ひょんなことから、自動車の購入を検討することになった。

ミニベロとロードバイクのブログなので、車の買い替えはカンケーないっちゃカンケーないんですが、タイヤで走るって共通点があるし、車で輪行することもあるし、まあ箸休め的にお読みいただければと(笑)。


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※POLOです

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■前回までのあらすじ
2007年に購入したフォルクスワーゲンPOLO。7年使ってそこそこくたびれてきた。とある故障で1ヶ月も入院し、完治の目処が立たないことに業を煮やした夫婦が、意気投合して新車購入計画を立て始めた。しかし、候補となるクルマがなかなか見つからず、計画は暗礁に乗り上げてしまう。

我が家の新車購入計画はどうなってしまうのか?果たして無事に新車購入できるのか?オクサマの「やっぱ、やめた~」という気まぐれで、儚くもポシャってしまうのか?しがないサラリーマンの自動車買い替えドキュメンタリー、いま始まるっ!
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さて、ほしい車が国産にも輸入車にもなくなってしまい、「他に選択肢はないかのう?」と頭をひねっておった。国産では最有力候補だった新型デミオ(秋に出る予定)だが、車検時期の後ということで、見送ることになった。

マツダのアクセラがあと一回り小さければ、オクサマも許してくれただろうが、やっぱしデカイ。自分は違和感のないサイズだが、オクサマは全幅1,700ミリは越えたくないらしい。彼女に反対されたらすべてアウトである。

オクサマにもう一度だけ、ダメ元で確認してみた。


オレサマ 「・・・アクセラ、ダメかな?」

オクサマ 「ダメじゃ。何度言うたらわかるんじゃ」



アクセラよ、さようなら…。

axela
※画像引用元(マツダ公式サイト

オクサマがYESと言わない限り、車は購入できない。つまり、最終意思決定者はオクサマなのだ。 アクセラ無きいま、国産はすべて却下された。

残るは輸入車だが、予算に限りはあり、好きな車種が買える身分ではない。お金があれば、アウディのA1、A3とかBMWの1シリーズ、もしくはメルセデスのAクラスもいいですな。(とてもじゃないが、手が出ないけど)

つうことで、ドイツ勢は全滅。

miniがあったか?と思ったが、超せまいし、2ドアだし、自転車を積むのは厳しすぎる。でもって、かなり高い。4ドアのもあるけど、価格が手が届かない。よってminiもダメ。

フランス系ではルノーのキャプチャーも考えた。デザイン、なかなか目を惹くね。全長×全幅×全高(mm):4,125×1,780×1,585ミリ。横幅はやや広めだが、全長が短い。ゴルフ等のハッチバック車とほぼ同じ。そこそこコンパクトな部類に入る。

オクサマも「全幅が気になるが、おしゃれなデザインだし悪くはないぞ」と言ってくれたが、いろいろ調べているうちに、オレが飽きちゃった・・・。実物すら見ていないのに(笑)。

正直に言うと、本体価格で260~270万円ってのがシンドい。諸経費込みで300万円越えるのは、子育て世代には贅沢が過ぎる。今の我が家の家計的には苦しいなあ。

captur
※画像引用元(ルノー公式サイト

つうことで、キャプチャーもさようなら・・・。

プジョーやシトロエンはデザイン的にあまり好みでないから、検討すらしなかった。

ここで、「まてよ、イタリア車があったな…」と閃いた。アルファロメオなんてどうだ?しかし同時に、「故障も多いんじゃないか?今回、ワーゲンの故障で痛い目にあったのに、わざわざイタ車を選ぶのっておかしくないか?」と自分で自分にツッコミを入れた。

あまり期待せずに、「イタリアなら、アルファかフィアットだろ?」と、それぞれの公式サイトをのぞいてみた。アルファはラテン過ぎというか、エンスー感が強すぎて尻込みしてしまった。ちょっと自分には似合わないかな・・・と怯んだんだが、フィアットはさほどでもない。なんていうか、イタリアはイタリアでも、わりと庶民派っぽいとっつきやすさがあった。

そして、「フィアットのパンダ」に眼が奪われたのである。

panda
画像引用元(フィアット公式サイト


結論から言おう、自分はパンダに一目惚れをしてしまった。


1.デザインが可愛くて愛くるしい(ペット感覚、名前もよいw)

2.コンパクト(POLOやフィット、デミオよりも余裕で小さい)

3.全高があるので、自転車が積めやすそう(ユーティリティ)

4.車体が軽い(1,070kg)

5.ほとんど乗っている人がいない(希少価値)


6.気取って乗る車ではない(イタリアではゲタ車)

7.適度にチープな内装が逆にオサレで楽しげ(生活感が薄い)

8.1,900回転でMAXのトルクが出る(街乗りに便利)

9.まさかの2気筒エンジン(頼りない感じで守ってあげたい感)

10.車体価格が194万円と、200万を切る(税抜)



来たぜ・・・とうとう見つかったぜ・・・自分の条件にすべてマッチするじゃねえか。 コンパクトカーではあるが、全高もあるし、ロードバイクやミニベロを積んで運ぶことはできるはず。

オクサマにもウェブサイトを見せたところ、「あら、いいんじゃない?でもイタリア車なんでしょ?ラテンでしょ?故障しない?大丈夫?」と、予想通りのリアクションを見せた。

そこでオクサマに、「POLOの修理が治ったら、その足でフィアットのディーラー行こう!」と強引に約束を取り付け、さいたま某所のディーラーに向かったのである。


2015年版間違いだらけのクルマ選び



徳大寺氏は熱心なゴルフファンで、それが理由でオレサマも29歳の時にゴルフ(GTI)を購入したくらい。GTIはいい車だった……。