つがいけサイクルクラシック2014に、出場してきたんだが、詳細レポートその4。







<当日のレース>

当日は7時から受付だが、前日に済ませているオレサマは関係ない。ゆっくりと朝食をいただき、宿のオヤジさんとおしゃべり。トースト、ベーコンエッグ、コーヒー、サラダ。旅先の飯というものはなんでこうもうまいのであろうか。



レースは9時から開始で、荷物は8:45分までにスタート地点で預けなければならない。冬用ウェアや雨合羽を入れたバックパックを背負い、スタート地点であるふもとまで下る。



路面は、昨夜からの雨で濡れているが、雨は止んだようだ。気温はちょうどいいかんじ。たぶん18度くらいだろうか。半袖のウェアにアームカバーだけでよさ気な天気だ。





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スタート地点についた頃には、急に天気が回復し、お日様が顔を出す。急速に路面も乾いていった。これはありがたい。初めてのレースで路面が濡れているのって、やっぱり気を使うもんね。帰りのダウンヒルも怖いし。




スタート地点でバックパックを預けると、ワゴン車にポイっと放り込まれた。あら、若干ラフに扱われるのね…。まあ、壊れ物は入ってないからいいんですけど。




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オレサマの属する40代前半の男性(ロードバイク)の出走時間は一番最後。よって、いちばんふもとまで降りる。先頭はJプロの選手らで、実業団が続き、女性とか、MTBのグループが続く。



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2分間隔でグループの塊が走りだす。Jプロの選手の勢いだけ、むちゃくちゃ早い。まるで、フラットな道を走るかのようなスピードで、シャーーーー-っと斜面を駆け上がっていくのが、下から眺めているだけでもわかる。



9時にJプロが出走し、最後の出走である「40代前半のオッサンカテゴリ」は9:20の出発。オレサマは、迷うことなく最後尾に陣取った。だって、クリートを履くのに手間取って、後ろの人に迷惑かけたくなかったから。しかもスタート地点の斜度は10%近くあるし。




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オレサマは最後尾。





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振り返ると、誰も居ない・・・。





最後尾からの出発って、なんか怖いね。誰にも抜かれる心配はない代わりに、置いてけぼりを食らうと、最下位になってしまう。それだけは、なんとしても避けねば・・・。



9:20、オレサマのグループ、スタート。早い人はさっさと登って行ってしまうね。まー、すごいね。とても同年代のオッサン同士には見えないわ。オレサマは、坂バカ氏から教わったとおり、「前半は飛ばさない、周囲に引っ張られて張り切り過ぎない、マイペースで走る」の言いつけをしっかり守り、サイコンをチェックしながら無理のない走りを心がける。




最初の2キロは、オレサマは最下位をキープ。しかし、まだ先は長い。焦りは禁物だ。ゴンドラ乗り場付近に来て、ちょっとだけ一息つける。地元のおじさんやオバサン、子どもたちが「がんばれーーー」と声をかけてくれる。




なんか、こういうのウレシイね。坂で辛いんだけど、ほのぼのする。最下位のオレサマにも声援を送ってくれて感謝である。




ゴンドラ乗り場を過ぎたら、またそこそこの坂になり、時速9~10キロで淡々と登る。5キロ地点くらいから、スキー場を抜けて細い道に入る。コースは木々に囲まれており、適度に涼しく、無風に近いので走りやすい。坂はしんどいが、コンディションは上々。路面が所々で荒れてはいるけど、けっこう乾いており、走りやすいと思った。



やはり、前日に試走(中間地点までだが)しておいて、よかった。何も情報がないまま本番を迎えるのと、一度でも走っておくのとでは、気持ち的に全然違うし、ペース配分もしやすいもんね。



ペースは変えずに、6キロ、7キロ、8キロを過ぎていく。斜度は大きく変化はしないので、体力的なきつさは一定だ。瞬間瞬間で苦しくなる区間は、10秒ほどのダンシングでクリアする。景色を愛でる余裕はないが、所々で外界の景色が見下ろせる。綺麗だなー。我ながら、よう登っとるな-。




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ラスト5キロからは、1キロ毎に看板表示が掲示される。あと、4キロ、あと3キロ、と心の中で唱えながら、無心でゴールを目指す。



ヒルクライムをやってみて思ったんだが、周囲で走っている人はどうでもよくて、自分とだけ勝負しているような感覚になる。抜かれて「やられたー」とか「くそう、追い抜いてやる」とか思わない。抜いて「やったー」という喜びもない。自分とだけ戦っている感じ。
(まあ、アスリートレベルの人は、また違った考えだろうが)





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オレサマは文字通り最下位からレースを開始し、何台かロードバイクを抜き、MTBを抜いた。数えてはいないが、30台くらい抜いたかしら。スキー部って背中に書かれた中学生らしき子どもたちもいたね。MTBに乗ってたけど、たぶん部活のトレーニングの一環なんだろう。



よいしょよいしょと登ってゴール。タイムは1時間52分で、年代別で(たしか)96名中71位。なんともお恥ずかしい記録だったが、初ヒルクライムレースだし、こんなもんちゃいまっか。最下位は免れたし、足もつかずに完走できたので、よしとしよう(笑)。



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ゴール付近には、バイクを寝かせて座り込んでいる人、労をねぎらい合っている人が多数。みなさん、一息ついたらさっさと(預けておいた)荷物を受け取り、帰り支度をしている。





オレサマも、10分ほど休んで呼吸を整えて下山することにした。ところで、意外にも、寒くない。用意してきた冬用ウェアは使う必要はなさそう。ウインドブレーカーだけを羽織って、下山開始。気温は18度くらいか?寒くないどころか、心地良いぞ。






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途中で写真を撮りながら下った。路面はお世辞にもよくはなく、所々でタイヤが撮られてしまいそうなクラックや隆起があるので、スピードコントロールしつつ、路面の変化に注意して走る。




無茶な追い越しをする人は皆無で、みなさんマナーよく走っておられた。おかげで、後ろから変なプレッシャーをかけられることもなく、無事に体育館に到着。ここで地元の方々がおにぎりと豚汁を振る舞ってくれる。うまい。思わずおかわりをいただいた。





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うまいわー、ほんまにうまいわ~。





体育館の中で完走証を受け取り、(地味な)表彰式をボケっと眺め、途中で外に出て宿に戻る。その後は坂バカ氏とおしゃべりし、着替え、バイクをバラしてPANDAに詰め込み、一路川口市へ向かう。さようなら、栂池。充実した二日間だった。



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フレーム、すんごい汚れた。





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行きと同じように、バラして積める。





帰り道、食事と飲み物を補給しようとコンビニに立ち寄ったら、BLITZEN、ブラーゼン、チーム右京の3台のチームカーに遭遇。2位だった増田選手と記念撮影してもらった(笑)。





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細くてイケメンだなあ。




その後は、270km走って川口市まで無事帰宅。




以上、オレサマによるつがいけサイクルクラシック2014のレポートでした。走った後の肉体疲労具合とか、走ってみての感想は別の機会に記事にするね。






それにしても、腰が痛い・・・。


るるぶ安曇野 松本 白馬'15


白馬 アウトドアの聖地・徹底ガイド


白馬って、東京から来てとんぼ返りするにはもったいなさすぎる観光地だよ。

ペンションのご主人は「めっきり観光客が減った…」って嘆いていたけど、何度でも自転車を持って遊びに来たい。

こんどはスキーをしにこようかな。