お好きなメッセンジャーバッグってありますか?
「でした」って過去形ですね・・・今はどのメッセンジャーバッグを採用しているんですか?
SOL・・・初めて見るメッセンジャーバッグです。
「オーダーメイドで我が社のリクエストした専用仕様のメッセンジャーバッグです。だから、非売品です」
へえ!どこが作っているんですか?
「目の前にいる川野です(笑)。川野はメッセンジャーであり、バッグ職人でもあります」
「まず、サイズですね。どんな荷物にも対応できる大型です。外側はコーデュラナイロン。強度と耐久性が高い定番の素材です。インナーはターポリンで防水性を持たせてます。ポケットもビッグサイズにして、深さを作ってます。両サイドにもポケットがあります。全部、ベルクロ式のフラップでがっちり固定できるようにしてあります」
メインのコンパートメントはどうなってます?
「こんなかんじで、ベルクロ式のポケットを用意してます。背中に当たる面にもポケットがあるんですが、ここはパッドを入れられるようにして、背負いやすい工夫をしてますよ」
「いろんなサイズの荷物に対応できるバックルですね。こんなふうに使います」
「じつは、こんなバックパックも作ってまして、これも非売品の完全受注生産なんです。ちなみにこれも私が作ってます」
(と、巨大なバックパックを持ってくる川野さん)
(と、巨大なバックパックを持ってくる川野さん)
「Cy-Qでは昨年から新しいサービス、“サイクルメンテ”をはじめたんです。自転車が壊れて乗れないってとき、電話一本で修理道具を背負ったメッセンジャーが急行し、その場で直してしまうというサービスです。対応エリアは都内限定になってますが」
「対象はいわゆるママチャリ、電動アシスト自転車、小径車、折りたたみ自転車です。
パンク修理、チューブ交換、タイヤ交換、ブレーキ修理、電球交換、鍵の取り外し、鍵交換、サドル交換、点検・整備・・・を行います」
「いま、すごく利用してもらってます。右肩上がりです。ロードバイクよりはママチャリユーザーさんからの依頼が多くって、ダントツで多いのがパンク。次にブレーキやシフトの不調。あと、カギを紛失して身動きが取れないパターンも少なくないです。基本的にどんなトラブルにも対応します」
カギの紛失って、どうやって対応するんですか?鍵穴に針金突っ込むとか?
「いや、錠そのものをカッターで切断します」
カッター・・・まさか、背負って行くんですか?
「もちろん(笑)。カッターだけでなく、フロアポンプ、タイヤ、チューブ、スタンド、修理工具もろもろ、自転車のカゴも持って行く場合があります。だから特大サイズのバックパックが必要なんですよ」
めっちゃ重そう・・・。
「重いです。背負ってみましょう。ギリギリサドルに引っかからないくらいですね」
「基本的にどんなトラブルにも対応します。唯一、超高級なロードバイクだと厳しいですね。高級なパーツは、我々が部品を在庫していないですから。それ以外はどんと来い、です(笑)」
この巨大バックパック、売ってはいないんですね。
「これは非売品です。まあ、このサイズのバックパックが必要な人はまずいらっしゃらないでしょうが。。。あ、でも川野の作るSOLバッグは、受注生産で対応しています。ウェブサイト上では情報を出していないので、興味のある方はCy-Qまでご連絡ください」
コメント