12月に入ってからというもの、MINOURA(ミノウラ) 3本ローラー [MOZ-ROLLER] モッズローラーの上でばかり過ごして、さっぱり外に出ない生活が続いていている。だって、ローラーの上だと薄着で走れて、楽チンなんですもの。

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乗っているのはBOMAのリファール(refale)ばかりで、Dahon(ダホン)のMu P8はさっぱり乗っていない。久しぶりにミニベロのチェーンをみたら、カッピカピに乾いていた。クランク回したら、シャリシャリと音がする。ストーブの乾燥した空気で完全にルブが飛んでしまったようだ。慌ててチェーンクリーナーで汚れを落とし、ルブを注しておいたよ。


さて、三本ローラーで300キロ走ったことになるが、これだけ走っていると、イヤでもバランス感覚が身についてくるね。どんな変化があったか、ビフォーとアフターで比較してみよう。


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※床に敷いている新聞紙は汗受けです

片手で運転ができるようになる

乗り始めは、怖くてとてもじゃないが手をブラケットから離せない。よって、走りながら汗を拭うことすら難しい。ボトルに手を伸ばすなんて、自殺行為。とにかく、バランスを保つことだけに100%の集中力を使わねばならないのだ。

両手でブラケットをしっかり握っていても、ちょっと視線を横に移動させるだけで前輪がふらついてしまう。下ハンドルに持ち替えるだけでも、一苦労だ。


2~3週間過ぎてバランス感覚が養われると、タオルで顔を拭うことができたり、iPhoneで聞いている音楽のボリュームを変えたりできるようになる。今はボトルを抜いたり戻したりする練習をしているところ。

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より体幹を意識した乗り方を心がけるようになる

三本ローラーの上ではごまかしが効かない。ちょっとでも姿勢が左右均等でなかったり、重心がズレていると、あっという間にバイクが左右に揺れ始める。安定して走り続けるには、正しいフォームで前後左右にバランスよくペダルを回す必要がある

バランスを意識すると、自然と(腕ではなく)体幹に力が入るのだ。自分の場合は、腹筋のやや上辺りに力を込める感じで漕ぐ。背中を反らせず、かと言って極端な猫背にもならないよう、背中はまっすぐにキープしている。


ちなみにポジションに関しては、練馬区にある「プロショップタカムラ製作所」で教えていただいた。

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プロショップ・タカムラ製作所でポジションを抜本的に直していただいたでござる

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※下ハンの練習もできます

音楽を聴く余裕が生まれる

iPad miniで音楽を鳴らしていたが、ローラーの回転音にかき消されてしまうので、イヤホンとiPhoneの組み合わせで音楽を聞いたり、Podcastで伊集院光の深夜の馬鹿力を聞いている。余裕が出てくると、伊集院光のトークに大笑いながらペダルを回すことも難しくはない。

iPhoneで音楽を聴くときのTIPSだが、iPhoneを裸の状態でバックポケットに突っ込まないこと。汗でベッタベタになるので、運が悪いと浸水して故障の原因になる。自分はコンビニのビニール袋に入れて保護している。

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※背中から飛び出しているモノ=コンビニのビニール袋

テレビも楽しめる

三本ローラー初期は、目線を前に向け続けることが難しかった。フロントタイヤの挙動が不安で、どうしても目線が下を向いてしまう。これではトレーニング効果は薄いので、できるだけ前を向き、手元を見ずに走れるようになるのが理想。

これができるようになってきたので、テレビでサッカー観戦しながら回しているよ。45分間回すって決めているので、ちょうど前半か後半の45分間を視聴すればタイムアップ。退屈になりがちな三本ローラーも、これなら楽しめるし、目線も自然と前を向くようになるし、いいことづくめだ。

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※ただし、オクサマには大不評(うるさくて目障りらしい)なので、機嫌のイイときを見計らってお願いする。

走行距離が300キロを越えて、音楽とテレビをながらで楽しみながら三本ローラーを回せるくらいまでにはバランス感が習得できた。これができることで、退屈しなくて済み、ハードディスクに溜まった録画を消化できて一石二鳥。

慣れれば誰だってできるようになる。せいぜい2週間も乗れば、大丈夫なはず。運動神経は関係ないよ。


MINOURA(ミノウラ) 3本ローラー [MOZ-ROLLER] モッズローラー




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