4月某日、となり町にあるフィアットのディーラーに、パンダを見るためにオクサマと行ってきた。



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フィアットのディーラーに入るのは、生まれて初めてだ。どうやら、アルファロメオも扱っているようで、MiTOとかジュリエッタも置いてある。で、お目当てのパンダを見させていただいた。



第一印象は、「ちっせぇ~。でも、かわいいな」だった。




オクサマも同じ印象を持ったらしい。おおよそのスペックは事前にウェブで調査済みだし、オーナーのブログや海外のレビュー動画を見てきたので、特徴とか長所短所はあるていど把握していた(つもり)。


営業マンさんとしばらくお話しをして、「試乗してみます?」というお誘いに「ぜひ!」と返事した。


以下、PANDAの試乗インプレッションである。(ロードバイクで&ミニベロブログなのに…)




■ミッション(AT)が特徴的


もともとマニュアル車をATにしてあるとのことで、マニュアル感が色濃く残るトランスミッションなのだ。まず、ドライブに入れても、クリープしない。ATに乗り慣れていると「あれ、動かないの?」と一瞬思うが、すぐ慣れる。



それと、1速>2速に入るとき、やや大きめのシフトチェンジをするので、カックンと前のめりになる。ショックに合わせてアクセルを緩めると、ちょうどいい塩梅になるらしい。



オクサマは「なんだこりゃ?」って訝しんでいたけど、オレサマは「
元気があって、おもしれー」と思った。



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■875ccとは思えない、力強い走り


ツインエアというエンジン、なかなかよい。排気量は軽に毛が生えた程度(875cc)なのに、ターボ仕様なのでトルクが太い。しかも、1900回転でMAXが出るので、1.6LのPOLOよりも加速が全然良いくらいだ。



これはいい意味で期待を裏切られた。キビキビ走るとは、まさにこのことだ。



ちなみに、チンクエチェントの500の同じエンジンであるということも、好感を持てた。




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■コンパクトなのに、窮屈さを感じさせない室内空間


Aピラーが立っていてボクシーな形状なのと、窓が大きいせいか、コンパクトなのに窮屈感を感じない。たしかに空間そのものは広々としてはいない。なのに、不快だと思わせないのだ。ふしぎである。



ただ、ホイールベースは2300ミリなので、一般的なコンパクトカーとして見ても後席は狭い。身長173センチのオレサマが運転席のポジションをとって、その真後ろに座ってみたんだが、膝と前席の間は3~4センチしか無いので、「広々!」とはお世辞にも言えない。


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あと、トランクにDahon(ダホン) Mu P8が収まるかどうか心配だったので、実際に持っていって、折り畳んだ状態で置かせてもらった。なんとか、シートを倒さない状態でギリギリ入った(笑)


BOMA の Refale(リファール)を載せるときは、確実に全後輪を外さないとムリだな。






■ポップでセンス良い内装


内装がじつにいい。安っぽいプラスチックが使われていて、けっして質感が高くはない。このへんは、ドイツ車が完全に勝る。



では、パンダの何がいいかというと、安っぽいのに、貧乏臭さがないというか、楽しげな雰囲気を醸しているのだ。



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■かわいい外観


内装もいいが、外観もいい。四角いんだけど、丸みを帯びたデザインコンセプトがそこここに一貫して施されていて、すごーく癒される。全長がわずか3650ミリなのもよい。



POLOよりも26cmも短く、取り回しが超絶ラクチン。心配な点は、押し出し感が皆無なので、平気で他の車にクラクションを鳴らされそうではある。だが、そんなのはデメリットのうちに入らない。



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というわけで、ここまでお読みになった方は察しがつくだろう。オレサマはパンダに完全に惚れてしまった。



オクサマに、「他のメーカーのにも乗ってから決めようぜ」と言われたので、比較検討のために、(買う気はないので、お店には申し訳なかったのだが)ホンダの「フィット」とアウディの「A1」を試乗してきた。




結果をカンタンにまとめると、


フィット:
騒音うるさい、トルク薄い、走りがつまらない、内装が地味、ペラペラなシートが不満・・・といい点を見つけられなかった。唯一、外装デザインはなかなかよいと思った。あと、後席はびっくりするほど広かった。



A1:
オクサマ、質感の良さに感激して、試乗後に「PANDAやめて、こっちにしようぜ!」と言い出すも、(ためしに出してもらった見積もりの)380万円という金額に文字通り絶句。夫婦揃って、スゴスゴとアウディのディーラーを退散した(笑)。


※オレサマはもともとPANDAが本命ではあったが。




3日ほど夫婦で大いに悩み、数回営業マンさんと相談を繰り返し、最終結論として、パンダを購入することが決定した。



\(^o^)/ヒャッホーイ


またしても、つづく(笑)。





真剣に査定してくれるトコもあれば、そうでないお店もあった。

同じ車なのに、ずいぶんと扱いが違うんだなってびっくりしたよ。