ロードバイクを購入して1年経過した。よって、いちおうロードバイク歴2年目だ。



ローディならすべての人が通るのが「ホイール欲しい欲しい病」だが、御多分にもれずオレサマもその症状に苦しんでいる。

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2015年の目標は「新ホイール購入」だ。



ただ、1つ問題があって、「チューブラー&カーボンディープリム」か「クリンチャー&アルミ」か「クリンチャー&カーボンリム」のどれを選ぶべきか、まだ決めきれていない。



ちなみに現在使っているのは、「カンパニョーロ ZONDA (クリンチャー)」。アルミのクリンチャーとしてはそこそこ良いもので、重くも軽くもない(1,570グラム)。プロが練習で使うクラスのモノ。

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※ZONDA(ゾンダ)、いいホイールですよ、うん。



スポークがステンレスなので、アルミスポークのシャマルやユーラス(カンパニョーロ)よりも耐久性は高い。バリバリのレース用ではなく、ロングライドやツーリングに向いている。


G3のラインが美しく、とても気に入っているホイールだ。

関連記事



カンパニョーロ ZONDA BLACK クリンチャー 前後セット





ということで、同じ症状法方々のため、はたまたこれから病に冒される方々のために、ホイール欲しい欲しい病とはこんな病状ですってことをお伝えしよう(笑)。



New ホイールが欲しくなったキッカケ

1.(ヒルクライムが遅いのは)ぜんぶホイールのせいだ

ロードバイク歴が短い人が山に登ると、己のショボさに情けなくなる。時分の体力の乏しさを、バイクに責任転嫁したくなる。



「だって、エントリークラスのフレームだし…」とか、「ホ、ホイールが山用のじゃないもんね…」と言い訳してしまい、「軽いホイールならもっとオレは速いはず」と思ってしまうのだ。(そんなわけはないのだが)

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※美ヶ原のヒルクライムはまじでしんどかった。白石峠や定峰峠の2.5倍辛かった。


で、ホイールの重量を気にしながら物色が始まるのである。






2.仲間のバイクや試乗会で試し乗りしたとき

仲間がいるのは素晴らしいことだ。ソロで走るより、仲間と走るほうが数倍楽しいし、行動半径もぐっと広がる。先輩ローディは知識も経験も豊富で、コースもたくさん知っている。



雑誌にはけっして書かれない、ぶっちゃけたアドバイスをしてくれるので、銭失いな買い物もしなくて済む。



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いいことづくめのようだが、ひとつマイナスがある。



いいモノを知っているので、へんにこっちの知識がついてしまうのだ。それに、高級なホイール等もお持ちで、「ちょっと試しに」とチョイ乗りでもさせてもらおうなら、さあ大変。



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※カンパのスーパーレコードにBORAのホイールという信じられんセレブなバイクとか、もうね・・・。(乗ることすら恐れ多い)


「カーボンディープリムってこんなに軽いんだ…こ、これでヒルクライムをしたら絶対自己ベストが縮むに違いない(゚A゚;)ゴクリ」ってなってしまう。





それぞれのメリットとデメリット

3種類のホイールの長所&短所をまとめるとこうなる。


チューブラー&カーボンディープリム

長所:
1.乗り心地がいい(限りなく真円に近い形状のため)
2.なんといっても軽い(クリンチャーにはつきものの、リムの補強がないぶん軽くできる)
3.ひたすらに見た目がかっこいい(好みの差はあるが、まあ異論はないだろう)



短所:
1.ホイールそのものの価格が高い(20~30万円とかザラ)
2.タイヤも高い(パンクしたらアウト、即交換)
3.メンテナンスにコツがいる(専用ブレーキシューが必要。タイヤ交換に時間がかかる)
4.日常用に使うのは贅沢極まりない(毎日が決戦だって割り切れるならかまわない)



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クリンチャー&アルミ

長所:
1.メンテナンスが楽(クリンチャーは交換もさくさくできる)
2.維持費が安い(チューブが安いし、タイヤの値段もこなれている)



短所:
1.すでにアルミのクリンチャーを持っている(なのに似たようなの買うってどうなの)
2.軽さではカーボンに敵わない(1,300グラムそこそこが限界)



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※写真にあるのはアルミのクリンチャーばかり(もてぎエンデューロにて)


クリンチャー&カーボンリム

長所:
1.クリンチャータイヤとチューブの使い回しができる



短所:
1.まだマイナーな存在
2.選択肢が少ない
3.リムの重さがあるので軽くはない



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「これはないな」って思っているのが、3つめのカーボンリムのクリンチャー。 すべてが中途半端。妥協の産物のイメージがあるので、きっと後悔すると思うのが理由。



どうせ買うなら、「突き抜けたキャラ(メリット)があるもの」にしたいもんね。



よって今のクリンチャー路線を踏襲し、アルミクリンチャーの最高峰(カンパニョーロのシャマル ミレor マビックのキシリウム)に行くか。それが無難な気もする。



この2つは、アルミクリンチャーとしてはほぼ最高峰。コレで満足できないなら、クリンチャーはやめておけってレベル(らしい)。

参考記事

マヴィック125周年記念モデル キシリウム125 テストライドでその実力に迫る(シクロワイヤード)





価格は、シャマルウルトラが15万円前後。キシリウム125は限定モデルということもあって、20万前後と安くはない。


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※写真はシャマルウルトラだが、隣に展示してた「シャマルミレ(Shamal mille)」がグッと来た@サイクルモードにて (カンパニョーロ代理店の店員さんがていねいに説明してくれた)


ただ、アルミクリンチャーを2本持つのももったいないような気がして、「カーボンのディープリムホイールにしたらどうだ?本当に乗りたいものにしろ。妥協するな。本能に従うんだ」と脳内の悪魔が囁いてくるのだ・・・(笑)。



仮にカーボンディープリムにするとしたら、リムハイトも考えなくてはならん。38ミリにするか、50ミリにするか。80ミリは突き抜けているからこれはさすがにない。(横風も怖いし)



50ミリのほうが目立つ。ホイールの存在感も強い。ただ、横風は受けやすくなるし、日常的な用途には大げさな気もする。



38ミリはやや中途半端な位置づけではあるが、ほぼオールラウンドなシチュエーションで使えるという幅の広さは魅力。

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※写真はBOMAの「TH - 11C」


候補は「BOMAのTH-10C」(リムハイト38ミリ 1,270グラム) 17万円、もしくは 「TH-11CC」(リムハイト50ミリ 1,385グラム) 17万5千円かなー。



(ついにオレサマもホイールに20万円弱の金額を投入しようという思考になりかけている。自分で自分が怖い)



本能に従えばチューブラーのカーボンホイールで決まりだ。



しかし、脳がブレーキをかけている理由は、交換(メンテナンス)がしにくく、タイヤが高価であるということ。(良い物は1本1万円前後もする)



このふたつがオレサマにとって大きな参入障壁なのだ。パンクしたらリムテープをメリメリと引き剥がして、新しいタイヤをキレイに貼らないとあかん。精度の高いタイヤなら一発でちゃんと決まるらしいのだが、まだ自信がない。

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※テープでタイヤを固定するってのが、理屈ではわかっても、心ではまだ信じ切れない(笑)。


タイヤを携行する必要もあって、サドルバッグの大きなスペースを食ってしまう。サドルバッグは小さいものにして、なるべくバイクにあれもこれもとぶら下げたくない。見た目も美しくない。



そんな状況なので、まったくもって決心はついておりません。



そんな矢先、ミニベロのホイール(キネティクスプロ)が割れるというハプニングが発生。交換を余儀なくされることになり、ロードバイクのホイール購入はいったん保留に。

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※クラックがいっきに3箇所も!! ホイールオワタ/(^o^)\


キネティクスプロ破損の顛末は、べっとまとめますね。

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サイクルガジェット、キネティクスプロ(Kinetix Pro)やめるってよ