RAPHA CYCLE CLUB TOKYO主催で開催されたトークショーイベントに、サイクルガジェットとしてご招待いただいた。
主役は中野喜文マッサー。ティンコフ・サクソ所属のマッサーであり、千駄ヶ谷のエンネスポーツマッサージの代表でもある。
トッププロチームのマッサーの生の声を聞ける機会など滅多にないので、二つ返事で参加させていただくことにした。
開催された場所は、RAPHA CYCLE CLUB TOKYOの地下フロアのショップエリア。そこに椅子をずらっと並べておこなわれたのだが、入りきらずに階段にも立ち見があったほどの盛況っぷりである。
※1Fのカフェでドリンクを頂戴する
入り口で中野マッサーのプロフィールとドリンクチケットを受け取る。なんとなくの印象だが、半分以上が紙&Webメディアの方々だったのではないだろうか。雑誌やWebでお見かけしたお顔もちらほら。
前から気になっていた「コークプレッソ」を注文してみた。コークプレッソとは、エスプレッソをコーラで割った飲み物である。(カフェの紹介ページはこちら)
<参考リンク>
【RAPHA CYCLE CLUB TOKYOを取材してきた】 おいしいコーヒーと、チームSKYも採用する補給食を賞味した
まずコーラをグラス3分の1ほど注ぎ、次にエスプレッソを少々注ぐ。でもって再度コーラを継ぎ足して完成。黒っぽい泡が浮かび上がってくる。うーむ、まだこの時点では、どーゆー味になるのか想像がつかない。
トークショー前にドキドキしながら飲んでみた。ヒトコトで言うと、エスプレッソの苦味の効いたコーラだ。コーラの主張のほうが強く、あくまで炭酸飲料を飲んでいるかんじ。
でも、ふつーの炭酸のようにぐびぐび飲むというよりは、ゆっくり一口づつ味わうような飲み方になる。けっこう美味しい。苦味4、甘み6で甘みが勝つ。コーヒーを飲んだっていうよりは、炭酸ジュースを飲んだ感が強いかな。
自宅で作ったらどんな味になるんだろう?一度やってみようかなって思ったよ。
肝心のトークショーもひじょーに面白かった。とくにコンタドールの精神面の強さのエピソードは興味深かった。
コンタドールは、10年前に開頭手術をしたことがあって、生きるか死ぬかの境目を経験したことがある。そういう経験をした選手は、その後のちょっとやそっとの逆境や批判ではめげないというか、「あのときの苦しさに比べたら、今の状況なんてたいしたことないさ」って考えることができるんだって。
もともとのラテン気質もあるのかもしれないけど、そーゆー修羅場を経験をしている人って吹っ切れていて、たくましいよね。
2004年5月12日、出場していたアストゥリアス一周の第1ステージで突然意識を失って落車。緊急輸送された病院で脳の多孔性血管腫が原因と判明。緊急の開頭手術が行われた。一時は生死の境をさまよう重体に陥ったが、半年間の入院期間を経て退院。
ツール・ド・フランスリタイア後に中野マッサーが彼のコンディションを診ていたとき、コンタドールの自宅に何度も訪れたときのことも話してくれた。
コンタドールは名声とお金を手に入れたあとも、派手な生活はしていないとのことだ。家具や食器は一般人が使っているごく普通のもの。
(※中野マッサーによれば、「イケアで揃えたかのような、ふつーの家具類ばかり」とか、「広大な家に住んでいるのに、生活しているのはほんのすこしの空間だけで、他はがらーんといている」らしいよ)
贅沢な暮らしをすることよりも、家族と過ごす時間や友情を大切にすることに幸せを感じているとのことだ。ちなみに、コンタドールが使っているiPhoneはiPhone4だったっらしい(当時)。
ちょっと微笑ましいというか、コンタドールに親近感を感じたよ(笑)。
質疑応答タイムがあったので、自分も質問させてもらった。
「一般ローディが自宅でできるセルフコンディショニング方法を教えてください」
「ストレッチポールを使うといいです。ロードバイクに乗っているときって、身体を縮こませるように猫背になって乗るでしょう?だから、ストレッチポールに寝て、背筋を伸ばして身体を開いてあげることはいいですよ」
「寝っ転がっているだけでいいんですか?」
「それだけでもいいけど、ストレッチポールを使ったエクササイズもすると効果が倍増します。そもそもストレッチポールって日本が発祥で、最近では海外でも価値を認められつつあるんです」
ちょうど自宅にストレッチポールはあるんだが、効果があるのかどうかよく分からず、ほとんど使うことはなかったが、これからは積極的に活用しようと思う。
<参考リンク>
ストレッチポールの使い方
トークショー後、お店が開放されたので、いろいろと拝見させてもらった。
気になったのはバックパックとネックウォーマー。Raphaは色使いが巧みというか、斬新だな!って思わせてくれる。
男性モデルに明るめのピンクがあったり、女性モデルに渋目のグリーンがあったりする。
バッグ類、バックパックも大小さまざま。サイクリング用というよりは、日常とか仕事用にも使えそう。個人的には、バックパックが通勤用に欲しいな~って思った。
カフェで使われている専用カップも売っている。どれもこれも、上質な印象。
革でできたビンディングシューズ。しっかりとした重厚感。高級感ありすぎて、逆に自分はは履きこなせる自信がない。天然皮革なので、使っているうちに自分の足の形にフィットしてくるんだって。ジェントルマンってかんじのシューズである。
というわけで、とても貴重なお話しを聞かせていただけた。
Raphaさん、貴重な機会、ありがとうございました。
<(_ _)>
2014 Tinkoff SaxoBank サクソバンク 長袖ジャージ
2013「Saxo Bank Tinkoff」 サクソバンク シューカバー
2013「Saxo Bank Tinkoff」 サクソバンク ウィンターキャップ
ブルーとイエローの色使いって、派手なのにケバくなくていいね。個人的にツールを走ってるチームジャージで一番好き。
コメント