ボードウォークとMU P8は、どっちもダホンの折りたたみ自転車だ。MU P8はオレサマの愛車、DAHON(ダホン) Boardwalk D7はオクサマの愛車である。


共通点は、

  • 20インチのホイール(406型)
  • 同系統の折りたたみ機構(フレームの真ん中からバッキリ折れるタイプ)


  • ただ、MU P8はそーとーカスタマイズ(改造)を施していて、オリジナルパーツがフレームとハンドルポストだけ。あとは総とっかえした。ホイール、タイヤはスポーツタイプだし、ハンドルはブルホーンで前傾姿勢がとれる。


    ディレーラーはアルテグラ、クランクとチェーンリングとシートポストは軽量アルミ。まあ、やれる限りの軽量化とスポーツ仕様になっておる。



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    ※オレサマのDahon(ダホン) Mu P8



    ボードウォークはそこそこしかカスタムしていない。メインはコンポを105化したのと、ラピッドファイアにしたこと。あと、タイヤはコジャックだ。ホイールはスピードの純正を履いている。これでエンデューロにも出場したことがあるが、けっこう走れる。(時速MAX40キロくらい出せる)



    位置づけとしては、ボードウォークが下位モデルになるが、どっこい街乗りとしてはかなりいいマシンに仕上がった。

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    ※オクサマのDAHON(ダホン) Boardwalk D7




    この2台、街中ではさほど差がない。以前、この2台で自転車通勤してどちらが速いか&快適かの比較をしたとき、時間はほぼ差がないばかりか、快適性ではボードウォークの圧勝だったのだ。



    MU P8乗りとしては、正直ショックだったよ(笑)。



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    街乗りでは差がないけど、CRのようなツーリングコースではどれくらい差があるのかを調べてみた。


    前置きが長くなって、すまん。結論から言うと、「MU P8の圧勝」だった。



    まあ、予想通りだよね。存分にスピードを出せる状況下では、スポーツ仕様のほうに断然分がある。オレサマなりに考えてみたのだが、速さの差を生むのは、タイヤとホイールだね。逆にコンポと車重は思ったほど差を産まない気がする。



    ただ、圧勝といっても、絶対的なスピードとか、瞬間的な速さにはさほど差はない。差が出るのは、長い距離を気持ちよく巡行できるかどうか、だ。



    ひとつひとつの感触の差を素人なりに分析してみるね。




    タイヤ

    これはでかい。たぶん、最大の要因だろう。細いタイヤは転がり抵抗が少なくて、スピードに乗せやすく、速度維持させやすい。長時間、長距離走る時は、巡航速度を維持させるのがカギとなる。タイヤの細さは決定的要因だ。

    オレサマのSCHWALBE(シュワルベ) のデュラーノは幅1.1インチでオクサマのSCHWALBE(シュワルベ) のKOJAKは幅1.35インチ。たったこれだけの違いが、大きな差になる。



    あと、タイヤが細くなるに連れ、空気圧も高くなる。デュラーノは8PSIで、KOJKは6.5PSIだ。空気圧が高い=抵抗摩擦が少ない=スポーティ=速いと思ってもらってよい。





    ホイール

    タイヤの次にでかい要因が、ホイール。ホイールって、値段がほんとピンキリで、そのわりにミニベロ初心者にはその性能差がわかりづらい。



    だから、「どうぜ、大した違いなんてないんじゃないの」って思いがちだ。



    しかし、値段の差がハッキリ分かれるのが、ホイールだと思う。要は、高いホイール=軽い=よく回る=ひと漕ぎで進む距離が長くなる=楽に長距離を走れる、のである。



    よいホイール、細いスポーツタイヤ、この2つにするだけで、CRでの巡行性能がグーンとアップする。ホイールの値段の目安としては、(個人的意見で言うと)前後セットで35,000円以上かな。



    その値段以上のを履くと、「うわっ!なんだこれすげえ。そーか、ホイールを替えるってのはこういうことなんだっ」と体感してもらえるだろう。フレーム云々なんて話が、バカバカしくなってしまうほど。



    逆に、あんまし差を感じなかったのが「コンポ」と「車重」。





    コンポ

    ボードウォークは105、MU P8はアルテグラのディレーラーをつけているが、じゃあこれがどれくらい実際に走ってみて差があるのか?



    まー、結論から言っちゃうと、差なんてないよ。いや、ないって断言するのは違うな。オレサマレベルの素人には差がわからないと言った方が正しい。コンマ秒単位のレースの世界ならきっとなんかあるんだろう。ただ、素人が街中を流したり、サイクリングロードを素人ががむしゃらにぶっ飛ばす程度では、違いなんてほぼ感じない。



    「じゃあ、なんでアルテグラにしてんの?」って話だが、やっぱし微妙に感触が軽かったり、軽やかに変速してくれたりするのが心地よいのだ。モノそのものも軽量だしね。心地よいだけで、速く走れるわけではないけど。


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    ※写真は6700系の10速アルテグラ(Mu P8ね)



    あと、デザインもでかい。やはり、アルテグラのほうが高級感がある。



    その辺のこだわりがないのであれば、いろんな雑誌やブログで書かれているように、「性能的には、105で充分」というのがオレサマの意見だ。



    スプロケットはクロスレシオであればあるほど、ギア間の差が小さいので、今出してる速度と体力加減に合わせて走ることができる。長距離を快適にと言う意味では、クロス気味にするのがよいかも。



    ちなみにオレサマのDahon(ダホン) Mu P8は11-23Tの10速アルテグラで、オクサマのボードウォークは12-25Tの105だ。




    車重

    車重は自転車乗りがもっとも気にすることの一つだ。オレサマも気にするんで、これまで様々なカスタムを繰り返してきた。つか、今も継続中。



    で、ボードウォークは(計ったことはないが)、これまでのデフォの状態ー軽量化した分=11kgくらい。MU P8が8.9kg。差はざっと2kgだ。



    ヒルクライムするならいざしらず、フラットなサイクリングロードとかなら、いったんスピードに乗ってしまえば、体感できるような大きな差はない。走っているときの安定性は、ボードウォークのほうがむしろベターな気がする。



    ボードウォークは巡航速度が時速3、4キロ落ちるが、それは車重ではなく、ホイールとタイヤの差だろう。軽い方が輪行がラクだったり、坂が若干ラクだったりするが、1、2kgならあまり気にしなくていいと思う。むしろ、体重を落とせって話だよね、よく言われることではあるけど(笑)。




    まとめ

    ボードウォークもMU P8も、劇的な差はない。ボードウォークでも充分にロングライドでいるし、時速25キロ以上で巡行できる。ただ、より楽に長距離走れるのは、カスタムしたMU P8だ。



    ミニベロで気持ち良くロングライドしたいなら、「3万円以上のホイールを履き、1.1インチ(最低でも1.25インチ)のタイヤを履くこと」をオススメする。



    「ホイールで3万円越えって、どんなサギだよ!」って思うかもしれないけど、乗ってすぐに、違いがわかる。これが同じ自転車かっ?ってなるよ。「あ、かけたコスト以上の価値があるわ・・・替えてよかった!」ときっと納得できるはず。




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    ※ホイールばっかりは、替えた人間にしかわからないモノがあるのよ…(笑)。



    DAHON(ダホン) Boardwalk D7






    折りたたみ自転車&スモールバイクカタログ2014




    いきなり買うのは怖いだろうから、まずはムックで情報収集するとこから始めるのがいいと思う!悩んでいる時間がじつは楽しいよ!(笑)。