自分は自転車ユーザーであると同時に、車のドライバーでもある。

ふだん、ロードバイク(&ミニベロ)で走りまくっているので、車の運転中でも、ローディがどんな挙動を見せるのか、なんとなくわかるつもり。

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しかし、ロードバイクに乗らない車のドライバーの場合、

ローディの動きが意味不明だ

ロードバイクの連中は、どういう挙動をするのかわからん

といったことがあるかと思う。

そこで、ロードバイクと自動車を日常的に運転する自分目線で、ローディの心理をドライバー向けに解説してみよう。

ローディの習性 「マンホールを避けて走る」

理由は『すべる危険性がある』から。濡れた金属はタイヤのグリップがかからず、滑りやすい。とくに雨天時の路面が濡れているときがそう。雨上がりでもマンホールはしばらく濡れているので、それをわかっているローディはマンホールを踏みたがらない。

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ただ、晴れていてもマンホールを避けるローディは少なくない。なぜなら、「段差による衝撃がイヤ」だから。

自転車乗りはほぼ全員が段差を嫌う。車はダンパーなどで衝撃吸収してくれるけど、自転車だと腕とおしりに衝撃が響いて、不快なのだ。自動車だと道路の段差は気にすることもないだろう。しかし、自転車は一部を除いてサスもないし、衝撃はダイレクトに身体に響くのだ。

というわけで、天候に関係なく、自転車乗りはマンホールを避けたがる。この習性を、自動車のドライバーは知っておくべきだ。

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※ガラス片が散布されている可能性のある、ごみ収集所も自転車乗りからは嫌われる


ドライバーからすると、「(障害物もないのに)なぜ蛇行する!?」って驚くだろう。べつにドライバー側への嫌がらせでも何でもなく、転倒とパンクリスクを避けようとした結果の公道なのだ。

とは言うものの、こんな乗り方は周りに迷惑だし、自分で事故の原因を作りかねない危険な行為。ドライバーの方々の肝を冷やすような行為を自転車乗りはすべきではない。ただ、自分が車道を走るときは、なるべくまっすぐ走るように心がけているが、大きすぎるクラックや空き缶等のゴミに遭遇したときなど、後ろの車に「ごめーん」と思いつつ、とっさにハンドルを切って避けようとすることがある。不可抗力とはいえ、申し訳ない。

あと、ロードバイクはタイヤが細いぶん、小さなスキマにもタイヤを取られやすい乗り物ということもあって、障害物に神経質になってるって部分はあるね。

ということで、ローディはこういう行動をしやすいものだということは、知っておいてソンはないのである。