Dahon(ダホン) Mu P8に乗ったことがない人のために、(需要があるかどうかはさておき)どんな乗り心地なのか、説明しようと思う。



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まず、Dahon(ダホン) Mu P8のフレームはアルミでできている。まあ、たいていのミニベロはアルミでできていると思ってよい。いわば、主流だね。カーボンのもあるけど、かなり高級路線のになる。クロモリのミニベロは・・・そういや、まあまああるね。GIOSとかKHSのマンハッタンシリーズとか細身のがあるし、Dahonにもあるね。(ボードウォークとか)




んで、アルミの話に戻るけど、一般的にアルミの乗り心地は硬い。しかも、Dahon(ダホン) Mu P8の場合、フレームがぶっといので、硬さもハンパない。チェーンステーもシートステーもなく、一本の弓なり状の形なので、衝撃吸収の遊びがぜんぜん無いのよ。ガッツーンってモロに受けるね。その代わり、パワーロスはないから、踏んだだけ推進してくれるかんじではあるよ。




すべてのミニベロと乗り比べたわけではないけど、かなり硬い部類に入るはず。Dahon(ダホン) Mu P8以上に硬いミニベロって経験したことないな…。自転車屋の大将も「Mu P8は硬いよ~」って言ってたから、間違いない。




自転車に乗り始めた頃は、「フレームの硬さ」とか「しなり」ってのが、概念は分かるんだけど、いまいち理解しきれていなかった。だって、フレームなんて材質に関係なく硬いじゃん?しなるってなんだよ、たわむって意味わかんねーって思ってたわけ。まあ、いわゆる素人の考えだよね。だから、アルミのDahon(ダホン) Mu P8に乗ってても、「自転車なんて、どれ乗っても同じようなもんだろ」って思い込んでたわけよ。
ところが、徐々に知識を仕入れて、あれこれ乗り比べてみてようやく、「うお!ぜんぜんちゃうやんけ」って気づいたのだ。


ちなみに、硬いフレームで困ることは2つある。



■ひとつめ

「ケツが痛くなる」

これは慣れた。


対策としては、レーパンを履くこと。これでかなり解消された。でも、いつの間にか、レーパンなしでも問題なくなり、今ではロングライドのときだけ履くくらい。ふだん(60㎞未満のライド)はフツーの下着だね。




■ふたつめ

「手の平が痛くなる」

グローブは常時装着しているものの、ちょっとした段差や路面の荒れは、「ガシッ、ガシッ」って手に響くね。だから、グローブなしだと、短距離ならともかく、ちょっとキツイね。これも慣れたけど。対策として、バーテープを二重に巻いたおかげで、けっこう効いてるよ。いいかんじ。


オレサマのDahon(ダホン) Mu P8も、硬いことはたいした不満ではない。でも、たまにカーボンロードを試乗させてもらうと、その乗り心地の素晴らしさに舌を巻くね。「あー、快適だわー、これなら100㎞でも乗りたくなるわー」って思うもん。やっぱし、比べちゃうとその差がくっきりわかってしまうものだよね、自転車に限らない話だけど。



ってなわけで、Dahon(ダホン) Mu P8は硬いよってハナシでした。