前回、ブルホーンバーとバーコントローラーをなぜ導入したのかとか、予算はいくらだったかって話を書いた。

今回は、実際に使ってみた感想を書くね。(いちおうブルホーンバー歴は2年半になりやす)

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使い方

STIほど複雑な操作は必要としない。小指ほどの大きさのバーコントローラーを横方向にパキパキと動かしてシフトチェンジするだけ。

昔、ロードバイクはダブルレバーって方式でギアチェンジしてたけど、あのパーツがハンドルの先端にくっついたようなもの…だと考えていただければよい。構造は単純で、技術的な革新性はない。


右がリア、左がフロント

右(リア)のバーコントローラーで説明しよう。運転中はこう。バーコントローラーには触れていない。



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シフトアップ(重くする)のときは、人差し指、中指、親指で軽く握り、手前に動かす。パキッと音がして、ワンノッチ移動した感触が指に伝わる。



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※加速(シフトアップ)したくなったら、さらにパキッ、パキッと手前に近づけるように動かします



最も軽い1速がこの位置。激坂登坂時はこう。



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5速がこの位置。街中を巡行するときはこう。



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10速がこの位置。下りでぶん回すときはこう。



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シフトダウンするときは、逆に動かすだけ

親指で前に押し出すようにパキッと動かすのだ。STIみたく、ブレーキとシフターが一体化していないので、パーツの役割分担がハッキリしてる。操作は単純でしょう?

フロントディレーラーはつけていないので、左側のバーコントローラーはただのダミーである(笑)。



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なぜつけていないかというと、重量増になるのと、ちょっとやそっとの坂はアウターだけで登れてしまうから。ただし、ヒルクライム時は手動でインナーに変速する(笑)。

操作時の注意点

ブレーキとシフターが別々に分かれているので、シフトアップ、ダウンするにはハンドルから一瞬だけ手を離す必要がある。ココが今時のSTIよりも劣っている部分ではあるが、ものは考えようで、バーコントローラーはまるでマニュアル車を運転しているようで個人的には操作そのものが楽しい。

慣れないと不安に思うかもしれないけど、大丈夫。すぐに慣れます。ちなみに自分は2分で慣れました(笑)。


バーコントローラーの素材は大事

たまたまデュラエースのを使っていて、これが始めてのバーコントローラーだったから、こういう物だと思ってたんだけど、他のバーコントローラーを触ってみたら、けっこうチャチな物もあるんだね。

操作したときの手応えがあやふやだったり、バーコントローラーそのものの耐久性に難がありそうなバイクを試乗したこともある。

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自分のバーコントローラーはシフト時に「パキッ」、もしくは「ピシッ」と小気味よい金属音がして、指にしっかりと変速した情報を伝えてくれる。レーシーなマシンに乗ってる感がある。


安物の試乗車のは「ピキ」とか、「プキ」かな。使用上はこれで問題ないけど、操作する喜びはない。


バーコントローラーはむちゃくちゃ頻繁に動かすものなので、良い物を選ぶべき。デュラエースだけど、ここのパーツは安いしね。


自分のような初心者サイクリストにデュラエースを語る資格はないんだけど、デュラエースはいい!指で曲げるだけのパーツひとつでも、明らかな違いを感じさせてくれる。フルデュラエースにしたら、どんな甘美なバイクライフを味わえるのだろうか・・・。

STIより優れていると思う点

引きやすいブレーキ

角度を見れば一目瞭然だ。手首の力をダイレクトにグッとかけてブレーキングできるよ。コントロールもしやすい。STIだと、ブラケットを握っている時は、指先でコントロールするような掛け方になる。

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軽量である

思い機材とかパーツがないし、ハンドルの質量も低め。よって軽量化になる。とくにフロントの重量が減るので、ハンドル操作が軽くなり、回転性が向上するね。

ブルホーンバーの弱点

シフト操作とブレーキングを同時にできない。いつでも止まれるように準備していなくちゃいけないシチュエーション(繁華街や狭い路地)では、シフト操作は控え、ブレーキに指を添えて運転するするようにしている。

ポジションは打ロップハンドルほどは持ち帰られる場所が多くはない。例えば、下ハンはないからね。でも、バーハンドルのように持って休んだり、登坂のときは角っこを持ったりすることはできる。ざっと、3つの持ち方が可能だね。


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あと、レースではブルホーン&バーコントローラーは不利だ。


周囲にシフト操作がバレバレだし、加速時に一瞬だけでもハンドルから手を離すのはスピードダウンになるしね。ただ、レース走行でブルホーンは禁止されていることも多いから、実際には問題ですらないかも。

ブルホーンでレースに出ようと思っているなら、上記2つの理由でオススメはしない。


しかし、レースを抜きにすれば、ブルホーンバーとバーコントローラーは超快適で楽しいシフターだよ。


やっている人が少ないのが不思議なくらい。女性でブルホーンバーって、ほぼ見かけたことがない。やはり、やや男っぽい印象があるのかしら?女性がブルホーン乗ってたら、自分はむしろ「カッコイイな~」って思うけど(笑)。

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ブルホーンバーとバーコントローラーのインプレッション、いかがだっただろうか?カスタマイズを検討中のみなさまのお役に立てれば幸いである。


もし、わかりにくい点があれば補足説明するので、メールかコメントでご連絡くださいませ。