ロードバイクでの通勤途中、ママチャリと接触しそうになったことがあった。

自分が幹線道路を走っていたとき、脇道からフラ~と低速ママチャリがやってくるのが見えた。乗っているのはオバサン。そして中学生らしき子供の2人乗りだ。どうやら道を横断したいらしい。

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※イメージです

優先権はこちらにあるものの、「ママチャリは何をしでかすかわからない」と用心しているので、ママチャリの動きに注意を払いつつ、通過しようとした。そしたら、案の定と言うべきか、こちらを無視して道路に飛び出してきた。こっちの存在に気づいていないらしい。

なぜ案の定と書いたかというと、オバハンは「右手でタバコを吸い」、「両肘をハンドルに乗っける」という横着な運転の仕方をしていたからだ。上半身の体重をハンドルに預けるとラクってことなんだろうけど、あれってとっさのときにブレーキかけられない。おまけにタバコである。その神経を疑う。

周囲が事故に巻き込まれる可能性があるわけで、じつに迷惑千万な乗り方で閉口しているんだが、オバサンもそのタイプ。で、オバサンは自分が走ってくるのを見て慌てた。(そりゃそうだ)

まず、持っていたタバコを口に加え、両手をブレーキに乗せ、慌ててブレーキをかけた。かるく2秒はかかっている。当然、ロードのスピードには間に合わない。停止はできずにこちらの目の前に飛び出して、「ごめんなさい~」と言いながら通り過ぎて行った。

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自分が「両肘乗せタイプだから急に止まれないだろう。こちらが減速しておこう」と判断していなかったら、確実にぶつかっていた。あの手のママチャリライダーは、周囲が勝手によけてくれるとでも思っているようだ。急な飛び出しに対応できないことを認識できているのかいないのか、考えてすらいないかもしれない。

荒川大橋のような、細い側道を対面ですれ違わなければならない状況でもハンドルを肘に乗せているのを見ると、怖いし、気を遣う。いくらこっちが注意してても、あっちは止まれないんだもんね。困ったもんである。

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※こういう細い道で通り過ぎるときでも、両肘をハンドルに乗せていられる神経ってなんなんだろう…

老若男女、どの年代性別でもこの「両肘乗せ」タイプはいるので、見かけたら距離を置こう。こっちが止まれたとしても、あっちは突っ込んでくるかもしれないからね。


というわけで、ママチャリの千変万化の動きにはご注意くださいませ。