埼玉県および首都圏はそろそろ春の息吹が聞こえてきており、ようやく冬場のウェアから春用のウェアに切り替えられる時期になってきた。
寒かった間は冬用のインナーを履いて自転車通勤していたのだが、ロードバイクで通勤した先日、ポジションにちょっと違和感を感じた。
いつもよりハンドルが低く感じられ、前傾姿勢が強まっている(ような気がする)のだ。
※このポジションから、8ヶ月経つが、いっさいポジションは変えていない(タカムラ製作所にて)
ポジションは昨年の夏にタカムラ製作所で調整してもらってから、まったくいじっていない。スペーサーもすべて抜いて、「ハンドルは一番低い状態」なので、これ以上ハンドルポジションが下がることはありえない。
シートポストもいじっていない。体重でカーボンのシートピラーが下がることはなきにしもあらずだが、もしそうであれば逆にハンドルが高く感じるはず。
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ではなぜだ?屋内で三本ローラーを漕いでいるときは違和感がないのに、屋外で走ると前傾がキツくなってしまうのはなぜなのだ?
理由が皆目検討つかないので、職場のローディ先輩に疑問をぶつけてみた。そしたらあっけなく謎が解明した。
「冬用インナーのパッドのせいですよ。きっと、厚めのヤツ履いているでしょう?たとえばパールイズミの3Dはクッション性は高いのですが、厚みがかなりあるので、お尻の位置が少し上がってしまうんです」(坂バカ氏)
おお!そういうことか。指摘のとおり、オレサマはパールイズミのウィンドブレーク仕様の3Dインナーを履いている。ロングライドでもお尻が痛くならない機能的なインナーなのだが、たしかにパッドはやや厚い。その厚みが災いし、ポジションに影響を与えてしまっているということだ。
なお、三本ローラーに乗車時は、短時間なのでわざわざインナーは履かず、普段の下着の上にサッカー短パンで漕いでおる。よって、厚みの影響はないわけだ。
※サッカーの短パンで三本ローラーは漕いでます
そういえば、高村さんにポジションを修正いただいたときは9月だった。そのときは夏用の薄いパッドのインナーを履いており、その格好の状態でベストのポジションを探ってもらったから、ということか。
パッドの厚みだけでポジションに違和感を感じてしまうくらい、ロードバイクのポジションというのはデリケートなものなのか。たった数ミリでしかないのに…。今回もまた、ひとつ学ばされたのである。
「僕はパッドでポジションが左右されるのが好みではないので、季節を問わず、薄手のインナーを使っていますよ」(坂バカ氏)
なるほど、そういう考え方もあるのか。まあ、もう春だしこれからは薄手のインナーで走るので、ポジションはいじらないでおこう。今度の冬が来たら、対策を別途考えることにする。
ヒルクライムとかロングライドでポジションに違和感があると、つらーいことになっちゃうので、少しでも変だなって感じたらお店でチェックしてもらうのがいいと思う。
ということで、冬と夏でポジションに差があるぞ?と思っている方は、まずはお持ちのインナーのパッドの厚みを確認されてはいかがだろうか?
それにしても、ロードバイクは奥が深いぜ…。

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