こないだ、「パンダ(フィアット)のインプレッション! 【3,000キロ走行してみた編】」を書いた続き。

今日は、内外装の装備のインプレッションである。自転車には直接関係はないが、流れで書くことになってしまった(笑)。

次回は「ロードバイクをパンダに収納する手順を解説する」のでしばしお待ちを。

では、さっそく始めよう。
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ハンドルのスイッチ類は役に立たない

・イタリア仕様車のままで、機能が割り振られていないボタンが残っている
・オーディオのボリューム調整とラジオ局の変更、曲のスキップが手元にできる

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※ボタンはイッパイあるが・・・使えるものは少ない、

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※これはアドレス帳を音声で呼び出す機能かな? (押しても何も起きない)


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※イタリア仕様車だと、きっと電話を受発信できるのだろう。



クラクションは情けない音で呆れるというか、笑える

・ずっこけるくらいショボイ(かわいい?)音しかしない
・威圧感はないので、むしろ不快感を感じさせない。合図を出すときは気兼ねせず鳴らせる



シングルクラッチのATミッション

・駐車はマニュアル車同様にR(リバース)に入れる
・ちょっとしたアイドリングはN(ニュートラル)とサイドブレーキでやる
・ブレーキから足を浮かせても、マニュアル同様にクリープしない
・登りの坂道では、一瞬だけ車が落ちる感覚がある


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※上げるとN(ニュートラル)



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※これがR(リバース)。この状態で駐車する。



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※これがD(ドライブ)



視界

・窓が大きいので、どの席からでも光がよく差し込み、開放感がある
・コンパクトなのに窮屈感がないのは、明るい車内のせいかもしれない
・リアのクオーターガラスが後方視界の確認の役に立っている


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※車両感覚が極めてつかみやすく、運転しやすいったらありゃしない



エアコン

・当然ながらオートではなく、マニュアル(安い車ですので…)
・効きはふつうによい(国産にも劣らない)
・車体が小さいので即効で涼しくなる


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※プラスチッキー感満載のボタン類(笑)。でも、デザインがカワイイので気にならないし、視認性は良いよ。



シート

・見た目は豪華ではないが、腰がしっかりしていて、硬めの造り(国産にありがちなヘナヘナ感がない)
・ドイツ車に乗り慣れた自分には好みである
・ヘッドレストが「プラスチッキーで固そうな印象」だが、じつはアンコが詰まったような感じで、押すとムニっとなる。感触は悪くない


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※ヘッドレスト、固そうに見えるけど、じつはそうでもない。



・ホイールベースは2300ミリと、フィット、ヴィッツ、デミオ、POLO、ノートたちより短い

・しかし、身長173センチのオレサマが運転席に座って、その後ろにオレサマが座っても、ヒザはフロントシートに接触しない(4cmくらいは余裕あり)


・アップライトに座らせているのが理由だ


・リアのヘッドレストもフロント同様にしっかりしているのは好ましい


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リア中央のシートベルトは滅多に使わないので、天井に収納されており、スペースを有効活用できている



・こないだ帰省したとき、オトンと弟と娘を乗せて4人で走ったが、狭いものの不快ではなかった


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※リアのシートバックの角度は良好だが、座面の長さは流石にやや足りない。



遊び心を感じるデザイン。すわり心地はいい感じに硬めで好ましい



ブレーキ

・前輪はディスクブレーキ、後輪はドラムブレーキ
・効きはぜんぜんいいよ

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※タイヤサイズは15インチ。アルミホイールも車体にマッチしたカワイイデザインだ。


リアブレーキは残念ながらドラム式。まあ、車体が軽いからぜんぜん不満はないけど。



オーディオ

・CD1枚づつ入れるという、前時代的なモン(笑)なのが逆に新鮮!
・ハンドルの左のツマミでラジオ局を変更できたり、右のツマミでボリュームを操作できるのが便利だし、安全


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・前席はドア側でなく、センターコンソールに集中している
・リアは手動!


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・よって、一人で走行中にリアウィンドウを開けて空気を入れ替えたくても、できない(大した問題ではないが)

・意外にリアのウィンドウはあまり開かない

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※これでマックス。コレ以上、開かない



燃費

・ふつうに走ってリッター15~16キロ

・高速道路だとリッター18~20キロ

・けっこういいね(ハイオクだけど)


・アイドリングストップは備わっているが、オフにもできる


・アイドリングは不快ではないので、機能はオフのままにして、ふつうに乗ってる

※信号の右折のとき、アイドリングオフにしていると一瞬反応が遅れる気がするのも使っていない理由



給油口

・なんとキャップがなく、フタを開けるとそのままノズルが刺せる

・逆流防止弁があるので、一応問題はないとのこと(ディーラーさん談)


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※カギもロック機能もない。開け放題(笑)。セキュリティ意識が希薄すぎる(笑)。



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※キャップすらないとわ……。逆流しないから、まあ困らないんだけどさ(笑)。



助手席側のインパネ

・CDとかちょっとした小物を置けて便利


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※もっぱら、CD置き場と化しておる。



カーナビ

・無料でオマケされた

・カロッツェリア製のPND

・ふつうに使いやすいし、見やすい


・やや小さいサイズだが、PANDAにはこれくらいのがマッチしている


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※居場所がバレバレですな・・・(@浦和のロイヤルホストにて)


・ダッシュボードを使わずにキレイに装着してもらった。



ワイパー
・3モードしかない

・動きはしなやかではなく、「あ、チープだな(笑)」って感じる

・フロント動かしているとき、Rに入れるとリアウィンドウのワイパーが連動して動いてくれる


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メーター類

・ふつうに見やすく、とくに凝った造形ではない

・ハンドルが干渉して、時速80キロくらいの針を指しているときに、見えにくい


・なぜか奇数刻みで、30、50、70、90キロ・・・と表示されていて、ちょっとだけ見にくいと感じる


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※まあ、すぐに慣れるけど。



小物入れ&ドリンクホルダー

・ギアの下に、運転席と助手席用があるが、なんとペットボトルが入らない(笑)。

・運転席側のは辛うじてペットボトルが入るが、その状態で助手席側のホルダーは使えない(カップ同士が干渉してしまう)


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※運転席側はペットボトルが入るが・・・



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※助手席側は穴が小さくてはまらない。缶コーヒーならなんとか。なんじゃこの仕様は(笑)?


信じられない設計だが、イタリアのカップは問題ないのだろうか?


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※サイズ、深さともに微妙(笑)。



サイドブレーキの前後に小物入れがあるが、どれも中途半端でドリンクは怖くて入れられない(笑)。
上から見た図。サイドブレーキの真下にあるヤツは、走行中は引っ掛けそうで使いたくないなあ。



サイドミラー

・大きいサイズで、後方視界が確認しやすい

・ただし、電動格納なんてオサレな機能はなく、手動で「うりゃっ」と曲げる

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なーに、電動化されてなくたってかまわん。おかげで、故障の心配もない。


エンジンルーム

・びっくりするほどの小ささ

・手を伸ばせばフロントウィンドウに手が届く

・ストッパーも簡易的なもの(軽いのでこれでOKなんだろう)


・内側の塗装が雑w(日本メーカーではあり得ない品質管理だが、イタリア人はおもろいな)


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おまけ
・運転席の頭上にサングラスケースが標準装備。さすがイタリアならではだね

・これはなくてもいいから。小物入れスペースをしっかりしてほしかったかも(笑)


・が、意外にサングラスケースは重宝してる


フィアット500のすべて(モーターファン別冊 ニューモデル速報/インポート 45)



※チンクエチェントがメインだけど、パンダも紹介されているよ。パンダもチンクエチェントも中身は同じなので、検討中の方には参考になるよ。カラーページばかりで、読んでて楽しかった。

ということで、パンダの「細かすぎる内外装のインプレッション」でした。

次回は、ロードバイクにからめて書きまーす。