自転車の事故が最近増えているそうだ。



都内では、年間18,000件以上の自転車事故があり、全国レベルでは135,000件も発生している。でもって、自転車事故の死亡者数は、全国で563名もいる。(数字は全て平成24年度)

ソースはこちら(警視庁)




こういうデータを見るまでもなく、自転車事故は多いと思う。信号無視、逆走、スマホのながら運転など、危険だなって思う違反車はそこらじゅうで見かけるからだ。




年間走行距離が約5千キロに達するオレサマにとって、人ごとではない。自転車に乗り出して丸三年。安全運転を心がけ、おかげさまでいまだ事故は未経験。しかし、いつ事故に遭遇するかはわからない。日々、細心の注意を払って運転するのみ。




ところで、自転車が事故を起こしやすい理由で、『なるほどな』って思わされたのが、自転車乗り特有の視界について。ソースは思い出せないのだが、自転車を運転中の視界は、自動車のそれとは違って、かなり狭いのだそうだ。




どういうことかというと、自転車の運転中は、無意識のうちに、『視界が縦方向に伸びりやすく、横方向への注意が散漫になる』らしい。




写真で説明しよう。





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無意識にこういう視界になるそうだ。つまり、自分と進行方向のタテ方向に意識が向かいやすく、ヨコからの飛び出し等を見落としがちになる。




歩行者やクルマが前方から向かってくるのは認識しやすいだろうが、事故原因になるようなものはたいてい横からやってくる。急な飛び出しに気づきにくくなってしまうわけだ。




そんな話を聞いてから、横方向に視線を向けるよう、意識している。うむ、たしかに目線は縦に動きやすい。もちろん、走行中はひんぱんに左右にも目線を送るが、これは意識して努力する必要がある、ように感じた。




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こんな感じで、交差点に侵入するときは、目を左右に振っておく。首まで動かさなくてもできるはず。たとえ自分に優先権があっても、スピードダウンして「何かが出てくるかもしれない」運転をしている。面倒くさいし、たいてい取り越し苦労に終わるけど、いつこの努力が功を奏するかは誰にもわからないもんね。




自転車のスピードが上がれば上がるほど、危険回避察知能力が求められる。慣れたロード乗りの人とかは、左右だけでなく、斜め後にも意識が向いているし、首を振って後方確認してるね。そういうとこは、オレサマも見習っている。




■参考情報■
自転車運転中の視線の計測 -愛知工科大学 ITS研究所-