自転車を輪行で運ぶとき、あるいは車のトランクやシートに載せて運ぶとき、じわじわとではあるが気になっていたことがある。



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それは、「ホイール同士のスポークが接触して、カチカチ音を立てる」である。



スポークは強烈なGに耐えるためにもともと高いテンションがかかっているから、ちょっとやそっとスポーク同士が触れたくらいではなんともないのは理屈ではわかる。



周囲の先輩ローディに訊いても、「心配するほどのことじゃない」と一笑に付される。



でもね、ホイールもフレームも、縦方向の圧力には強くても、真横からの圧には弱いじゃない?



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だから気にするなって言われても、



トランクにホイールを重ねるときは、「大丈夫かのう・・・横方向に圧がかかるのはよろしくないのではないかのう・・・


とか


輪行で運ぶときは、「心ない乗客がつま先でスポークを真横から蹴って、歪めてしまわないかのう・・・


と心配だったのだ。



そこで対策として、車ではホイールとホイールの間に毛布を緩衝材として割り込ませた。これでいくばくか衝撃が緩和される。




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※後席でカチカチ音を立てるのが、なーんとも精神衛生上よろしくない。




輪行ではなす術がないので、己の身体をバイクと乗客の間にすべりこませ、バスケットボールのスクリーンプレイよろしく接触が起きないように試みた。(輪行は便利だけど、精神的に疲れる理由がコレ)



そんなあるとき、同僚が、「ホイールバッグ (1本用)が余っているから、あげる」と言ってくれた。



ホイールバッグがあれば、スクロケットの汚れを気にしなくて済むので、ありがたく頂戴したのだが、意外にもホイールバッグがあることで、スポークの接触もしなくなったことが判明した。




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これで安心してホイールをトランクに積められるし、カチカチ音に悩まされることもない。ホイールバッグって、こういう効果があるんだね。



余談であるが、スプロケットの油汚れは車載のときは悩ましい問題だ。



「スプロケットカバーをひとつ用意した方がいいかな~」と思いつつも、「面倒だし、コンビニのビニール袋を噛ませておけばええわ」とモノグサなことをしていた。




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このおかげで、汚れとカチカチ音のふたつの頭痛の原因が解消された。全後輪用にふたつあってもいいが、後輪用のひとつだけでも十分なような気がする。とりあえず、当面は後輪をカバーするだけでがんばってみようと思う。



ホイールバッグ (1本用)になんて、意味なんかないだろ?」って思っていたが、十分に意味があることがわかった。




ホイールバッグ (1本用)


スプロケットのある後輪に装着するといいよ!

前輪用に持っていてもいいけど、とりあえず後輪用1つあれば輪行や車載で活躍してくれるはず。