Dahon(ダホン) Mu P8 のシフトワイヤーを交換した。




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ブルホーンバーにカスタムしたのが2年以上も前なので、ずいぶんと使えた計算になる。
ちなみにブレーキワイヤーはまだ問題ないようで、もうしばらく継続できそうだ。


シフトワイヤーもブレーキワイヤーも、いつ交換するべきなのか、その兆候をどう察知すれば良いのか、意外にわかりにくい。



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たとえば、タイヤやブレーキシューであれば目視で磨耗具合を確認できるので、「そろそろだな」と判断できる。しかし、ワイヤー類は目に見えるような劣化があまりなくって、あるとき気づいたら切れかかってて焦る、みたいなことがあるのだ。


オレサマの場合も同じで、偶然に発覚したのだ。


スプロケットをジュニア用に交換して、チェーンの落ちが解消せずに入院となってしまったときに、「あれ?シフトワイヤーがほつれているよ」と大将に指摘してもらったのがキッカケ。




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ワイヤーの劣化は基本的には「外に露出している箇所から悪くなる」ものらしい。まあ、外気に触れているほうが、アウターケーブルに包まれている場所より劣化が早いのは当然だ。


部分的に切れていた、シフターの根元のワイヤーが外に飛び出していた。指に刺さらなかったのは幸運だったが、そのせいで発見が遅れたわけだ。


ワイヤー交換はしたことがないので、今回は作業をお願いし、見学させてもらった。




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古いワイヤーを抜き取る。新しいワイヤーを挿入する前にパーツクリーナーをアウターケーブル内に吹き込み、汚れを押し出す。なるほど、こうやっていったんキレイにするわけですな。




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次にスプレーグリスを吹き付けて、中の滑りを良くする。ふむふむ。なるへそ。


その後、シフトワイヤーを差し込んでいき、バーコントローラーとリアディレーラーに装着して完了。




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プロの作業はあっという間だけど、自分でやったら20~30分くらいかかりそう・・・。


なお、シフトワイヤーの劣化の予兆の見極め方としては、まず見た目でのチェック。
日常的にメンテナンスしていれば、異変に気づきやすくなる。自ずとワイヤーの劣化もわかるわけ。


ただ、アウターケーブル内部での磨耗があった場合には、目視できない。そういうときのサインとして、「シフト動作が重くなる」らしい。




ブレーキなら、前まで軽く握って効いていたのが重く感じるようなら、ワイヤー劣化を疑うべきとのことだった。


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ということで、交換したあとに試乗してみたら、なるほど操作感が軽くなり、スムーズに動くようになったよ。




シフトワイヤーやブレーキワイヤーの劣化は人それぞれ。車種、乗り方、距離などいろんな要素に左右されるので、タイヤのようにざっくりとした目安がない。


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日頃からメンテナンスするくせをつけ、異変に敏感になっておくことで、トラブル回避できるということだ。自転車メンテナンスに近道なし(笑)。






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