こないだ、荒川のサイクリングロードを走っていたときのこと。オレサマとほぼ同じペースで走っておられるローディー(男性)がいた。
お互いが似たペースで走っていたので、ときどき抜いたり、抜かれたり、を繰り返しながら走っていたんだが、べつに競争ではないので、オレサマは「あぁ、きっと同じくらいの体力の人なんだろうな」と思いながら走っていた。
そのローディーさんは、オレサマの6メートルくらい前を走っていたときのこと。オレサマは、見ず知らずの人の真後ろを断りもなく走るのはマナー違反なような気がするので、わざと距離をおいて走っていたのだが、そのローディーさんは、オレがやや後ろを走っているのを知っていたはずだ。
で、ふいに、そのローディーさんが、左手で地面を指差して、ハンドサインをしてくれた。「なんだ?」と思った瞬間、急に砂の山が現れた。
とっさのことだったが、ハンドサインのおかげで、オレもよけることができた。あのハンドサインがなかったら、きっと砂に突っ込んでいただろう。「ありがとう!」と心の中で思ったが、感謝の声を掛けることもできず、そのローディーさんはそのまま荒川を北上してしまった。
かっけーっす。。。(ちょっと惚れた)
赤の他人同士でも、さっとハンドサインを出して助け合うのって、ステキだね。オレサマもそのローディーさんを模範にしたい。
実はね、ハンドサインって、自転車に乗り始めた頃は、なんか恥ずかしいって感覚があったの。
「なに一人でカッコつけてんの?」
「誰もお前なんか見てねーよ」
って一人で自分ツッコミを入れてしまうことがあって、あんましハンドサインってしてこなかったの。誰からも何のリアクションもないし、なんか寂しいじゃん。
「いまのでよかったのかな?」、「混乱させていないかな?」って思うこともあるし。
でも、こういう出来事があると、やっぱしハンドサインはやるべきだって思ったね。
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