ダホンで初のヒルクライムをしてきた。ミニベロのDahon(ダホン) Mu P8でヒルクライムなぞできるのか?を実体験してきたので、その顛末を2回に分けてお伝えしよう。
ルートは埼玉県の「小川町駅>>定峰峠>>秩父>>山伏峠>>狭山市駅」。峠を二つ超える。距離は84km。
会社の自転車好きの方二名と、オレサマの3人だ。ちなみに、バイクはスコットのCR1、インターマックスのフルカーボン(車種忘れた・・・)とDahon(ダホン) Mu P8という異色の組み合わせ。
CR1(&ディープリムのカーボンホイール)にちょこっと試乗させてもらったが、なんじゃこれ・・・ウソだろ!ってゆーくらい軽いのと、乗り心地がすげーいい。こんなんで走るのズルいって思った(笑)。
しかも、二人はオレサマよりもずっと経験が豊富。二重三重にオレサマにハンデがあるわけで、いろんな意味で不安であるw
果たしてミニベロでついていけるのか・・・?
※駅前はこじんまりしてて、いい雰囲気。駅前にはローソンもあるので、補給はここでやっとくといいよ。
なお、小川町駅には輪行で行った。輪行はしない派だったんだが、さすがに小川町駅は自走では遠すぎるのでね。ガッチガチに固めてあったフレーム部分をおりゃ~っと折り曲げ、なんとか載せることができた。
※Dahon(ダホン) Mu P8、スコット、インターマックスという異色の組み合わせwww
つーことで、出発。天気はよく、ちょっっぴり暖か。サイクリング日和である。定峰のふもとまでは、なだらかな道を行く。典型的な田舎の風景が続く。
※このへんはまだ序盤。ペダルもらくらく回る。
5kmほど走っただろうか、徐々に斜度がきつくなる。シッティングのままでも登れなくはない。が、ダンシングも混ぜないと、もたない。やっぱり、坂がきつくなるとロードの二人には引き離される。そりゃそうだよね。
途中、暑いねってことで立ち止まり、インナーを抜いだり、アームカバーを外したりした。
※どこかの橋で。この日は、いいお天気だった。
ここから、フロントのインナーギア(39T)を使うことにした。というか、アウター(52T)で登り続けるのはムリだw
フロントディレーラーはついてないので、手動でギアチェンジ。おぉ、初めてインナーを使ったが、軽いなこりゃ。これなら、どんな坂でもバッチこいだ!ヒャッハー・・・と走り出したものの、たったの数分で一番軽いギアを使い切ることに。だれだ、「定峰は楽だよ」って言ったの。そこそこ、いや、けっこう苦しいぞw
ずっとお二人に牽いていただくのは申し訳ないので、少しでも先頭を走ろうとエイエイ漕いでいたら、前方の坂から「オレサマさ~ん」と笑って降りてくる人が・・・。
はて、誰だ?なぜ私の名前を知っているのだろう?メットもアイウェアもして顔は隠れているのに??・・・とよく見たら、勤務先の坂バカ氏ではないか。この人は、チームに所属してしょっちゅうレース(もっぱらヒルクライム)に出場しまくっているガチでマジなローディである。
そうか、ここでトレーニングしているんだ。聞けば、「このへんを3周して・・・」とか平気な顔で言ってる。オレサマは、すでにいっぱいいっぱいだというのに・・・。と呆れていたら、
「じゃあ、僕も一緒に登りますよ!」
我々にてっぺんまで付き合ってくれるとのたまう。うーむ、筋金入りの坂バカであり、体力オバケだ。というわけで、ありがたく、先頭を牽いていただいた。
定峰峠のてっぺんまでは、けっこう長く感じた。ほとんどを一番軽いギアでシッティングでクリアしたが、ロードのみなさんからは数分遅れてしまった。
ところで、ひいこらと登っている途中、エキップアサダのチームカーがグオォン!とけっこうな勢いでオレサマを追い越して行った。ほぇーっと眺めていると、チームカーのうしろを、クルマと同じスピードで2台のロードが、まさに飛んでいくかのごとく、スッコォーーーンと走り去った。
たしか、斜度は9%くらいあったはずだが、まるで平地を走る勢いで、ダンシングしていった。目が点になった。
あとで、ローディのみなさまに聞いたら、あの二人はトップクラスの選手ではないね、ですって。あれがトップクラスではない・・・だと?自転車界、恐るべし。
んで、息も絶え絶えになって定峰てっぺんに到着。いやー、ヒルクライムする人にとっては、定峰は初級中の初級コースらしいんだが、初めてはけっこうきついわ。
ヒルクライムの何がきついって、「てっぺんがどこにあるか、わからないまま走ること」と「あと何キロ走ればいいか、検討がつかないこと」だ。なので、ペース配分がよくわからなかった。
「体力をセーブしなきゃ、バテたらマズイ」と気をつけて走っていたので、てっぺんに着いた途端、「あら、着いたんだ?」ってなってしまった。
※休憩所には、スタンドが置かれていたので、バイクを並べてみた。
休憩所には他にもローディ5、6人休んでた。オートバイの人たちのスポットでもあるらしく、そーゆー人らも同じくらいいた。
水分補給をし、息をととのえ、10分ほど休む。坂バカ氏は、「じゃあ、トレーニングに戻りまーす」と坂を下って行った。一緒に登っていただいて、感謝である。我々は、ここからダウンヒルで秩父に向かう。
人生初のヒルクライムをしてすぐに、これまた人生初のダウンヒルである。フロントギアをアウターに戻し、ちょっと緊張気味に出発した。ロードに着いていけるわけはないので、殿(しんがり)で下ることにした。
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