つがいけサイクルクラシック2014に、出場してきたんだが、詳細レポートその3。
<受付と事前試走>
ゴンドラ駅から数百メートル離れた場所にある体育館が受付場所だ。
こんな感じで、地元の方々が気さくに対応してくださる。まだ人は殆どいない。受付は5秒ですんでしまった。参加賞をいただき、外に出る。天気は・・・悪くない。午後は雨の予報だったが、なんとか試走はできそうだ。
坂バカ氏 「スタート地点は見ました?」
オレサマ 「え、ゴンドラの場所からスタートじゃないんすか?」
坂バカ氏 「いえ、スタート地点はここから3キロほど下ったとこなんです。急な斜面からスタートするので、下見しておいた方がいいでしょう。あと、栂池はスタート直後からここまでが一番キツイんですよ」
オレサマ 「おお、そうなんすか。じゃあ、ぜひいっしょに走らせてください」
ってなわけで、試走してみることにした。
宿に早めにチェックインさせていただき、着替えてからバイクを組み立て、坂バカ氏と坂を下る。スタート地点って、けっこー遠いなあ。こんな斜度を登るのかあって思いながら、スタート地点に到着。
と思ったら、バシューーーーーーっという音がフロントタイヤからする。パンクである。えーーーこのタイミングで? ロードバイクを購入して、初めてのパンクである。まあ、ダウンヒル中じゃなくてよかった。
坂バカ氏がタイヤレバーも使わず、サッとチューブとタイヤを外し、異物を探す。予備チューブに空気を入れ、事なきを得る。トラブルって予期しないときに起きるもんだね。前日のパンクだったのが、不幸中の幸いだ。
で、スタート地点を改めて確認すると、なるほど、かなりの斜度。クリートを慌てずシッカリハメられるように何度か練習。軽いギアにしておかねば。
「Jプロらは、ここを猛烈な勢いで駆け上がりますよ(^^)」
まじすか、ここ、斜度10%はありますぜ。。。
で、試走開始。初っ端からいきなりキッツイ。淡々と高めのケイデンスで回したいところだが、リアのスプロケットは平地仕様なので、最大が25Tしかなく、早々にいちばん軽いギアを使うことに。
ヒルクライマーは複数のギアをコースに合わせて選択するのだろうが、オレサマはひとつしか持ってない。12-25Tで走らねばならん。
ヨイショヨイショと時速7キロくらいで蛇行した道を登る。コーナーでインを攻めると斜度がすご過ぎるので、アウトの斜度が緩めのコース取りで走る。にしても、これはキツイぞ。
本番では、周りに釣られてスタート直後に張り切りすぎ、途中でタレるのが、“典型的な初心者あるある”だと教わっていたので、マイペースで走るようにせねば。
3キロほどきつい坂が続き、その後さっきの体育館がある平地区間になる。この数百メートルが唯一の休める場所らしい。またすぐに7%くらいのしんどい坂が現れる。
この調子がゴールまで続くのかあ。途中でばててしまわないか心配。なんせ、17キロちょいのヒルクライムって初めてだもん、ペース配分がわからん。白石峠や山伏峠は距離が半分以下だしね。
せめて半分の9キロ地点まで行っておけば、本番でのペース配分がわかるかもということで、とっくに先に行ってしまった坂バカ氏を追いかける。
試走している人、けっこういるね。
※中間地点で坂バカ氏(右)とパシャリ
半分登った感想。実にしんどい!息は上がっていないけど、この斜度がずーっと続くと思うと、ブルーになるわ(笑)。
前日にはりきり過ぎてもマズイので、試走はここで終了。体育館まで下ったら、TV番組のチャリダーでお馴染み、山の神様こと、森本さんがテレビの取材を受けておられた。取材が終わるのを見計らい、記念撮影させていただく。
オレサマ 「いつもチャリダー見てます。じつは人生初のヒルクライムです!」
森本さん 「おお!それはようこそ。存分にもがいてください(笑)」
しっかし、森本さんのバイク、FELTのむっさええヤツや。。。ホイールはGOKISOを履いてらっしゃる。詳しくは知らないが、ちょーかっけー! ちなみに、ウェブサイトの価格表を見たら、高いやつ(スーパークライマーホイール)は96万円だって。ホイールがでっせ。ホイールだけで96万円・・・血の気が引いた(笑)。
で、宿に戻った。
お世話になった宿は、シャトレ山彦さん。ご主人が気さくな方でよかった。和室の部屋を使わせていただく。バイクは、ロック付きのスキー保管場所に置かせてもらえた。よかった。
ヒルクライムの前泊客はオレサマだけだったんだが、そういえば千人近く出場するにも関わらず、賑わっている感はない。実業団とかjプロらのチームカーはあちこちで見かけるが、一般参加者は当日入りするのかしら。
参加賞でもらった温泉無料チケットで、ゴンドラ駅隣にある温泉に入った。人は少ない。のんびり浸かって疲れを取り、チンタラ歩いて宿に戻る。試走中は曇りだったのが、小雨が降っていた。今晩中はずっと降り続くそうで、明日のコンディションが心配。
素泊まりなので、夕飯は自前で調達せねばならん。コンビニという手もあったが、なんか寂しいので、白馬駅で見つけておいたガストへGO。
そしたら、チーム右京がいてた。スペイン人っぽい外人選手も何人かいてた。土井選手もいてた。隣に座って食事した。こーゆークラスの選手もフツーな食事するんだね。
食事後、宿に戻る。道は真っ暗。翌朝は早いので、早めに就寝そようと思ってたら、Wi-Fiが宿の中で提供されていて、ついつい持参したiPad miniで時間を潰してしまい、寝落ちする。夜中の2時に目を覚まし、慌ててちゃんと身支度整えて寝る。
さあ、明日の朝は早いぞ。
白馬の夜って、真っ暗だね。街灯の少なさと道の暗さに驚いた。
あと、ペンションのご主人によれば「熊を見ることもあるし、人や作物に危害を加える事もあるよ」ですって。
今度は雪の季節に来るつもり。
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