前回は、ロードバイクの輪行のメリットとデメリットを書いた。



今回は、自動車で運ぶケース、「ロードバイクの車載」について書いてみるね。

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※栂池ヒルクライム会場にて




ロードバイクを車載するメリット

大切なバイクをしっかり守れる

いったん車に積んでしまえば、雨や風の心配もないし、盗難予防にもなる。 ただし、しっかり固定しておかないと、チェーンが外れたり、フレームが倒れたり、チェーンリングの歯で天井を汚したりするので、そのへんは要注意ね。それさえしっかりすれば、輪行よりもはるかに安心。



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飲み食い自由な気楽さ

電車の中で飲み食いすることは憚られるが、車内なら好き勝手できるし、コンビニにもさっと寄れる。汚したって、誰の迷惑にもならない。


寄り道したり、計画変更も思いのまま

悪天候に見舞われてルートを変えたくなったとき、車なら自由。温泉に立ち寄ることや、買い物も気兼ねなくできる。



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お土産を買ったりして、荷物が増えても大丈夫

輪行だと、「バックパックに入るのか、運べるのか?」を常に考えないといけないが、そういう心配は無用。


車でしか行けない場所にも持っていける

輪行は駅が拠点になるけど、車なら駅から離れた湖とか旅行先にも持っていける。駅から目的地がすごく離れているとか、近いけど激坂があるとかって場合、車があればおいしい道だけ堪能することができる。




こないだ行った奥日光がまさにそれで、オクサマにとっては斜度のきついいろは坂をすっとばし、中禅寺湖からの楽な道だけを堪能した。


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* 【奥日光&戦場ヶ原でミニベロサイクリング】 オクサマ、2つのミスを犯して死にかけるの巻


* 【奥日光&戦場ヶ原でミニベロサイクリング】 ヒルクライムを舐めていたオクサマのぶっちゃけ感想




ドアツードアで移動できる

無駄な体力を消費せずにすむ。たとえヘロヘロに疲れても、輪行だとそれなりに体力を残しておかないといけないけど、車なら大丈夫。


疲れたら仮眠できる

ロングライド後って、眠くなることがある。車なら貴重品の盗難とかを心配せずに仮眠がとれる。



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ロードバイクを車載するデメリット

「スタートとゴールが同じ」でなければならない

ワンウェイのロングライドができないのがネック。輪行ならA地点から県をまたいでB地点まで行き、そこから別の駅経由で帰宅できるけど、車載だと駐車場まで戻らねばならないので、ルートの自由度が限られる。


渋滞のリスク

週末や祝日のロングライドは、朝早く出発しても、行楽地に向かう他の車とかぶることが多い。よって、ある程度の渋滞は覚悟せねばならないし、そのぶんの移動時間を多めに見積もっておかねばならない。 時間の計算がしんどいんだよね。


車内が汚れやすい

注意して積めば問題ないが、ちょっと気が緩んだときにチェーンリングを天井にこすったりするものだ。



幸いにしてオレサマの愛車のパンダはクリアランスが高めなのでまだ大丈夫だが、油断するとフレームを持ち上げたときに当たりそうになって焦る(笑)。




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※ミニベロは高さ的には心配ないね。





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※チェーンリングが天井に当っても汚れないように、不要になった毛布をかぶせてます。


ガソリン代、高速代がバカにならない

パンダはハイオクだし、遠くに行くので必然的に高速道路に乗らざるをえない。複数で移動すれば割り勘できるけど、それでも輪行よりは割高になってしまうね。レンタカーを手配するとなると、さらにコストがオンされる。


ただ、大勢で移動するときは大型バンが安くつくし、道中がワイワイできて楽しいよ。もてぎのエンデューロに参加したときはこのパターンで行ったよ。


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* もてぎエンデューロで走ってきたんだが、楽しすぎるだろコレ【前編】


* もてぎエンデューロで走ってきたんだが、楽しすぎるだろコレ【後編】





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以上、ロードバイクを車載で運ぶときのメリットとデメリットでした。



車はデメリットも多いけど、メリットも多い。目的地と用途で「輪行」と「車載」を使い分けるのがいいと思うよ。

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これ、パンダでも使えるかなぁ・・・。気になっているけど、クリアランスが心配。



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