クソ生意気だとは百も承知で書くんだけど、『日本には真に面白いロードバイク・コンテンツがない』と個人的に思っている。



定期購読までして欠かさず読みたくなる雑誌はないし、Web媒体も似たり寄ったりで特徴がない。国内外のレースの結果や有名選手がどうだこうだって話が目立つ。ざっと斜め読みして終わり。




TVでは唯一「チャリダー」が良質なコンテンツだと思う。が、それ以外にはない。というか、そもそもテレビでロードバイクが扱われるケースはまれだし、スポーツニュースにも流れてこない。



自転車ファンとして、じつに悲しい。



Photo



チャリダーは欠かさず見る。手間も予算もかけて作られているし、作り手の愛情がひしひしと感じられる。ずっと続いてほしい。





ネットの動画でもこれといって見たいチャンネルはない。YOUTUBEでロードバイクと検索しても、帯に短し襷に長しな印象。




つまり何が言いたいかというと、「面白いロードバイク・コンテンツに飢えておる」のだ。一般的な自転車ファンが膝を叩いて、「せやせや、こういう番組が見たかったんや!」って拍手喝采を送りたくなる番組が見たいのだ。




んで、仕方がないので海外の動画を探しに行くんだが、そんなオレサマの期待に応えてくれるロードバイクチャンネルがイギリスにある。




GCN(Global Cycling Network)」だ。



Gcn



第一印象は、「ん?トップレーサーのニュースメディアか?」だが、コンテンツはにわかファンや知識がたいしたことない人でも十分楽しめる。とくに動画が秀逸で、どれを見ても勉強になる。そして、解説がわかりやすい。



ハッキリ言って、素晴らしい。




そこで見かけた、興味深い動画を翻訳して紹介しよう。







The Best & Worst Things About Being A Pro Cyclist (海外のトッププロサイクリストに訊いた、プロになってよかったこと、悪かったこと)」という短い動画。


インタビュー形式でさまざまなトッププロが、「プロになってよかったこと」と「逆に悪かったこと」をカジュアルにしゃべっている。




ちなみに、所属チームは動画時点のものなので、現時点とはズレがあるかもしれんがご容赦ください。(動画がUPされたのは今年の7月なので、そこそこ最新だとは思う)






<プロサイクリストになってよかったこと>

夢を生きることができる
Jens Mousis (Orica Greenedge)
John Degenkolb (Giant Shimano)




毎日外に出て、自然の中で過ごすことができること
Reinardt Janse Van Rensburg (Giant Shimano)




美味しい食べ物(笑)
Ben King (Garmin Sharp)




勝負の世界で生きること。勝つためのチャンスや方法は無数にあり、それに向かって挑戦できること
Fred Rodriguez (Jelly Belly)




世界中を旅して回り、素晴らしい景色を味わえること
Tom Boonen (Omega Pharma QuickStep)
Ian Boswel (Team SKY)
Tao Geoghegan Hart (Bissell Development)




ファンの声援を受けられる
Chris Jones (United Health Care)




・・・考えているんだけど、思いつかない・・・(笑)
Bradley Wiggins (Team SKY)








プロサイクリストになって悪かったこと>

※上記選手の声をまとめました。というのも、ほとんどかぶってたから(笑)。




絶え間ない移動


移動続き、転戦に継ぐ転戦で家族と離れ離れの期間が長い


あらゆる天候で戦わねばならないこと」



坂で苦しむこと



肉体的苦痛のハンパなさ






職業として、プロとして自転車に乗る喜びと悲しみは、どうやらヒトコトでは言い表わせなさそうだ。とくに、ブラッドリー・ウィギンスの「・・・思いつかないよ(笑)」という困った表情が印象的だった。




GCNの動画はとても面白いので、今後もちょくちょく紹介していこうと思う。





日本にも同じくらい面白いロードバイクコンテンツ、出てこいや!ヽ(^。^)ノ
(つーか、オレがなれw)



ツール・ド・フランス2014 スペシャルBOX(Blu-ray2枚組)


ロードバイク映像は一人で見るより、仲間とワイワイしゃべりながら観戦するほうが段違いに楽しいよ!(^^ゞ