ロードバイクの「ロ」さんがこんな記事を書いていらっしゃった。

男女一緒に走って楽しめるの?実力差のある人と走るときに速い人も遅い人も楽しめる方法が知りたい」 - ロードバイクの「ロ」



サイトオーナーのドコデモさんによると、「男女混合のロードバイクチーム、サークルは男女一緒に走るとき、どうしているのか?」という疑問をお持ちとのこと。



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要点をまとめると、こうなる。

  • 男女には体力差がある(一般的に男性の方が優れている)
  • 体力差があって、どうやってグループライドを成立させているのか?
  • どんな工夫・注意をして男女一緒に走ってるのか?
  • 男性メンバーは物足りなくならないのか?



じつは、オレサマもまったく同じ疑問を持っていた。



勤務先には「自転車同好会」というのがあって、は年齢も性別もバラバラ(新入社員~50代)が所属している。



体力はもちろん、ローディとしての経験値も大きな差があって、ウン十年乗っている経験豊富な先輩方もいれば、ロードバイク歴1年そこらの女性もいる。



そこでのグループライドの成立させかた、楽しみ方について、ひとつの例にすぎないが、このように楽しんでいますよという例をご紹介したい。



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1.体力のない人に合わせたプランニングにする

ロングライド等に出かけるとしたら、もっとも体力が低い人に合わせてプランニングすべき。これが鉄則。たとえば夫婦で出かけるときは、距離やペースはオクサマに合わせる。



ライドの途中で相方にオールアウトになったら身動きがとれなくなってしまう。先輩や後輩が入り乱れる同好会でも同様。みんなが楽しめるようなプランを組もう。



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2.スイーツ休憩を多めに取る

先日の同好会ライドでは、初心者の女性や自分のオクサマも参加した。



グループの中でもっとも体力に不安があったのがオクサマなので、みなさんが配慮してくれて、「スイーツ休憩を多め」に取り、「平地メインをゆったりめ」に走ることにしていただいた。



走ること以外にも楽しみを用意するのだ。「目的地で、●●●を食べよう!」って共通のゴールを共有できるもんね。



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3.平地メインにする

体力に不安のある人は、坂を怖がる。だって、途中でへばってしまうと、他の仲間に迷惑をかけてしまうことになるから。



あと、自分の体力が一体何キロまでもつのか、走ったことがない人はその検討すらつかない。平坦な道であれば、多少の不安があっても、なんとかペダルを回して走れるものだ。平地メインのコースを選ぼう。



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あとは、カスタマイズにお金をかけてあげるってことかな。体力にハンデのある女性こそ、高品質のパーツを使った方がいい。

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4.エンデューロレースに参加する

体力がバラバラな者同士で走るときは、体力(&経験)がある人はそうでない人をサポートしてあげるって心意気で参加すべきだと思うね。



ただ、1~3の方法では、体力に自信のある人が物足りなくなってしまう可能性は残る。



そんな場合はエンデューロに参加する手がある。



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エンデューロはチーム参加がふつう。体力あるゴリゴリ系チームと、体力に不安のあるまったりチームとにわかれて参加すればOK。



これであれば、全員がそれぞれの体力を存分に出しきって走れる。周回式だし、チームメイトもいるので、途中でへばってしまっても心配ない。



順位は気にせず、それぞれがベストを尽くすって意気込みにすれば、経験値が不揃いなメンバー同士でチームを組んだってかわまない。全員が達成感を味わえるのがエンデューロの良さだよ。



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※ただし、スピードの出しすぎには注意ね。

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5.のりりん(第6巻)で紹介されていた「マスタング方式」

エンデューロではなく、ツーリングである場合、マスタング方式で走るというのも一つの手。



目的地(山の頂上とか)をあらかじめ決めておき、先に到着した人はそこから引き返し、本隊と再び合流するという方式である。



体力のある人は、より長い距離を走りつつも、遅い人との距離が開かないので、いっしょに走ることができるというわけ。



さらには、体力に劣る人も遅れることを気にせず走ることができるし、休憩時間も平等にとれるのだ。ヒルクライムだけでなく、平地のツーリングであっても使うことのできる技だね。


のりりん(6)





あと、2006年、2008年とちょっと古い漫画だけど、このコミックエッセイは面白かったよ。経験豊かな男性ローディ(高千穂さん)と初心者の女性(一本木さん)のやり取りが、上級者目線からも素人目線からもわかって楽しめる。



いま読んでも古臭さは感じないどころか、こないだ読み返したら、買った数年前には理解できなかった用語とか、”あるある”にニヤッとできて、おもしろかった。


奥さんや彼女を自転車に引き込みたいとき、この漫画を渡してあげれば、かなりとっつきやすく感じてくれるはず。


じてんしゃ日記






じてんしゃ日記2008




以上、オレサマなりの、「スキルや体力がバラバラの男女が揃ってツーリングを楽しむ方法」でした。