GWに、会社のローディー先輩であるKさんと、秩父の白石峠を攻めてきたった。



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Kさん、年齢がオレサマの一回り上にもかかわらず、むっちゃ体力がある。体幹筋力もハンパない。



まあ、それもそのはずで、有名なプロ選手も輩出している本格的なチームに所属しているし、毎週のように峠を登ったり降りたり、登ったり降りたりしては、合間を縫うようにヒルクライムレースにしょっちゅう出場している。



いわば、筋金入りの坂バカなのである。いや、もうただのバカである。
※ちなみに、自転車ノリを「バカ」と呼ぶ場合、愛情とリスペクトを込めた最大級の褒め言葉である。

そんな峠のエキスパートとヒルクライムするわけなので、かなり心強い。オレサマはまだ峠は一回しか経験がないし、そのときはミニベロで登った。


<参考リンク>
つまり、ロードバイクで坂を登るのは、今回が初めてなのだ。初めてのロードバイクでの坂が白石峠ってゆーのは、なかなかに厳しい気もしたが、これも経験である。


池袋に集合し、輪行バッグに包んでGO。前輪だけ外して輪行できるバッグがあるらしく、それをお借りした。これ、包むまでは一苦労だけど、前輪だけ外せばいいので、ロードバイクをひっくり返す必要がなく、実に手軽だ。オレサマも、ひとつ購入しておこうと思った。


そこから、東武東上線に乗る。場所は最後尾で、他の乗客の邪魔にならないよう、気を遣いながら運び込む。バンドを使って、手すりに固定。たまーに車掌さんにイヤな顔をされることもあるそうだが、今回は大丈夫だった(笑)。



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【注意 2015年6月7日追記】
後日、読者の方から「JR的には、シートポストが飛び出すタイプの輪行バッグは認められていませんよ」とご指摘を受けたので、オーストリッチに買い換えました。(※よって、TIOGAのアフィリエイトリンクは削除しました)



OSTRICH(オーストリッチ) 輪行袋 超軽量型 [L-100]



小川町駅に到着。ここに来るのは2回目。バイクを組み立て、荷物をコインロッカーに預ける。

ヒルクライムするとき、リュックがあるのは不快なんだよね」とのこと。なるほど、少しでも軽くするわけですな。

5分ほど走り、セブンイレブンで補給食(どら焼き)を購入。そこから、ウォーミングアップ的に緩めの坂を登る。20分ほど登っただろうか。白石峠の麓に着いた。



で、ここから一気に写真が少なくなる。なぜなら、オレサマが息も絶え絶えになってしまい、とてもじゃないが写真を撮影する余裕がなくなったから(笑)。

んで、登り出すわけだが、いきなりのけっこうな斜度。ものの数分で、一番軽い25Tを使い切ってしまい、もう後がない。大丈夫か、オレ。こんな調子で、7キロほどもある白石峠をクリアできんのか。

Kさんは、白石峠は自分の庭と呼んでもいいほど日常的に来ている場所なので、楽々と登って行く。リアスプロケットを見ると、まだ三つほどギアを残してる。なんだその脚力。オレサマはついて行くのに必死。いや、引き離されては、Kさんがスピードを緩めて、オレサマが追いつくのを待ってくれる。これの繰り返し。

この白石峠、ぜんぜん一息つける場所がなく、ずっと登り一辺倒。うーむ、休めないのはかなりきついぜ。ダンシングとシッティングを交互に使い分けつつ必死にペダルを踏むのだが、だんだん限界が近づいてくる。そのたびに、 なんとしても、足はつかずに登り切ったる!と気力を振り絞って登る。

それにしてもなんだね、ゴールがどこにあるか、あと何キロ残っているか、一切わからないままで走るのって、精神的にきついね。とてもじゃないが、写真を撮ろうという気になれん。カタツムリのようなノロノロ運転で、疲れ切って登り切った。



Kさんがタイムを測っててくれてて、ちょうど45分かかった。7キロに45分。。。登っている間は、まったく時間の感覚がなかったわ。ジョギングペースですな。ちなみにこの記録、極めてごく普通らしい。

白石峠のてっぺんは、殺風景でなにもない。景色も良くない。でも、それなりに達成感はあった。さあ、ここから下りだ。ちょっと休める。そう思ったのもつかの間、

もうちょっと登ると展望台があるんで、せっかくだしそこまで行きましょう。なーに、ほんの少し登るだけです(^^)

必死にここからもついて行ったが、やはりあっけなく千切られ、ヨイショヨイショとなんとか登り切った。そしたら、ゲートが閉じられてた(笑)。まあ、こいうこともあるわな。



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展望台の横のベンチに座り、どら焼きを食べ、10分ほど休憩。ここから、定峰を下るわけだ。初めてのロードバイクでのダウンヒルだし、ややへっぴり腰でおっかなびっくりではあったが。

そのダウンヒルで、オレサマはアルテグラの秀逸なブレーキングに舌を巻くわけだが、その話は次回に続く。


<参考リンク>
【白石峠をねじ伏せる!】 初めてのロードバイクでヒルクライム ~その2~



パパライダーのための科学的ヒルクライムトレーニング




はじめてのヒルクライム イベントデビュー完全ガイド


多少なりとも、マジメにやろう、上手になろうと考えているなら、やっぱし本から学べることは多いのだ!精神力だけでは、速くなれないんだよね…。