Dahon(ダホン) Mu P8を愛用して2年半経つ。考えつくカスタマイズもし尽くし、ほぼ手を入れる箇所がなくなった。


満足して乗っているのだが、ロードバイクがほしいのも事実なのだ。自転車好きが最終的に行き着くのがロードだと思うのだが、まさにオレも同じ道を辿ってきておる。



やっぱね、あのスピードはミニベロじゃあ出せないんだよね。あのスピードの世界に早く足を踏み入れたいんだよね。


先週の日曜、強烈な春一番が吹いたときなんだが、これまでに体験したことのない追い風で走ったら、ふつうに漕いでいるのに時速40㎞出てしまった。そのとき思ったのだ、「あぁ、これがロード乗りの方々が当たり前に味わっている世界なのか…」と。




そんなわけで、かれこれ1年以上、どのロードバイクにしようか悩み続けていて、先月ようやく購入予定の車種が決まった。





結論からいうと、LOOK566なんだが、ここに至るまではあれでもない、これでもないと思い悩んだものだった。




b7c11fe8.jpg



※画像はなるしまフレンドさんおHPから拝借(リンクはこちら


ちなみに、これまで検討したのは、RNC7(アンカー)、AR4(FELT)、ORC06(Panasonic)、refale(BOMA)、そしてLOOK566(LOOK)の5台。いったいどんな紆余曲折を経てこれに決めたか、順を追って書いてみよう。





■アンカー
<欲しくなった理由>
ホリゾンタルでクラシカルなのがなんとなくいいと思い込んだ。デザインやラグが美しい。これは間違いない。ただ、あえてクロモリを選ぶという、時代に逆行してるオレ、カッコイイというアホな感覚もあった。今思うと、恥ずかしい。



<却下した理由>
「クロモリ=極上の乗り心地と振動吸収性」を期待して、外苑前のオフィシャルショップで試乗させてもらった。そしたら、萎えた。まず、重い。走ってて軽快感がない。じゃあ代わりに乗り心地がいいかといえば、「悪かないけど?」レベル。



ヒトコトで言うと、鈍重な印象を受けた。これに24万円払うのはもったいないので却下。



でもね、却下はしたけど、もし街乗り用クロモリを買うならこれにしようと思う。軽快感はなくても、のんびり走るにはよいと思うし、なにより美しい。色も選べるし、シルエットは抜群によいと思う。




■FELT



<欲しくなった理由>
お世話になっているお店にAR1があって、もうめちゃくちゃかっこいい。惚れた。RNC7とまったくベクトルちゃうやんけ、というツッコミがありそうだが、好きになってしまったものは仕方ない(笑)。


マットブラックが渋くて個人的に好きなんだけど、ARにはそれがあり、なおかつ似合う。戦闘機みたいで、かっこいいよお。



50万円以上するAR2にイベントで試乗させてもらったら、これまた素晴らしい。眺めてよし、乗ってよし、文句のつけようがない。心は固まった、はずだった・・・。 


<却下した理由>
でも、結局却下した。トライアスロンやるわけじゃないし、横風に弱いかなという気がした。あと、意外にフレームが重く、普通に組むと平気で8kgを越えるというのもマイナスポイント。



クロモリを検討していたくせに何ほざいてんだ、という気がしないでもないが、せっかくのカーボンで重いのはヤダ。AR4より3が本当はいいんだけど、価格が急に跳ね上がるので、うーん・・・となった。でも、いまだにARのデザインは好き。むっちゃ、大好き。

 
 
■Panasonic

<欲しくなった理由>
ARに別れを告げた後、気持ちは再びクロモリに戻ってしまった。なんとなく、「カーボンは初心者にはもったいないんじゃないか」という心境になったからだ。



そんなとき出会ったのが、パナソニックのORC。20万円前後と価格もこなれているし、デザインも悪くない。やっぱ最初の1台はクロモリだろ!という気になる。やれクロモリって息巻いたり、いやいやカーボンだろって騒いだり・・気持ちがコロコロ代わるオレってなんなの。


 
<却下した理由>
イベントで偶然にコルナゴのMASTER X-LIGHTに試乗して、そのショボさにがっくりきたのが理由。



ORCに乗ったわけではないが、それより高いMASTER X-LIGHTがたいしたことないなと感じたので、「クロモリはやっぱ無しだわ。やっぱカーボンでいくわ。初心者はカーボンにしちゃダメとかっていう勝手な思い込みとか遠慮なんて知らないわ!あたし、もう悩まないわ!」とクロモリに決別。やれやれ。


 
 



■BOMA

<欲しくなった理由>
お世話になっている店の大将一押しだったこと。それまで、雑誌でもほぼ見たことがなく、知ってる人はしってる的なブランド。あまり乗っている人がいないってのがミーハーっぽくなくて(・∀・)イイ!!って思ったのがキッカケ。まあ、その考え方自体がすでにミーハーっぽいんだけど(笑)。



いくつかある車種のなかで、リファールがお値段的に許容範囲(フレームで18万円弱)で、かつデザインもよかった。大将が実際にリファールを所有してて、何度か試乗させてもらったんだけど、なかなか良かったので、デザインだけじゃないんだぞっていう安心感もあった。(今思えば、DURA-ACEで組まれていたんで、そりゃええに決まっとるわな・・・) 


 
<却下した理由>
ほぼリファールで心は固まっていたんだけど、まったく眼中になかったLOOKというブランドを、たまたま会社の人に勧められた。そもそもLOOKは、いっさい眼中になかった。だから勧められた瞬間、「はぁ!?」ってなった。



だって、LOOKなんて、自分には手の届かない「超高級ブランド」だったから。一般人が車を買うときに、ポルシェを検討しないようなもん。そしたら、フレームが19万円っていうじゃないですか・・・。
 
 
 



■LOOK



<これに決定した理由>
まずデザインが気に入った。一目惚れってやつだな。神宮のなるしまフレンドに実車があるってウェブで見たので、わざわざ週末に出かけて見てきた。調べてみると、LOOK566はロングツーリング向けのバイクで、わりと柔らかめなフレームで乗り心地重視。レース向けではない。




持ち主のブログとか試乗会体験の記事を検索しては、レビューを目を皿のようにして読みまくった。そしたら、いいじゃないですか・・知れば知るほど欲しくなったわ・・・。




そもそも、オレはスピードを競うレース的なモノに興味ない。マイペースでツーリング行くのが好き。人とは競わないセンチュリーライド的なイベントは興味あるけど。だったら、566ってベストチョイスじゃね?






というわけで、いつかはわからないけど、LOOK 566 を買うことに決めました。



コンポは何にしようかな~。






<<<追記\(^o^)/>>>


結局、2014年1月にBOMA の Refale(リファール)を購入しますた。
LOOKだLOOKだ騒いでたクセにスマン。




その顛末は、下記からどうぞ。( ・∀・)つ旦、


ロードバイクオールカタログ2014



ロードバイクを始めるときに読む本

断言してもいいけど、「どれにしようかなー(^^)」って雑誌やカタログを眺めて悩んでいる時がイチバン幸せだよ!

このひとときを味わうために、もう1台バイクを買いたいくらいだよ!(笑)