愛車パンダ(FIAT)の走行距離が9,000キロを越えた。


昨年の秋にエアバッグの故障があった以外は、大きなトラブルには見舞われていない。いわゆるイタリア車につきまとう「すぐ壊れる」というイメージは杞憂に終わっている。



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だが、1点だけ、「あれ?ここだけダメになってしまうの、早くない?」と思ったのが、ワイパーのゴムの劣化スピードだ。



半年たつかどうかのあたりで、”キーキー音”を発するようになった。これがまたけっこう盛大なビビリ音。最初は小さなキーキー音だったのが、あっという間にグワーーーッグワーーーーーッという無視できない音に変化した。



毎日の通勤で使うオクサマは変化を顕著に感じるらしく、「雨の運転のとき、すんげー気になるの……」と言い出した。



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オレサマは、「いくらなんでも半年でゴムがダメになることはないと思うの。もう少し辛抱して使ってみてほしいの」と説得し、数ヶ月はだましだまし過ごしてきた。が、もはや車内の会話に差し支えるレベルになってきたので、交換することになったのだ。



で、ようやく本題。(前置きが長くなってスマン)



2本のゴムで3本分のワイパー交換ができちゃった

ディーラーで、前後交換していただいたのだが、おもしろいことが起きた。ふつう、前後のワイパーゴムを交換するには、3本必要だ。前が2本、後ろが1本。よって、ゴムは3本必要になる。ところが、パンダや500(チンクエチェント)は2本で済んでしまうのだ。



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※助手席側のワイパーが極端に短いことにお気づきだろうか…?


理由は、助手席側のワイパーが極端に短いため。あまりにも短いのでゴムを切断して使うそうだが、あまったゴムで後ろも賄えてしまうんだって。なるほど、助手席側のワイパーとリアのワイパーを足して、ちょうど1本のゴムを消化することになるわけだ。



500(チンクエチェント)の場合

運転席側はそこそこ長さがあるのに、助手席側ワイパーが極端に短い。



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※こちらはチンクエチェント(500)だ。ほぼパンダと同じワイパー構成。



パンダの場合

ワイパーの形状がチンクエチェントとほんのりと異なるが、長さの比率は似たようなものだ。両方とも全幅が短いコンパクトカーであることが影響している。



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ということで、ゴム2本分の料金で済んでしまったよ。

※もちろん、どのメーカーのワイパーゴムを使用するかどうかで異なるので、常にこうだとは断言できないが。



なお、FIATのディーラーのメカニックさんにうかがったところ、


半年でワイパーゴムを交換すると決めています。視力がそれほど良くないので、夜間時の雨天走行だとフロントガラスにつく雨水が反射して、見えづらくなってしまうんです。それが嫌なので、拭き残しの線が出てきたなと思ったら、すぐに交換してしまいます。いつも快適に走れて、精神衛生的にも良いですよ


とのことだった。へぇぇぇぇ。


それを聞いてオレサマも「そうしよう」と決めた。


ワイパーゴムは1本1,500円前後なのでケチるものではない。そもそも、消耗品だしね。



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パンダの運転が楽しい理由が判明

蛇足だが、パンダや500(チンクエチェント)のハンドリングってなんでこうもスパスパっと気持ちよく切れるんだろう??って不思議だった謎が、雑誌を読んでいたら解けた。



もともとエンジンが軽い上、車重も1トンちょいしかないし、ホイールベースも2300ミリと(国産コンパクトとくらべても)かなり短いのが理由だが、さらに「ハンドルとフロントタイヤの距離が短いから」らしい。



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※うまく説明できなくて心苦しいのだが、ハンドルの軸と前輪の距離が短いほど、スパッスパッってキビキビしたハンドリングになるんだって。


改めてパンダを横から眺めてみると、なるほどたしかにその通りだ。ホイールベースが2300ミリしかなく、エンジンフードの突き出しも短い「チョロQ」的なルックスはそのせいだったのか。



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※ちなみにこれはチンクエチェント(500)の内装。パンダとは一味違った、かわいいデザインだ。



フィアット500のすべて

※くわしいことは、これに書いてあったよ。パンダとチンクエチェントの比較もあるよ。



以上、パンダのメンテナンス・レポートでした(笑)。パンダって、乗れば乗るほど楽しいなぁ~。