2010年10月末に、Dahon(ダホン) Mu P8とボードウォークを買って4年が過ぎた。

MuP8で走った総走行距離17,000キロ。オクサマのボードウォークはサイコンを取り付けていないので、走行距離は不明。


4年間ずっとミニベロと生活をともにしてみてのインプレッションをまとめてみようと思う。




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ミニベロは最強の街乗りマシン

ロードバイクほど駐輪に気を遣わずに済み、(頑丈な)アルミボディなので、少々ラフに扱ってもフレームが傷むことはない。さらに、小径なので小回りがきき、スピードもクロスバイク並みに出る。

片道50キロ(つまり1日100キロ)までなら、いたって快適に移動できる。ロードバイクのような圧倒的スピードはないし、ママチャリのような無敵の実用性は備えていないけど、中間の広いシーンで活躍してくれる。



つまり、「ちょうど、ええ」バイクなのよ。


カーボンのロードバイクも所有しているけれど、やはりロードは週末限定というか、ハレの日マシンって感じではあるね。ミニベロだと、気負わずに平日の通勤とか、週末のサッカー場へのアシとして使えるのだ。


事実、2014年の走行距離を比べると、10月末時点でロードバイクは2200キロなのに対し、MuP8は3400キロ走っている。



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消耗品以外の劣化、破損は無いのがウレシイ

折り畳み式なので、じつは買った当初は耐久性は期待していなかった。

「2年も経てば、ヒンジの部分の建て付けが悪くなってしまうだろうな」と予想していた。ところが、4年経ってもなんの問題もない。1年に一度くらいは異音に悩まされることもあるが、ショップで診てもらえばほぼ解消する。


もう4年経ったし、そろそろフレームの交換でもしたいなと思っているんだが、幸か不幸かぜんぜんダメになってくれないので、まだまだ乗り続けられそうだ(笑)。




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今の所、定期的に交換しているのは、チェーンとタイヤ(&チューブ)、ブレーキシューといった消耗品のみ。



アルテグラのディレーラーはほぼノーメンテで問題は起きていない。ホイールは一度だけリムが割れるというトラブルに見舞われたが、その後は快調。サドルとスプロケットはそれぞれ2回交換した。



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もちろん、大切に屋内で保管し、掃除をマメにやっているのも、長持ちの原因ではあろう。それにしても、自転車って大切に乗ればいつまでも使える乗り物なんだね。



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自転車は乗り手に合わせて進化する

車とかパソコンとか家電は、大抵の場合、「買った状態のまま使う」のがふつうで、カスタムすることは稀だ。(よっぽど凝っている人を除いて)

ところが、自転車は乗り手とともに進化する。



乗っていると、乗り手の筋力も変わるし、好みも変化する。パーツひとついじるだけで劇的に変化するのも特徴だ。自転車のカスタムをしていると、自分が進化しているのか、自転車が進化しているのか、よくわからなくなってくる。




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ここまでやったから、これで終わりだろう」とか、「ついに完成したな」と思うこともあるが、しばらく経つと、「うーーん、なんかちょっと違うな」とか、「ここの角度をほんの2ミリ下げたい」と思うようになる。



カスタマイズの終わりが見えない乗り物であるという点が、他の乗り物や消費財と異なる点だ。



自転車は進化するからだろうか、人とかぶることがないのも特徴。同じ車種、フレームって人と出会うことはあっても、組み合わせるホイールやコンポが完全一致することはまずない。



よって、自分の一台は、他のどこにもまず存在しない一台になり、愛着も増すというワケ。


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つまり、何が言いたいかというと、まったく飽きが来ないのだ。クルマを持っている人ならわかると思うんだけど、4年間同じクルマに乗っていれば、そろそろ飽きが来るタイミングじゃない?新車に買い換えたいなって考え始める時期じゃない?



自転車はそうではない。ひとつパーツをいじるだけでルックスも乗り心地も劇的に変化するので、いつも新鮮な気持ちで接することができる。これはクルマではなかなか味わえない楽しみ方だ。



仮にフレームがダメになっても、コンポやサドル、ホイールすべてを別のフレームに移し替えることもできてしまう。この総取っ替えが可能な点も、自転車にしかない魅力といえるかな。




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というわけで、Dahon(ダホン) Mu P8にはまだまだ活躍して貰う予定。


早いとこ、走行距離2万キロを目指します(笑)。