先日、新車(ロードバイクではなく、フィアットのパンダ)を契約してきたことをお伝えしたが、先日ついに納車した。 ばんざーい\(^o^)/


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<参考記事>
フィアットのパンダには、Dahon(ダホン) のミニベロがちゃんと積めますよ



契約したのはフィアットのパンダ。イタリアの自動車メーカーです。

15年間、ずっとフォルクスワーゲン(ゴルフ>>POLO)ひと筋で、ドイツ車特有の質実剛健さが大好きだった。これまで、イタリア車を検討したことは1回もない。

乗って面白いかもしれないが、クオリティ的に不安があるし、乗っている人も少ない。故障も多い気がする。よって、自分には生涯縁がないだろう」って思ってた。

【補足】
正直に言うと、アルファロメオの147がほしいなって思ったことは一時期ある。2000年に登場したハッチバックで、2001年に「ヨーロピアン・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したモデル。スタイリングもよく、室内もかっちょいい。すでにゴルフを所有していたので、購入には至らなかった。(いまでも好きなクルマです)

にもかかわらず、パンダを選んでしまった…。

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※ちっさくて、かわいい(^-^)

イタリア車に生涯縁のないと思ってた自分が、なぜパンダを選んでしまったのか。理由をよーく考えてみたところ、「それは、自転車(ミニベロとロードバイク)に乗るようになったこと」が関係している。

ひとことで表現するなら、「どんな乗り物でも、軽さが正義である」ってことかしら。自転車は重量を極限まで軽くすることを求めるものだ。出力が己の肉体なので、車体は軽ければ軽いほどよい。

車も同じで、何事も軽いに越したことはない。重いボディをハイパワーのエンジンで動かすよりも、軽いボディを軽いエンジンとほどほどのパワーでキビキビ動かすのに魅力を感じる。1.5トンの車重&200馬力より、1トンの車重&100馬力、のほうが個人的にはいいわけ。

だから、電子デバイスもいらないって判断した。最近の車は、ハイテクの塊だ。キーを挿さずにスイッチでエンジンを始動したり、ブレーキを勝手にアシストしてくれたり、自動でドアを開閉してくれたり、ボンネットからレーザーを発して前方の車との距離を測ってアラートを出したりしてくれる技術は「すごい世の中になったな~」と感心はするものの、ぜんぜん欲しくはない。

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※リアのドアの窓はなんと手動。21世紀なのに手動。しかし、不便だと思ったことは一度もない

むしろ、電子デバイスって「故障したら面倒だし、修理費がかさみそう」とか、「そのせいで車重がどれだけ重くなるんだ?」ってことに気になってしまうかしら。 ※もちろん、安全装備だけは手を抜かないで欲しいけどね。

パンダは、そーいったハイテク・デバイスが一切なく、ギリギリまで軽量化してくれている。

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さらにエンジンは二気筒。875ccツインエアエンジン+デュアロジック(5速自動シフト、シングルクラッチ)という特異なメカニズム。4気筒がスタンダードなこの世界で、まるでオートバイみたい。小さくて軽量なエンジン、いいことだ。

全長はわずか3,650ミリ。最近の国産コンパクトカーはだいたい4,000ミリを切るくらいなので、ざっと20ー30センチも短いことになる。よって、取り回しが抜群に良いので、どんなに狭い路地でも入れるし、切り返しも余裕。全幅も1,645ミリと、一般的なコンパクトカー(フィットやヴィッツ等)より5センチほど小さい。これもよろしい。

先代のパンダより全長は120mm、全幅は55mm増えてしまっているけど、あきらかに比較対象が昔の車過ぎて小さすぎる(笑)。現行のパンダはチンクエチェント(500)よりも少し大きくなっただけ。2300mmのホイールベースは、先代パンダや現行500と同じ。

車重は1トンは切っていないが、1,070キロなので、最近の車の中ではかなりの軽量に入る。 本当は、マニュアル車で乗りたかったのだが、オクサマがオートマ限定なのと、そもそも国内で販売されるパンダはオートマしか設定されていない。残念。

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ロードバイクって少なくても8段、多いモノだと11段のギアをコマメに操作しているわけで、自動車よりもずーーっと細かく、ひんぱんにシフトチェンジをしてるわけ。そういうシフト操作に慣れているもんだから、マニュアルで操作することの楽しさが車にも欲しい。 ってことで、軽くてコンパクトなパンダにしたってわけである。

マニュアルでパンダを運転したい気持ちもあるが、オクサマがAT限定なのと、そもそも国内モデル(イージー)にはATモデルしか用意されていない、(4×4ならマニュアルを選べますが)

・・・って考えていくと、もしもロードバイクやミニベロロードに乗っていなければ、パンダには目もくれず、車重とか気筒数など目もくれず、いわゆるイマドキの車を疑いもなく買っていたんだろう。自転車の影響力、恐るべしである。



まさか、ドイツ車からイタリア車に行ってしまうとは想像もしたことなかったけどね…。

クルマも人生も、何があるかわからない(笑)。