突然でナンだが、みなさまは、どれくらいの頻度でお世話になっている自転車ショップに顔を出しているだろうか?



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オレサマの場合、(正確に記録しているわけではないが)体感で「月に2~3回」のペースで足を運んでいる。これは、おそらく高い方の頻度に入るような気がする。




これといった用事がなくても、挨拶がてら立ち寄ることもあるし、ちょっとした不具合があったらあれこれ悩まず持っていく。不具合とは呼ばない些細な感触の変化があっても、持っていく。


ハイペースで顔を出すのは、ショップが家から数キロしか離れていないことが大きい。市町村や県を越えてやってくる人もいるロードバイク・ショップの世界で、オレサマのように近所に信頼できるショップがあるということは、非常に恵まれていることである。これが、40㎞離れたショップとかだったら、さすがのオレサマでもそうそう行けるものではない。


なぜこんなに頻繁にショップに行くか?についてだが、つまるところ、オレサマはメカニカルなことは素人だからだ。パンク修理、シュー交換、ブレーキ調整といった基本メンテはできる(ようになった)が、BBとかハブといった回転軸系は素人だ。ホイールは怖くて手が出ないし、ディレーラー調整もちょっとはいじるが、本格的にはムリ。異音が発生したら、その原因を突き止められないし、突き止めたところで対策を打てない。そんなレベルである。



とくにブレーキワイヤーとブレーキシューは、命を預けているパーツなので、常にベストコンディションを保つように心がけ、自分の中途半端な知識を過信しないようにしてる。しかも、けっこう距離は乗る方なので、消耗パーツの交換も人より早めにやってくる。そういうことが重なって、気がつくとショップに脚が向いている・・・というわけである。





で、ショップに



「チェーンはまだ問題なし。年末までいけそうだ」

「ブレーキワイヤーも大丈夫」
「タイヤはそろそろだけど、その前にローテーションしとけば、もう一息いける」
「シューは数カ月以内に替えとくほうがいいね」



などとアドバイスをもらう。こちらの懐具合を考慮して、なるべく長持ちさせるコツを教えてくれるので、とても心強いし、ありがたい。よって、メンテを安心してお願いできるのである。



安田大サーカスの団長がTV番組(たしか「自転車のススメ」だったと思う)で、「自転車ショップとは、かかりつけの医者のようなものだ」と話していたのを聞いて、「せやせや、まさにせやで!」とヒザを打ったことがある。



自転車ショップとは、ホームドクターなのだ。医者はこちらのカルテを持っているし、受けた治療歴を把握しているので、誤診しないというわけなのだ。末永く付き合える医者を見つける感覚と、自転車ショップも見つけるそれは、非常に似ていると思う。


ただ、軽い相談とか日常点検レベルのときは、忙しくない時間帯に行くようにしてる。お店だって接客もあるし、他のバイクを修理したり、納品準備で忙しいもんね。訪問したとき忙しそうなら、一息つくまでのんびり待ちつつ、他のミニベロ乗りさんたちと会話するとか、ジュースでも飲んでのんびり待つ。



もしくは、天井からぶら下げられたBOMA Refaleのフレームを、「ゲヘゲヘゲヘゲヘヘヘヘエヘヘヘ、グヘヘヘヘ」とだらしない顔で、ヨダレを垂らして眺めている(笑)。軽い変態である。