オレサマの愛するミニベロ、ダホンのMu P8 が、オーバーホールのために入院することになった。



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2010年の10月に購入して4年と3ヶ月たった。走行距離は17,400キロくらいで、年間4千キロほど乗っている計算になる。



消耗品(チェーンやタイヤ)はこまめに交換し、汚れが目立たないうちに洗車し、大切に乗ってきた。チェーンの掃除も乗るたびにやっている。しかし、さすがに4年以上も経つと目に見えない部分の劣化が顔を出し始めるのだ。



先日、Raphanoクラシックソフトシェルジャケットのインプレッションのためにミニベロで原宿に出かけたとき、異変を感じた。なんとなく、ハンドルの旋回性が悪いというか、しこりがあるようで、スムーズに動かない。




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『乗れなくはないが・・・』




ふつうに運転するぶんには気にならんが、ハンドルを地面から持ち上げて左右にブンブン振ると、手のひらに抵抗感がある。さらに、ピキピキという異音もハンドル周りから聞こえてくる。これはトラブルの予兆に違いない。


さらに、ホイールからも微かにではあるが「ピキ」と異音がする。どうやら、いろんなパーツが一気に経年劣化してきたようだ。(…後に大きなトラブルのきっかけとなるのだが、それは後日書く)




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※店まではほんの数キロだが、乗って行くのは危険と判断した



こういうときは、四の五の言わず、一目散にお店に持っていくのがよい。「こんどにしよう」と先送りすると、あっという間に2週間ほど経ってしまうものなのだ。



さっそくお世話になっているショップに持ち込み、大将にチェックいただいた。そしたら、「ヘッドパーツが、かなり傷んでるねー。ブレーキワイヤーもアウターワイヤーもいいかんじにヘタってるし、オーバーホールしたほうがいい。ホイールの異音はもうちょっと調べないとわからないね」と指摘されたので、入院させることにした。




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そういえば、オーバーホールってこれまで1回もしたことない。大将に言わせると、「ミニベロで年間4000キロ走る人って、いないわけではないけど、相当乗っている部類に入る。オーバーホールの時期としては、遅いくらい」とのことだ。

ハンドルの根本を開けて、ちょっとだけ調整してもらったら、旋回性は少しだけ改善した。でも、根本的な解決ではない。それに、「ジャリジャリ」という音も聞こえてくる。不要物が混じってしまっているようで、「シールドベアリングを丸々交換する必要があるかも」ですって。




いっくら外側をキレイに保っても、見えない駆動箇所はいつの間にか劣化が進行してしまうものなのね…。形あるもの、いずれ滅びるということですわ。






ついでにブレーキも確認してもらった。



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シューの角度がちょっとズレてる。シューの減り方が歪になっているので、直しておくね」と別件で指摘もされた。



やはり、異変を感じてからお店に持ち込んでいるのでは遅くて、定期的(少なくとも半年に1回)に、トラブルの有無にかかわらず、持ち込んでトラブルの芽を事前に摘みとっておくのがよいね。



たとえるならば、“歯医者”みたいなもんかな。歯が痛くなってから病院に駆け込んでも遅いじゃん?虫歯だけかと思ったら、歯槽膿漏も併発してたりすると治療費もかさむじゃん?



痛みの有無に関係なく、「いついつに歯医者行くっ」と決めてあらかじめ予約しておくと、タイミングを逃さないし、結果的に「来といてよかったわー」って安堵するもんじゃん?そんなことを痛感させられたのであった。



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ということで、ハンドル調整はもとより、ホイール調整、ワイヤー類の総取っ替え、バーテープの巻き替え、ベアリング類の掃除とグリスアップなどなど、一気にまとめてやっていただくことにしたよ。


折りたたみ自転車&スモールバイクカスタム2015


トラブルのタイミングこそ、カスタマイズの最大のチャンスだったりする。ピンチをチャンスに変えるという、逆転の発想(笑)。



具体的なオーバーホールの内容、傷んでいた場所、おこなった調整やパーツ交換の詳細は、退院後に記事にしますね。