パンダを購入して、8ヶ月過ぎた。走行距離は8,000キロになった。

乗って楽しく、見てかわいい、愛すべきフィアット・パンダ。性懲りもなくロングタームインプレッションをするので、お付き合いください。



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まずはトラブル関係から。

トラブル

  • 走行距離:5,100キロ
  • エアバッグ警告灯が点火
  • 誤表示かなと思ってディーラーで修理してもらう

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  • 走行距離:5,600キロ
  • 再びエアバッグ警告灯がつく
  • ディーラーに持ち込んだだ、検査の結果「コンピュータをまるごと交換する必要あり」と診断される

↓↓↓

  • イタリアからの空輸を待つ(日本国内に在庫がなかった)
  • 3週間近く待ってようやく完了

↓↓↓

  • 走行距離:7,800キロ
  • 復活\(^o^)/

※この間、2,700キロをエアバッグ誤表示のママ乗ってた。

トラブルはこの1件のみで、深刻な欠陥とか、走りに関わるモノはない。走ることに関しては、大満足です。



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新たに気づいたこと

1.燃費の良さに財布が助かっている

街乗りでリッター16キロ、高速道路ではリッター20キロをマークする。(夏場でエアコンを使うと、それぞれ3キロほど落ちる)

以前乗ってたフォルクスワーゲンのPOLOは街乗りでリッター8キロ、高速で13キロだった。街乗りだと、ほぼ2倍の距離が走れるわけで、これはすごい。


毎月1,000キロのペースで走っているので、POLOに要していたガソリン代は月々17,125円かかっていたのが、パンダだと8,560円だ。


ちなみに実家までは350キロ(片道)あるのだが、パンダとPOLOそれぞれにかかるガソリン代はこうなる。(両方共ハイオク仕様です)



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※年末年始の実家にて


POLO
  • 必要なガソリン:27リットル
  • 137円(L)×27リットル=3,700円
パンダ
  • 必要なガソリン:17.5リットル
  • 137円(L)×17.5リットル=2,400円

差額=1,300円。往復だと2,600円にもなる。これもバカにならない。


中古車を買えば車体本体は安くすむけど、燃料コストがボディブローのように効いてくるんだよね。せっかく買ったんだしと調子こいて遠出していると、いつのまにやらガソリン代がすげーことになる。

ちなみに最近はガソリン価格が下落し続けているので、どうかこのまま下げ止りしていてほしい。


2.トランク容量が少ないので、ホイールの置き場所に悩む

日常で使うぶんにはトランクの容量は十分。キャンプ行くでもないしね。ミニベロ1台なら、リアシートを畳まずに載せられるのもGOOD。

ただね、かなり狭いのは事実。唯一困るのが、ロードバイクを積んだときのホイールの置き場所。



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1台なら両輪(2本)ともトランクに入るけど、2台積んだとき(計4本)は入らない。※前後長が不足する。



よって、前輪2つを後部座席の足元スペースに押し込み、後輪2つをホイールカバーで包んでトランクに載せる。



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※ホイール2本でいっぱいいっぱい(笑)。


ロードバイク2台とホイール4本をパンダに積むと、後方視界はほぼ絶たれてしまい、頼りになるのはサイドミラーと助手席の目。これが高速道路でレーンチェンジするときとか、ちょっとだけストレスになるのだ。



安全ではないので、なんとかしたいと思いつつも、抜本的な対策は見つかっていない。

THULEのルーフキャリアを導入したいんだが、ベースレールを含めると6万円前後かかってしまう。



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※バイクを屋根に載せて運ぶだけのためにこの値段はちと出せないかな…。


3.ツインエアーエンジンはあいかわらず元気よく回る

パンダは街乗りよりも高速道路で走りの本領を発揮する。

街乗りではギアのつながりがややギクシャクする。とくにノロノロ運転は得意ではない。ギアのチェンジもヒョコヒョコする。それが高速道路になると、スポポポポポポッと心地よい音を立てながら”元気よく”走る。



エンジンががんばって仕事してるなーーって愛らしく思う。いい音なので、耳に心地よいのだ。



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◆ツインエアーエンジンとは?

0.9リッターの85馬力という小型の二気筒エンジン。(公式サイトがくわしいよ)

二気筒エンジンは世界でもほぼ例をみない珍しいエンジンで、現時点ではフィアットしか作っていないそうだ。軽自動車でさえ2気筒エンジンは振動・騒音が大きくスムーズさに欠けるとして昭和時代にほぼ消滅している。そういった意味で、実に貴重で味わい深いエンジンなのである。


まるで、「アクセルとエンジンがダイレクトにつながっている」ような感触があって、踏めば踏んだだけ回転数が上がる感じなの。だから、スピードコントロールがしやすい。一瞬加速して合流したいときとか、追い越し車線に入るとき、ストレスなくいけるのだ。

絶対的スピードは限界あるけど、加速と減速を意のままに操れるので、スポーティな車を運転してるって思えてしまうね。

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※このサイズでロードバイクが2台積めるんだから、大したもんだ。



以上、8,000キロ時点のフィアット・パンダのインプレッションでした。こまかいことを言い出せばキリがないが、乗っていて楽しいからこれっぽっちも気にならん。いや、むしろ乗れば乗るほど好きになってしまう。

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毎週末、ロードバイクに乗ろうか、パンダに乗ろうか迷うくらいなの。よって、車にロードバイクを積んで遠出するのが実は一番の楽しみだったりする。

今後も、インプレッションはときどき書いていきますね。



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