Dahon(ダホン)のMu P8を2010年の秋に購入し、約4年半が経過した。
これまでの総走行距離は18,000キロ弱。年間平均で、4,000キロちょい走っていることになる。
愛着を持って大切にカスタマイズしてきたので、今も大好きだし、まるで体の一部のように感じるほどだ。
しかし、いつかはきっと買い替えの時期が来る。いますぐにどうこうするつもりはないが、遠くない未来、新たなるパートナー(ミニベロ)購入を検討せねばならないだろう。
そこで、妄想レベルで次に買いたいミニベロを考えてみた。
題して、『25万円以上で買えるオススメのミニベロ』だ(笑)。
※あえてツッコミどころを残しています。
Tyrell(タイレル)
CSI
- アルミフレームにカーボンバックの組み合わせ
- フレームカラーは5色でツートンのカラーリング
- 451の20インチホイールなので、406よりもスピードが出しやすい
- SCHWALBE(シュワルベ)のDURANOは耐久性と軽さのちょうどいいバランスのタイヤ
フラットハンドルはShimano ULTEGRA 6800の11速だ。ブレーキやシフター、クランクまですべてフルアルテグラ。完成車で¥283,500(税抜き)。SRAM Force ドロップハンドル完成車もあって、これは¥298,000(税抜き) 。
どちらもなかなかのお値段である。ドロップハンドルモデルは税込みだと30万円オーバーだ。しかし、ドロップハンドルモデルの重量はなんとたったの7.5キロ……。これはもはやふつうのロードバイクの重さである。ミニベロではちょっと考えられないスペックだ。
フォールディングのミニベロの場合、クランプなどの接続パーツが増えてしまうため、どうしたって重くなる。ハイエンドモデルでも9キロ台がほとんどのところ、7.5キロは誇張もお世辞もなく、「驚異的」のヒトコトに尽きる。
ほぼ30万円のミニベロではあるが、これはもはや文句のつけようがない仕様だ。個人的に、オレサマが今もっとも買いたいミニベロがタイレルのCSiなのだ。
FSX
FSXは折りたためるミニベロだ。タイレルの中でも折りたためるモデルは少ないが、数少ないフォールディング式。
ただし、ホイールサイズは同じ20インチでも406サイズ。なので451のCSiよりは走行性能は劣る。あくまで比較しての話であって、ミニベロのくくりの中では相当にスペックは高い。406ホイールの折りたたみ式ミニベロの中では、最速レベルと呼んでいい。
フレームはアルミだが、フォークはモノコックのカーボン製。重量はCSiよりも1キログラム重い8.5キログラム。フォールディングバイクとして、この軽さはすごすぎる。
参考までに、オレサマのダホン(Dahon)のMu P8がデフォルトで11.5キログラムだった。それにコストをかけにかけ、ようやく辿り着いたのが8.3キログラム。費やしたコストは……15万円は下らない(笑)。バイク本体を6万円ほどで買ったので、合計で20数万円かかっている。そう考えれば、「ありえなくはない」のだ。
フラットバーハンドルと、ドロップハンドルの2種類から選べるが、個人的に断然オススメしたいのは「ドロップハンドル」だ。
フラットバーハンドルを1年半使ってからブルホーンバーにカスタムしたオレサマに言わせれば、フラットバーでロングはキツイし、ダンシングもしにくい。せっかくタイレルを買うなら、ドロップハンドルで長距離を高速で移動したいだろう。迷わずドロップハンドルにしておきたい。
コンポーネントがスラム(フォース)であるというのが、使ったことのない人からは不安要素かもしれん。そんな方は、この方のブログ記事が参考になるかも。
※検索してて、たまたま発見した
- シマノから乗り換えても、半日も乗れば慣れる
- 多段変速ができて便利
- シフトアップもダウンもやや重め(シマノと比べて)
ダホンやTERNに比べて、「折りたたんだときのサイズがややデカイ」のが問題ではある。ただ、ダホン(Dahon)のMu P8で何度も輪行している身からすると、「どれだけ小さく折りたためるか」は大した問題ではない。
それよりもよっぽど重要なのは“重さ”だ。軽ければ、多少かさばっても問題ない。しかし、その逆は大変だ。という意味で、タイレルのCSiは輪行に超絶最適とは言わないが、ほとんど苦にならないであろう。
KHS(ケーエイチエス)
P-20RA
KHSのP-20RAもよさげなミニベロである。アルミフレームで折りたためないミニベロだ。輪行するときは前輪を外し、ハンドルを折りたたむ必要があるので、手軽にさくっと電車に乗れる……バイクではない。電車に乗るにも、車に載せるにも、いわゆる折りたたみ式自転車としてはやや手間取る。
車重もそこそこあって、9.4キログラム。ミニベロの中では10キロを切ったら「軽量モデル」と呼んでいいと思うので、P-20RAもまあ軽量ではある。タイレルよりも重いが、これはタイレルが軽すぎるのであって、けっしてP-20RAが重いわけではない。
現に、TERNの「VergeX30h(268,000円:税抜き)」ですら10.3キログラムあるし、フラッグシップモデルのVergeX20(370,000円:税抜き)ですら9.8キログラム。37万円出しても10キロを切るのがやっとであるのがわかるだろう。9.4キロのも十分に軽量であることがわかっていただけたと思う。
P-20RAはじつに美しいシルエットを持つ。ブルホーンバーにバーコントローラーのシフターという組み合わせも少ないので、街でかぶる可能性も低い。
ブルホーンバーとバーコンの組み合わせって、個人的には極めて使いやすくて乗りやすく、大好きな組み合わせ。でも、このカスタムをする人は少数派だね。
※左: ブルホーンバー&バーコントローラー(デュラエース)
※右: ドロップハンドル&アルテグラ(6800系)
シフトチェンジのたびに手のひらをバーコンに持っていかねばならないので、車でいうところの「マニュアル操作ちっく」になる。この動作を楽しいと思えるか、面倒くさいと感じるか、かな。
万人に向くのはドロップハンドルとSTIの組み合わせだろうが、この組み合わせでも十分すぎるほど楽しいし、ロングライドでも疲れないよ。
Tern
Verge X18
Verge X18も悪くはないチョイスだろう。価格は259,000円(税抜き)。シルバーにポリッシュされたフレーム。目を引くツートンカラー。ディープリムホイール。ドロップハンドル。いかにも走りそうな佇まいである。
ただ、重さは残念ながら10.2キログラム。重さ的には大したメリットはない。タイレルと比べるとかなり見劣りする。
あと、25万円を越えるバイクなのに、シフターとフロントディレーラーがSORAなのが残念。リアディレーラーはULTEGRA-6700と一昔前のモノ、でもって9速だ。カセットはカプレオ、クランクがFSA。ややコストダウンされているのが気になる。
この辺は、買った後のカスタマイズとしてお楽しみにしておくのもいいだろう。
以上、25万円以上で買えるオススメミニベロでした。
個人的にはタイレルのFSXがいいなーーー。ステキな王子様が現れて、オレサマのために買ってくれないかしら(笑)。
コメント