オクサマの通勤用に、リクセンカウルのフロントバッグを購入した。



オクサマに、「ボードウォークはカゴがないから不便だよ~荷物がぜんぜん運べないよ~」と言われたからである。



「バックパックを背負えば?」



と言ったのだが、


「汗だくになるからヤダ」


らしい。





ミニベロを含む、スポーツバイクの弱点は、バイクに荷物を載せることができない点だ。走行性を重視すると、自ずと積載性とか実用性は犠牲になるものなのだ。




「なんとかしろ」とオクサマから指令が下ったので、ショップに相談したら、このリクセンカウルのフロント・バッグを勧めてもらった。




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※こんなかんじで、バイクの真正面に取り付ける。




というわけで、今日は、このバッグのレビューを書いてみる。




容量は(たしか)MAX4.5キロ。よほど重たいものを入れない限り、まず問題ない。巾着袋のように、ガバッと口が開くので、ポイポイとモノを放り込むことが可能だ。口はぎゅっと閉じることができ、荷物の落下の心配はない。



ハンドルを切っても、カゴは動かず、常に真正面を向き続ける。そのため、重量バランスは良いのではないだろうか。



ただ、構造上の問題で、どうしてもフロントヘビーになる。よって、スタンドで立てたとき、ハンドルが「ぐわん」と曲がって、バイクごと倒れそうになってしまうことも。実際、倒れたこともあった。重たいモノを入れている時は、駐車のポジションに注意した方がいいだろう。




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※オクサマは、スニーカー、着替え等を入れて、ジム通いをしている。通勤にも活躍中だ。




アタッチメントを介して接続するのだが、ボタンひとつでカチャッと本体を外せる。つまり、カバンをショルダーバッグとして使えるのだ。
ショルダーストラップも付属している。盗難防止にもなるし、そのままカバンとして使えるのが、非常に使い勝手がよい。




難点を挙げるとすれば、バッグ本体には金属フレームが内蔵してあるので、ショルダーとして使うとフレームが体に当たるのだが、ちょっとした買い物程度なら問題ではない。あ、ただ、アタッチメントだけつけた状態だと、バイクに異物がくっついたようで、見た目がちょっと悪い。





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※これがアタッチメント。上に見えるボタンを押して、つけたり外したりする。操作はカンタンで、女性でも問題ない。




アタッチメントはアーレンキーでカンタンに外せるので、オレサマのMu P8にも装着可能だ。ただ、ルックス的に、フェミニンな印象があるのがちょっと・・・とは思う。オレはバックパック(&メッセンジャーバッグ)派なので、たぶん使うことはないのだが、いざとなれば使いまわしできるのもうれしいポイントだ。



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※2本のネジで固定する。長めのアーレンキーが必要。




リクセンカウルのフロントバッグ、便利は便利だが、フロントヘビーになるので、あまりスピードを出したいとは思えない。ロングツーリングもやだな。半径15キロ以内が、快適に使える範疇かな、とボードウォークで走ってみて思った。
ツーリングとか、それなりにスピードを出したいのなら、汗はかくけどバックパックがベターだよ。




まあ、オクサマは満足してくれているので、一件落着である。