以前、ダイハツのウェイクにロードバイクが載るかどうか、ディーラーさんで調べさせてもらった。



今回はその第2弾である。

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※この記事、けっこう人気があって、今もかなり検索流入がある。ちなみに『ロードバイク ウェイク』でGoogle検索1位(笑)。




ウェイクの次は、話題のスズキの「ハスラー」しかないだろう。そこで、ハスラーにロードバイクが積めるかどうかを調査してきた。

取材にご協力くださったのは、(株)スズキ自販埼玉スズキアリーナ東川口さん。


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※ありがたいことに、店長さん直々にご対応いただけた。


さて、ハスラーは昨年発表されて、大ブレイクした軽自動車だ。 RJCカー・オブ・ザ・イヤーも受賞したのも記憶に新しい。


街ナカで見かける機会も増えてきた。Dr.スランプアラレちゃんに登場するようなポップなフォルムがじつに可愛く、「あ、ハスラーだ」と目にとまる。


ウェイクほどで中が広いようには思えなかったが、実際はどうなっているのか、ロードバイクが積める積載量はあるのかが気になっていた。


外観は可愛らしくもあり、かっこよくもあり、マッチョ感もあり、アウトドア風でもある。


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店長さんによれば、まさに老若男女にまんべんなく人気があって、「ヒットはするだろうと思っていたけど、まさかここまでとは!」と驚いたそうだ。

拝見したのはXターボという上級グレード。アルミホイールも装着されてて、かっこいい。ツートンカラーもBMWのMINIっぽくて愛着が湧くデザインだね。


運転席周りはこんなかんじ。


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ウェイクと似ているが、ハスラーは外装同様に内装もツートンカラーになっていて、楽しげな雰囲気がある。 なお、ハスラーはワゴンRから派生した車だそうで、ワゴンRの特徴とされている。(ただし、プラットフォームはハスラー専用の設計だそうだ)


ハスラーにはスズキが得意とする「エネチャージ」が助手席の下に格納されている。


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エネチャージとは、簡単に説明すると「アクセルから足を話した状態でもタイヤの回転で充電してくれる仕組み」のこと。従来の車は、アクセルを踏んでいる間しか充電してくれなかったので、これは画期的である。

こんな場所に隠されているなんて、驚きですな。エネチャージの上にはおおぶりなトレーがあり、ちょっとした荷物はここに置ける。セキュリティ上も効果的なスペースといえる。


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※収納に便利なスペース


助手席はウェイク同様、キレイに前方に倒すことができるので、スキー板やサーフボードのような長尺物もOK。 リアシートはスライド式(160ミリ)だ。リクライニング機能もあるぞ。足元のスペースを広げることもできる。この辺のシートアレンジはワゴンRとほぼ同様である。

では、肝心のロードバイクを積ませていただこう。


まず、50:50のリアシートを倒す。トランク側からレバーを引くだけで倒すことができる。ちなみにシングルフォールディング形式なのでワンタッチ。


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※おお!きれいなフラットになるぞ。バイクも安定して置ける


シートをどこにスライドさせていても問題なく倒せるのもいいね。掃除がしやすい樹脂製なので、掃除もしやすい。まさに、アウトドア&遊びのための装備が充実しているといえよう。

全高は166.5センチ。全高が180センチを越えるウェイクのように、タイヤを装着したママは流石に積めない。だが、両輪を外してしまえば、ラクラクと載せることができた。室内高も十分なので、チェーンリングを天井にぶつけてしまうこともない。


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※チェーンリングと天井のクリアランスもばっちり。


天井にぶつけて、ルブで黒い線をつけてしまうのは「ローディあるある」なので、これを心配しなくてよいのはありがたい。

トランクのドアもほぼ直角にガバっと開くので、前かがみにならなくて済む。


これがたとえばアルトだとこんなかんじ。開口部が狭く、高さ的にも足りないので、同じ積み方ではアルトには積めない。



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※こちらはアルトです

ジムニーであれば、ハスラーと同じ積載方法でいけそうだ。ただ、フルフラットにはならないので、バランスを保つのがハスラーよりもシビアになる。




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※こちらはジムニーです。けっこうな段差が生じます。


ハスラーは床がフラットになることもGOODポイント。オプションでベルト固定するためのフックも用意される。助手席スペースも犠牲にならないし、バイク2台が余裕で積める。



外側から見た限りでは、「ちょっとスペース的にロードバイクはキツイかもなあ」って思っていたのだが、なんのなんの。


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※2台のバイク、4本のホイールを入れてもまだまだ余裕だろう


やはり、何事も実際にやってみないとわからないものだ。レース会場にカップルでハスラーでバイクを持ってきたら、けっこう様になるというか、「あ、センスいいな」って思うだろう。

今の軽自動車のトレンドとして、全高でスペースを稼ぐ方向に進んでおり、ウェイクやハスラーはそのひとつの方向性といえる。


店長さんによると、「ハスラーを購入されたお客様は、カスタマイズする率が高い」そうだ。

お店に置いてあった点検待ちのお客さんのハスラーも、パンダっぽい白黒のツートンカラーを施していたり、「どこに売ってるの?」と思うようなキュートなホイールを履かせてらっしゃった。


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※目が カワ(・∀・)イイ!!


ウェイクもいいが、ハスラーも「自分だけの1台に仕上げたい!」って思わせる、心の琴線に触れる何かが確実にあるね。



とくに、白黒のツートンはいかにもパンダって表情で、パンダ(フィアット)乗りとしてはぐっとくるものがあった。売れているのもナットクである。

ウェイクとハスラーを見させていただいた結果だが、

  • 積載力ではウェイクの勝ち
  • 愛着が湧く、大切に乗りたい感ではハスラーが一枚上手
  • シートアレンジや内装はほぼ互角


である。



HUSTLER CUSTOM BOOK VOL.1 (ぶんか社ムック)



スズキハスラー―まるごと1冊そのスゴさがわかる本 (モーターファン別冊)



スズキ・ハスラー天国 (Gakken Mook)




自分がもし買うとしたら、どっちを選ぶかなあ・・・。正直、むちゃくちゃ迷うと思う。(買えないんだけどw)

間違いないのは、どっちを選んでも楽しい週末が待っていることかな。


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スズキ自販埼玉スズキアリーナ東川口の皆様、ご協力ありがとうございました!

m(__)m

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過去記事のまとめ

【取材記事まとめ】 ロードバイク&ミニベロが自動車に積めるかどうか

※全部の取材記事をここにまとめてます。