去年も出場した「もてぎエンデューロ」に今年も職場の面々と出場してきた。
もてぎエンデューロとは、ツインリングもてぎをひたすら走りまくるというイベント。
我々が出場したのは7時間レース。朝の9時から夕方16時まで、交代しながらノンストップで走り続け、制限時間内に何周できるかを競うのだ。
我々が出場したのは7時間レース。朝の9時から夕方16時まで、交代しながらノンストップで走り続け、制限時間内に何周できるかを競うのだ。
ロードバイクに乗らない人にしたら、「サーキットをくるくる回って、なにが楽しいの?」と思われそうなイベントだが(笑)。
しかも7時間の耐久レースだし、待ち時間に身体は冷えるし、寒さ対策をしっかりしないと、風邪を引きかねん。
つうことで、着替え、秋冬装備、毛布、レジャーシートなどなどを用意した。
あと、長丁場なので補給食もしっかりと持参したよ。
見た感じ、4時間に出場するチームの方が6;4くらいの割合で多いような印象だ。
我々のチームの一番手はオレサマ。コースにずらりと数百台のロードバイクが並ぶと、かなり壮観だね。
スタートと同時に四方からクリートをはめる「ばちんばちん」って音が鳴り響く。
ロードバイクでのもてぎエンデューロは、車のレースの逆方向に走る。自動車レースは時計回りで、ロードレースは逆時計回り。正式な理由は確認していないが、おそらく「ロードバイクで突っ込んだら危険すぎるコーナーがあるから」だと思う。
まっすぐな下りの後で、直角に曲がるコーナーがあるんだけど、ここをロードバイクで突っ込もうものなら、確実に大惨事になるって場所があって、それを回避するために逆回転にしているんだと思う。誰に聞いても、このことを指摘するしね。
※画像は昨年の試走時に撮ったもの
※画像は昨年の試走時に撮ったもの
話を元に戻すと、スタート直後は人が大勢なのでややゆっくり目。と思いきや、最初のコーナーを過ぎた直線の登りですでにマジレースが展開し始めた。あっという間にオレサマの視界から消えていくガチな方々の集団。
※奥の方々がガチです(笑)。
※奥の方々がガチです(笑)。
オレサマの今日のゴールは、「事故ゼロ、落車ゼロで完走する」であり、順位は二の次。
しかも路面はウェットコンディションなので、コーナーは慎重に曲がった。もてぎのコースは、上りの後に「快適きわまりないダウンヒル」がある。ここの下りを満喫するためにもてぎに来ると言っても過言ではないほどだ。
しかも路面はウェットコンディションなので、コーナーは慎重に曲がった。もてぎのコースは、上りの後に「快適きわまりないダウンヒル」がある。ここの下りを満喫するためにもてぎに来ると言っても過言ではないほどだ。
※画像は昨年の試走時に撮ったもの
ここは、普通に走っても軽く時速40キロを超えるし、オレサマ程度の貧脚でもちょいと回せば時速45キロ~50キロ出てしまう。長いくだりのあとは、緩やかな登りがあって、平坦のストレートになり、スタート地点に戻ってくる。
さて、他のチームがどういう交代方法をとっているかは知らんが、我々は3周で交代しようと決めた。
1周は5キロ弱あって、普通に走ると8分30秒~9分で周回できる。これを3回繰り返すと27分くらいで交代することになる。まあ、体力的にもこれくらいの頻度で回すのがよいだろうという判断だ。疲れてくる終盤には2周交代もあり、である。
「雨の中、走るのは嫌だなあ」と思っていたが、いざ始まってしまうと雨だろうが関係なく楽しい。気温も意外に低くなく、15度くらいある。
オレサマはアームカバーと夏用ジャージの上にウインドブレーカーを着て走ったが、半袖とショートビブショーツという夏の出で立ちで走っている人もちらほら。少なくとも、走っている間は寒いと感じることはなかった。
オレサマはアームカバーと夏用ジャージの上にウインドブレーカーを着て走ったが、半袖とショートビブショーツという夏の出で立ちで走っている人もちらほら。少なくとも、走っている間は寒いと感じることはなかった。
賑わっていて結構なことだが、人の多さと事故発生率は比例するもので、さっそく落車のアナウンスが。
「どこそこの地点で4台が接触して落車」
「どこそこで2台落車発生。通過の際は気をつけてください」
というアナウンスが割と頻繁に聞こえてくる。
コーナーで曲がりきれずに膨らんでしまって隣のバイクに接触するとか、スリップ転倒したバイクに巻き込まれてしまうとか、そういう事故が起きているんだろう。
オレサマの近くでも、バランスを失いかけてなんとか持ちこたえる人が何人かいたし、急な車線変更するバイクに慌てて、転けそうになってた人もいた。
コーナーに進入するときはもちろん、常に自分の360度に誰が走っていて、追い抜こうとしているのか、オレサマを風除けに利用しているのか、こっちに気づいていないのか、ピットインしたがっているのか、ということに意識をするようにした。
エンデューロはいろんなレベルのライダーがいて、抜いたり、抜かれたりがそこらじゅうで起きる。集団走行をしたことがない人や、サーキットが初体験って人もいる。ママチャリやクロスバイク、子供もいる。
その真横を実業団クラスのスピードでぶっ飛ばす高速集団もいるわけで、かなり特種というか、事故が起きやすい不確定要素の多い環境なのだ。
オレサマは15周ほど走ったと思うんだが、(記憶では)2周に1回は落車のアナウンスがあった。
その様子を目撃したら、とてもじゃないけど本気でぶん回そうって気にはなれなくて、心にブレーキをかけながら走ったね。
疲れたときは、同じペースで走る人の後ろについて風除けにさせてもらったりもしたけど、前を走る人がコケる可能性はあるので、あんまり長時間はつかないようにもした。もちろん、風除けにさせてもらうのはストレートのみで、コーナーに入る前には距離を開けてセーフティマージンを保つようにした。
疲れたときは、同じペースで走る人の後ろについて風除けにさせてもらったりもしたけど、前を走る人がコケる可能性はあるので、あんまり長時間はつかないようにもした。もちろん、風除けにさせてもらうのはストレートのみで、コーナーに入る前には距離を開けてセーフティマージンを保つようにした。
その心がけのせいもあり、我々のチームは誰も事故ることなく、巻き込まれもせず、無事に完走。
雨の中のレースというのが残念ではあったけど、コンディションの悪さを差し引いてもやっぱりサーキットコースを伸び伸びと走れるのはうれしいし、快感だ。アップダウンはゆるやかで、カーブ、コーナーも多く、変化に富んだコースなので、何周しても飽きないのもGOOD。
それにしても、トップ集団の速さは別次元だったわ・・・。「もうこれ以上スピード出せねえーーーー」ってこっちがフルパワーでダンシングしている横を、こともなげに余裕のシッティングでぶっこぬいて行かれるんですもの・・・。筋力の差?持久力?回復力?どういう身体の構造をしているんだろう。
というわけで、もてぎエンデューロ7時間レースの模様をお伝えしました。
来年もぜひ出場しようと思う。
マジで三本ローラーを買ってトレーニングしようか悩み中。(置き場所が・・・)
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