみた。

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※「表参道駅から徒歩2分」という、おそるべきアクセスの良さに衝撃を受けた。


お湯(5分)>冷水(1分)>お湯(5分)>冷水(1分)のサイクルを5往復(計30分)したんだが、結論から言おう。



チョー気持ちいい!



冷水に肩まで入るのは少々ツライ(笑)。しかし、ツライのは最初の1回だけ。それに、銭湯の冷水はせいぜい17~18℃しかなく、氷水とは程遠いのだ。2回目以降は楽勝である。この方法だと、お湯にのぼせることもない。

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※460円というコスパの良さ。しかも平日は夜中の24時まで営業している。



さらに「すんげーよく眠れるし、翌朝身体が軽い!」ことに驚く。



布団に入って、スマホをいじるヒマもなく、あっという間に寝落ちしてしまった。熟睡とはまさにこのことを言うのであろう。



ちなみに、風呂からあがるときは「冷水で終わる」のがルール。そうすることで、毛穴を引き締めて、発汗を防いでくれる。でも身体はぽかぽかと暖かい。



服を着るときに汗が流れると気持ち悪いでしょ? 冷水で終えるとそれがなくって、さらさら状態で脱衣所を出ることができる。



「銭湯がよいってことはわかったけど、近所にないんだよね」とおっしゃる方も多いだろうが、ただ知らないだけで実は今もたくさん存在する。




東京の銭湯に限られるけど、「銭湯マップ」(リンク先はiTunes)は便利だよ。都内だけでも銭湯は約600箇所もあって、(跡取り問題とかあって)減少傾向にはあるが、意外にたくさん営業しているのだ。

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こんなかんじに点在している。





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荒川区は銭湯が多い。





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大田区も銭湯は豊富。






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さすがに赤坂、六本木、広尾周辺には少ないね。


無料アプリなので、インスコしておいて損はない。オレサマは公私にわたり、行く先々で「近くに銭湯ないかしら?」と探して、帰宅前にひとっ風呂浴びるのが習慣になった。



ただ、銭湯マップの情報には「水風呂の有無」は記載されていないので、都度電話で問い合わせる必要はある。 まあ、そのうち馴染みの店ができていくだろうけどね(笑)。



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※表参道の清水湯は、館内も抜群にキレイで清潔感があるよ。




さらに、「東京銭湯」という銭湯に特化したメディアも最近立ち上がった。



銭湯文化を盛り上げていこうって若い人たちが有志で集まっている。アイドルとコラボさせたりと紹介方法が斬新だし、バスクリンとコラボ企画を立ち上げていて、奮闘っぷりが伝わってくるステキなメディアだね。写真がキレイなのが特徴。



ここの記事を読んでいると、「週末にちょっくら行ってみるか!」と思いたくなるよ。文体はやわらか。オレサマはRSSリーダーで毎日チェックしている。



お風呂の達人 バスクリン社員が教える究極の入浴術

読んでいないけど、タイトル付けが秀逸だと思った(笑)。