3月7日(土)、さいたまスーパーアリーナで行われた「MINI LOVE -MINI VELO LOVERS FESTA ’15」に行ってきた。


何しろ、主だったミニベロメーカーが勢揃いしてくれるのだ。しかも試乗までできてしまうとなれば、行かずにはおられない。ということで、サイクルガジェットとして取材させていただいたよ。


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会場入口のすぐ横で、カスタムバイクコンテストが行われていた。



もうちょっとこう、盛り上げる工夫があるのかしらと期待していたんだが、ただバイクが並べられていただけで、あまりコンテスト感はなかった(笑)。



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コンテストというからには、来場者が投票でもできる仕組みなのかしらと思っていたが、どうやらそういうものではなく、主催者側の独断というか、好みで選ばれるものらしい。



それにしても、ここに集まったバイクがもうマニアック過ぎて呆れるやら笑いが止まらないやら、である(もちろん、いい意味で)。




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会場では「世界に一つだけのDAHON Curve D7」のブログでおなじみのKei 氏にもお会いできたよ。



オレサマと同じダホンに乗っているブロガーさんで、それはそれはマニアックなカスタマイズをしている方だ。案の定、コンテストにも出品されていらっしゃったので、間近で拝見させてもらった。ドロップハンドルには105のSTI。それにショートVブレーキの組み合わせだ。




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※16インチでドロップハンドル…タダモノではない……。



ちゃんとブレーキ引けますか?トラベルエージェント無しで大丈夫ですか?」と質問したところ、「まったく問題なく引けていますよ」とのこと。




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※フレーム下に輪行バッグを取り付けたほうが、サドルに括りつけるよりも「さっとアクセスできてGOOD」とのこと。




よく見ると、オレサマと同じシュートVをお使いのようだ。うーむ、これを見ていたら、オレサマもドロップ化したくなってきたぞ……。



三日月状のボトルケージは、見た目はスッキリしてカッコイイ。ところが、「ちょっとした段差でボトルがかんたんに外れてしまう。使えないので、ふつうのに戻そうと思います」ですって。そうなんだー。


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ミニベロの展示場では、なかなか実物をみる機会のないKHSとタイレルに目が向いた。とくにタイレルは高いだけあってパッと見ただけで他のミニベロとは一線を画しているような印象だ。

塗装はカドワキパウダーコーティングという製法が採用されていて、とても美しい。写真やウェブサイトでは伝わってこない塗装のクオリティの高さは、現物を見るとよく分かる。




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※こちらは参考出品されていたチタンフレームのFX。デュラエース採用。カーボンホイールを装着。お値段、なんと120万円。



とくに目を引いらのがKHSのP-20RAと、タイレルのFSXの2台。



見た瞬間に「こ、これはいいモノだ…」と生唾を飲んで直感したね。KHSのP-20RAは完成車で25万円。(税抜き)


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※ソフトテールがKHSのアイデンティティだよね。シートステーの上端にあるゴム樹脂がショック吸収をしてくれるんだって。



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※25万は安くないけど、この至近距離で観れば、それだけのモノだって思えるよ…。




ミニベロで25万円って、相当に効果な部類に入るけど、すでに心が麻痺しているので、「がんばれば買える……!」って思ってしまった。自分自身の思考回路が理解不能で恐ろしいね(笑)。


オレサマのダホン(Dahon)のMu P8と同じブルホーンバーにバーコントローラーという使い慣れた組み合わせ。ホイールが451なので、今使っている406よりも高速巡航できるのが強みである。ちなみに、FSXは406ホイールね。



タイレルのFSXは318,500円。(税抜き)

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※ツートンカラーがかっこよすぎて身悶えしそう。




もはや、ミニベロの価格ではなく、ロードバイク、しかもミドルグレードのそこそこよい車種が買えてしまう。ミニベロ好きのオレサマであっても、さすがに「ど、どうしよう…」と躊躇してしまうレベルだ。



しかし、近くに寄って食い入るように見つめると、価格が高いのもナットクなのよね。たとえばタイレルのFSX。 コンポはスラムのフォース


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※メカデザインそのものは、さほど奇抜ではなく、シマノユーザーのオレサマでも受け入れやすいデザインだ。




ちなみにスラムのコンポーネントは高い順に「レッド(RED)」、「フォース(FORCE)」、「ライヴァル(RIVAL)」、「エイペックス(APEX)」ね。



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※スラムってすげーカッコいいじゃん・・・。




ということは、FSXはそこそこよいコンポーネントが採用されていることになる。チェーンリングもカッコよくって、フレームによくマッチしているわ。




個人的に、ミニベロにシマノのチェーンリング(アルテグラやデュラエース)は重たいような、野暮ったいような、ちょっと似合わないような気がしている。




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※デュラエースはチタンフレームになら似合うな……。(゚A゚;)ゴクリ



スラムはその点、ミニベロに似合うデザインかな。スラムは使ったことはないが、一度トライしてみたいね。


ツートンカラーのフレームも美しい……。カラーの組み合わせは何種類かあるそうだ。オレサマはこの組み合わせに惚れた。




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真横から見てもうっとりできる見映えだが、フロントフォークのうねりの角度もよい。実に良い。塗装の素晴らしさは、近くで見れば見るほど際立つ。



ずーーーっと眺めていたかったのだが、さすがにそうもいかず、後ろ髪を引かれる思いでタイレルブースを後にした。



今すぐにミニベロを買い換える予定はないけれど、「もし買い換えるなら」って妄想をしたら、FSXかP-20RAがいいな…って思ったね。まあ、先立つモノが手元にないので、買えはしないんだが(笑)。



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※ちなみに、FXはたたむとこんなかんじ。ダホンやTernほど小さくはならないが、輪行は問題なくできるし、車のトランクにも積めそうだ。



なお、KHSさんもタイレルさんも、ブースの方がものすごく丁寧かつ気さくに説明してくれて、すごく親しみを感じたよ。「あぁ、この人達、心底ミニベロを愛しているんだろうなあ。自分のプロダクトに自信があるんだろうなあ」って情熱をヒシヒシと感じた。






せっかくここまで来たので、何かおみやげでもと思って購入したのが「GENTOS(ジェントス) LED セーフティバンド



リアのフラッシャーはダホンにもBOMAのRefale(リファール)にも装着しているので十分ではある。



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※BOMAのリファール(refale)のライトは1年以上たっても電池がまだ使えるよ。





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※Dahon(ダホン)のMu P8のはエネループでときどき充電してます。





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GENTOS(ジェントス) LED セーフティバンド



ただ、今以上に明るくしておいて損はないし、路上ではなるべく目立つようにしておいたほうが身のためだ。



複数つけている人を見ると、「お、たしかに目立つなあ。これならドライバーに見落とされることはないだろうな」って思うの。



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※すげー明るい。点滅させることも可能。




ということで、オレサマも2個めのフラッシャーを用意することにした。自転車だけでなく、夜のジョギングにも使えるので、利用頻度は多そうだ。オクサマと共用しようと思う。