会社の同僚(子育てするママさん)が、オレサマのミニベロを見て、「あたしも欲しいかも・・・」とつぶやいていたので、オクサマのDAHON(ダホン) Boardwalk D7に試乗をススメてみた。

ということで、この日だけボードウォークで出社した。昼休みに会社の外に持ちだして、赤坂の街を試走してもらった。フラペなので、ふつうの靴でも漕げるのだ。

douryou

ラピッドファイア式のギアは直感的なので、初心者でも操作は簡単だし、ミニベロなのでシートポストを下げるだけで小柄な女性でもほどよいポジションにセットできる。ロードバイクと違って、ミニベロは夫婦で共有できるのが利点なのだ。

ボードウォーク購入を検討中の女性のために、良さをまとめてみた。

18
※コンポーネントは10速の105(5700系)で、ラピッドファイア仕様です。ホイールは安物


■見た目はカワイイが、走りは鋭い

乗った同僚の感想は、「タイヤが小さいのに、予想以上に走る!」、「(ママチャリに比べて)だんぜん軽い!」だった。10段の105仕様で、スプロケットは12-25Tあるので、ママチャリは比べ物にならないほどスピードが出る。

巡航で時速25kmは余裕。通勤途中にクロスバイクに出会うと、だいたい同じスピードで走る人が多い。そう、クロスバイクにも負けず劣らすの走行性能なのだ。

ボードウォークは見た目がフェミニンなせいで、自転車に疎い人は「
あらカワイイ、でも遅いんでしょう?」って反応を見せるが、ボードウォークは他のミニベロとくらべても、ぜんぜん悪い部分がない。

29
※KOJAKを履かせている。オールラウンドでパンクもしにくい(いまだパンクした回数はゼロ)


■女性には、Muではなくボードウォークがベター

理由は、クロモリならではの乗り心地の良さだ。逆に男性なら固めで反応の良いアルミ(Mu)を勧める。女性の日常的な利用であれば、絶対的なスピードは求めないだろうし、むしろ大切なのは、ごくふつうの速度域でどれだけ気持ちよく走れるか、だと思うので。

あと、ボードウォークはフレームが細めなので、自転車そのものの押し出し感は薄い。よって、サイクルウェアでない普通の私服でもサマに見える。町中に溶け込むかんじだ。

47
※左がオクサマのDAHON(ダホン) Boardwalk D7


■買って4年になるが、ボードウォークでパンクしたことが一度もない

オレサマの愛用するDahon(ダホン) Mu P8は、4年弱で16000キロ以上走り、たぶん20回近くパンクしている。ところが、ボードウォークでパンクしたことは一度もない。乗っている距離が圧倒的に少ないのと、タイヤがやや太めで丈夫なタイプ(KOJAK)であるのが理由だが、それにしてもただの一度もないのは、驚異的な実用性だ。

23
※Dahon(ダホン) Mu P8は何度パンク修理をしたことか……(笑)。

■ラフに扱えるカジュアルさ
Dahon(ダホン) Mu P8はカスタムに15万円以上かけているので、町中に無造作に路駐するのは躊躇する。盗難やイタズラはもちろん、(悪意はないのだろうが)ママチャリにぶつけられるのが怖い。だから、Muを駐輪するときは、念入りに場所を選ぶし、適当な場所がなければ、そこは立ち去る。

だが、ボードウォークだと気軽に駐輪できる。カスタムに力を入れていないのが理由だ。なかでも、ホイールが安物であることが大きい。ホイールというのは、ぶつけられた時のダメージがでかく、いいホイールを履いていればいるほど、駐輪に気を遣うのである。

【追記:2016年11月】
しかし、今はMuのパーツをすべてボードウォークに載せ替えたので、ボードウォークを無造作に駐輪しておくことも憚られる(笑)。良いバイクにカスタムすればするほど、 スーパーのお買い物には使えなくなるというパラドクス。


55
※ボードウォークをここまでカスタムする人は極めて少数派だと思う…


DAHON(ダホン) Boardwalk D7




もし、実用性を求めるなら、高いホイールは履かないか、安物とロングライド用で使い分けることをおすすめする。が、そこまでするミニベロ乗りは少数派だろう。

ノーマルのボードウォークであれば、安いホイールを履いて、使い倒すくらいのラフな気持ちでつきあうのが正しい用途のように思う。


自転車と旅【特別編】FOLDING BIKE


実家のある名古屋周辺を、アリtoキリギリスの石井 正則さんがブロンプトンで巡る特集が面白かった。名古屋発のカフェとして有名な、コメダの本店情報もあるよ。(読んで初めて知った)